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英語で「スリに遭いました!」いざという時のトラベル英会話

観光地を巡って写真撮影をして、現地の美味しいグルメを満喫。
家族や友達へのお土産選びも欠かせない大事な時間。
ホテルではいつもと違った一日を振り返りながらリラックスして就寝。

そんな楽しい時間ばかりのはずの海外旅行。

しかしふと気づいたら、バッグに入れておいたはずの財布が無い!というトラブルが発生!

今回はそんないざという時に使う英語、日本ではなかなかないことですが海外旅行中にスリに遭ってしまった時に使う表現をみていきましょう。

「スリに遭いました。財布とパスポートを盗られました。」

これを英語で現地の警察に伝えなければいけない時、一体どのように言えばよいのでしょうか。

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スリに遭いました。


I got pickpocketed.

これが「スリに遭いました。」という定番英語フレーズです。

pickは取る、

pocketはポケット

ですね。もともとはポケットの中から盗むという表現を意訳することでスリとる、スルという意味になっています。

gotをbe動詞に変えても同じ意味として使えます。
I got pickpocketed.
= I was pickpocketed.

財布とパスポートを盗られました。

また、別の言い方として、「財布とパスポートを盗られました。」という表現をすることもできます。
これは、私が〇〇に~された。という受動態の表現ですね。

この場合〇〇に該当するのはスリ。
スリをする人間のことを英語で
pickpocket

もしくはthief

といいます。
では早速この文章を英語に直訳してみましょう。

I got stolen my passport by a pickpocket.

間違いではありません。通じます。
ただ、ナチュラルな表現とは言えません。

実は日本語表現には受動態表現が多く、今回のケースもまさに受動態。
しかし、実は英会話では受動態よりも能動態を用いて表現することの方が多いのです。

日本語表現:私が〇〇に~された。(受動態)
→英語表現:〇〇が~した。(能動態)

ナチュラルな英会話をするにはこの変換が必要になることがあります。

つまりこの場合、スリが主語になって財布とパスポートを盗る、「スリが私の財布とパスポートを盗った。」という能動態での表現を英語で考えた方がナチュラルな英語表現を作ることができます。

となると、A pickpocket stole my wallet and passport.

と言いたいところですよね。
しかし今回の場合、前文で既にI got pickpocketed. とスリに遭ったことを述べている為、主語の重複表現になってくどくなってしまいます。

つまりこの文章の流れで行くと、正解は、

He stole my wallet and passport.

この英文だけみて直訳すると、彼が私の財布とパスポートを盗った。となってしまいますが、「彼」=前文で述べたスリ・犯人を指しているので特に彼として訳されることはありません。

He stole my wallet and passport.
=財布とパスポートを盗られました。という意味になります。

またもし前文、I got pickpocketed.を言わなかった場合でも、Heは抽象的な「人」を表せる為、同じくHe stole my wallet and passport.=財布とパスポートを盗られました。と捉えられます。

そうは言われてもHeは具体的な犯人を知っていると捉えられそうでこの表現は不安だな、と思う方は、
Somebody stole my wallet and passport.

somebody

someone


を主語にして「誰か」に盗られたという表現を使ってもいいですね。

知っておくと得するその他のトラベル英会話はこちら。

I got pickpocketed. も受動態だけど?

日本語表現:私が〇〇に~された。(受動態)
→英語表現:〇〇が~した。(能動態)
ナチュラルな英会話をするにはこの変換が必要になることがあります。

I got pickpocketed.も受動態じゃないの?能動態に直さなくていいの?と思われた方。鋭いです。

ただ、I got pickpocketed.は受動態表現が正解。
「被害に遭う」英語は、get +過去分詞の形で受動態を取ることが多いです。
以下幾つか例をあげておきます。

例:
ぼったくりに遭う
get ripped off

強盗に遭う
get mugged

痴漢に遭う
get groped

詐欺に遭う
get conned

これらは「被害に遭う」系としてまとめて覚えてしまうといいですね。

何があるかわからない

使う機会がないほうがいいのですが、紹介したフレーズは何か被害に遭った際に使いまわしができる便利な表現です。

ツアーなどで添乗員さんがいる、もしくは旅行会社のサポート体制があるならまだしも、個人旅行では自分が英語で警察やホテルの人へ伝えなくてはいけません。

いざという時のため、是非この機会に覚えてしまいましょう。

その他にもある、トラベルに使える英会話はこちら。

まとめ

海外でスリに遭ったときに使う表現、「スリに遭いました。財布とパスポートを盗られました。」=I got pickpocketed. He stole my wallet and passport.の紹介でした。

一部単語を変えて、I was pickpocketed. Somebody stole my wallet and passport. とも言えました。

あわせて、日本語は受動態表現が多く英語は能動的表現が多い。
その為、受動態から能動態への変換がナチュラルな英文を作るのに欠かせないこともあるという事がわかりましたね。

また何を盗られたのかも必ず伝えなくてはいけないので、財布やパスポート以外の所持品に関しても英語で言えるようにしておくと万が一の際に心強いですね。

また、海外旅行時の注意点として、自分の所持品には細心の注意を配り、スリの多いといわれている地域には出来れば近づかない。
ブランド品やカメラは目立たないように所持する。
日本のカフェでのように荷物の置きっぱなしは論外。バッグは常に自分の傍に、きちんと締めて所持する。

これらのことをきちんと心にとめておいてください。

I got pickpocketed. He stole my wallet and passport.このフレーズを実際に使わずに済む旅行をしたいですね。

動画でおさらい

英語で「スリに遭いました!」いざという時のトラベル英会話を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。