強さや気温の特徴で「風」の英語表現を使い分けよう!
春夏秋冬のある日本で、時にはありがたい存在で、時には迷惑な存在にもなるのが「風」です。
春や秋はそこまで気にならないものの、暑い夏に「風」があるのとないのとでは、体調をも左右してしまうほど、変わってきますよね。
また寒い冬に「風」は迷惑な存在。「お願いだから、風吹かないで…」と思ってしまいます。
もちろん日本だけではなく、「風」は世界で起こっていることです。
そんな「風」ですが、心地の良い「風」だったり、 「強風」だったり、日本では「風」をさまざまな呼び方で呼んでいます。
では、英語で「風」はどのように表現するのでしょうか?
日本語と同様に英語でもさままざまな呼び方があるのでしょうか?
今回は「風」についての英語での表現方法を紹介しています。
ぜひマスターして、一歩ステップアップした英会話を楽しみましょう。
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どんな「風」なのか?
そもそも「風」とは、空気の流れや流れる空気自体のこととを意味します。
日本では「そよ風」や「春風」、「隙間風」など、数多く「○○風」と使われていますよね。
例えば、「北風」や「南風」という言葉は良く耳にするのではないでしょうか?
日本では、北風は冷たい冬の風、南風は暖かい夏の風として認識され、使われています。
この風の表現方法は、場所も一緒に伝えているように捉えられますよね。
このように場所を伝えているような言葉もあれば「突風」や「暴風」などのように「風」の「強さ」を表わしている言葉もあります。
そしてそれ以外にも「○○風」という表現が数多く存在するのです。
このような表現は、日本のみならず、実は英語圏でも「風」という言葉は数多くいろんな表現が使われています。
では、英語でこのような表現をするにはどのような言葉を使えば良いのでしょうか?
まず、英語で「風」と言えばまず浮かび上がるのは
「Wind」
「Breeze」
この2つの「風」の違いから紹介していきます。
「Wind」と「Breeze」の違いとは
代表的な「風」の表現方法として「Wind」と「Breeze」の2つの言葉は良く使われています。
この2つの言葉は、どちらも意味に大きな違いはなく、ネイティブも両方使ってるので、どちらも覚えておくのが良いでしょう。
小さな違いとしては、「Wind」は「風」、「Breeze」は「微風、そよ風」というように分けてみましょう。
例えば、
(私は顔に風を受けた。)
・I got the wind in my face.
(私は優しいそよ風を体で感じるのが好きです。)
・I like to feel the gentle breeze on my body.
この例のように大きな違いはありませんが、「風」自体を表わすときは「Wind」を使い、肌で感じるような「風」は「Breeze」を使い表現すると良いでしょう。
「強さ」で変える「風」
日本語でも「強風」や「突風」などで言い方が変わるように、英語でも強さによって表現の仕方が変わります。代表的な表現としては、
「gentle breeze(そよ風)」、
「fresh breeze(疾風)」、
「strong wind(強風)」、
「storm(暴風)」、
「gust(突風)」、
「whirlwind(つむじ風)」
などの言葉があります。
(外はものすごい突風です。)
・It’s very gusty outside.
(その飛行機は暴風で遅れた。)
・That airplane was delayed due to a storm.
(私たちは予期せぬつむじ風に巻き込まれてしまった。)
・We have been caught in an unexpected whirlwind.
(昨日は晴れていて、そよ風が吹いていた。)
・Yesterday was a sunny day with a gentle wind blowing.
というように「風」の「強さ」で表現を変えると、さらに相手に伝わりやすくなります。
風の強さに関しては、他にもさまざまな英語がありますが、まずはこちらの6つの風の強さを覚えて、会話に織り交ぜていきましょう。
こんな英語表現もご紹介。
⇒ 「薬」の英語表現は「drug」じゃない?症状別に表す英語表現とは
「気温」で変える「風」
次に季節によって変わる風の表現です。
季節の気温によって、風の感じ方も変わってきますね。
こちらも、「強さ」と同様、覚えておくと便利です。代表的な言葉としては、
「frosty breeze(凍り付くような風)」、
「chilly breeze(肌寒い風)」、
「cool breeze(涼しい風)」、
「drying breeze(乾いた風)」、
「warm breeze(暖かい風)」、
「sultry breeze(蒸し暑い風)」
があります。
(今朝は風が肌寒い。)
・There is a chilly breeze in the air this morning.
(涼しい風が吹いていた。)
・A cool breeze was blowing.
このように「気温」によっても、風の表現の仕方が変わりますよね。
ただ「風」を伝えるのではなく、このように季節を感じさせるような伝え方はとても大切。
より相手に伝わりやすくなりますよ。
その他の「風」の表現方法
最後にその他の表現方法として、ぜひ会話に取り入れたい言葉です。
(今日は風が強いですね。)
・It is a windy day today.
(秋風が吹いている。)
・There is an autumn breeze.
(風のない日だった。)
・It was a windless day.
このように、
「a windy day(風の強い日)」、
「a windless day(風のない日)」、
「a headwind(向かい風)」、
「a tailwind (追い風)」、
「a north wind(北風)」、
「a south wind(南風)」、
「a spring breeze(春風)」、
「an autumn breeze(秋風)」
という言葉も活用することでより相手に「どんな風なのか」を分かりやすく伝えることができます。
まとめ
このように「風」という言葉には数多くの表現方法があるのが分かったのではないでしょうか?
単に「Wind」や「Breeze」を使って「風」を表現することも良いですが、ぜひこの機会に一歩進化した「風」を伝えていきましょう。
そのためには、どんな「風」なのか、その特徴はどんな「強さ」なのか、どんな「気温」なのか、「どこ」から来る風かを把握し、それに対して適切な表現を覚えておく必要があります。
もし、さまざまな場面での「風」が使いこなせるようになれば、相手に伝わりやすくなるだけではなく、自分自身も成長を実感できるのではないでしょうか?
英会話を一歩ずつ進歩していくためにも、「風」の特徴を伝える場合は、レパートリーを増やしていきましょう。
そのためにも、まずは代表的な「風」の特徴の表現方法を覚え、自分の中に落とし込み、そしてぜひ会話にいかしてみてください。