Let’s goの意味は?日本語のレッツゴーとは違うネイティブの使い方

日本語で、レッツゴー!と言えば、「行こう!」という意味ですよね。
また、レッツゴーピカチュウ!や、ザ・レッツゴーズ!、レッツゴー3匹など、日本語のレッツゴーはゲーム名や曲名、グループ名などに広く使われています。
しかしながら、英語として使われるLet’s goの意味をしっかりと把握している人は少ないのではないでしょうか。
この記事では、英語のLet’s goの意味と使い方を紹介します。
Let’s goには日本語でのレッツゴーにはない使われ方がたくさんあります。例文を通してネイティブのLet’s goの使い方を知り、日常英会話に役立てましょう!
日本語のレッツゴーの意味
レッツゴーは、基本的に出発する時や何か物事を始める時に使われる掛け声ですよね。
行こう!行くぞー!さあ行こう!行きましょう!あるいは、いざ、出陣!などと言い換えられます。
「さあ 元気よくきみも 声出して今日の一日を♪」の歌い出しで始まるポンキッキーズの挿入歌「レッツゴー いいことあるさ」は、まさにこの意味でつけられたタイトルでしょう。
ちなみにこの曲の原曲はアメリカのグループ「ヴィレッジ・ピープル」が歌った「GO! WEST」。原曲は世界中でサッカー応援歌として広く知られていますよ。
英語Let’s goの意味と使い方
日本語で使われるレッツゴーと英語でのLet’s goはイコールではありません。
英語のLet’s goを、行こう!と訳すと不自然になることがあります。
というのも、英語のLet’s goには、「行こう!」以外にも興奮や焦りを表したり、応援したり、または誰かに挑戦するためにと広く使用されているからです。
では、Let’s goの7つの意味と使い方を例文と共に紹介していきます。
①Let’s goで出発の提案
まずは、ある場所からの出発や先に進むことを提案するLet’s goから見ていきましょう。
Let’s goの日本語訳:行こう!さあ行こう!行きましょう!
このLet’s goは、日本語のレッツゴーと同じ意味ですね。日常英会話においてとてもよく使われる用法です。
ポジティブなシーンで使われ、発言者の前向きな心弾むニュアンスが含まれます。
楽しそう!行きましょう!
Sounds fun! Let’s go!
みんな私たちを待ってるよ!さあ行こう!
Everyone is waiting for us! Let’s go!
②Let’s goで出発の命令
2つ目は、前出の用法と同じく、ある場所からの出発や先に進むことを示しますが、出発を急いで焦っているシーンで使われる用法です。
この場合、Hurry up!(急げ!)やBe quick!(早く!)に言い換えられ、相手に対して命令的に指示を出すニュアンスがあります。
Let’s goの日本語訳:行くよ!さあ行くよ!行くわよ!
(早く)行くわよ!バスに乗り遅れたくないでしょ。
Let’s go! You don’t want to be late for the bus.
(急いで)行くよ!あと5分でゲームが始まっちゃう!
Let’s go! The game starts in five minutes!
③Let’s goで開始の合図
Let’s goは、なんらかのタスクを実行させたり、物事を開始する際の掛け声としても使われます。
学校の授業を始める時や、仕事を始める時など、単なる開始の合図と言うよりも、やる気を起こさせる気持ちが込められた言い回しです。
Let’s goの日本語訳:始めましょう、さあ始めましょう、取り掛かりましょう
準備はよさそうですね。では始めましょう。
I guess we are ready. Now Let’s go.
④Let’s goで応援
ゴーゴーレッツゴー!レッツゴー白組!などと応援合戦をした経験がある人もいるでしょう。
スポーツなどで誰かを応援またはサポートする際にもLet’s goは使われます。
Let’s goの日本語訳:フレーフレー!がんばれ!ファイト!いけー!
がんばれ!エンゼルス!
Let’s go, Angels!
⑤Let’s goで喜びを表現
Let’s goは、喜びや安堵または満足を表現することもあります。
この使い方は最近流行っていて、MLBの選手が勝った時や優秀選手に選ばれた時、また、子どもや若者がゲームで勝った時によく使われます。
Let’s goの日本語訳:やったー!よっしゃ!やったぜ!イェイ!
よし、やったー!
Yey! Let’s go!
今はオンラインゲームで外国人と気軽にゲームで遊べる時代。ゲーム中のチャットで、Let’s go!を目にする人は多いでしょう。
⑥Let’s goで新しい挑戦を歓迎
Let’s goで新しいことに対する気合いを見せることもあります。
新年や新しい仕事など新しい挑戦にわくわくし、喜んで受け入れる姿勢を表現します。
Let’s goの日本語訳:さあ行こう!さあやるぞ!
2023年に飛び込む準備はできた。さあ行こう!
Ready to jump into 2023. Let’s go!
⑦Let’s goで喧嘩を煽る
これまでのLet’s goの意味とは全く違った使い方もあります。それは喧嘩の煽り(あおり)としての用法です。
Bring it on!(かかってこい!)と同じ意味で、攻撃的または挑戦的な態度の相手に対して挑発し返す時に使います。
Let’s goの日本語訳:かかってこい!受けて立つ!上等だ!
ケンカ売ってんのか?上等だかかってこい!
You wanna fight? Let’s go then!
Let’s go babyの意味
Let’s go baby(レッツゴー ベイビィ)というフレーズを耳にしたことがある人もいるでしょう。これはスラングで、やったぜ!といったニュアンスになります。
ただ、日常生活のどのシーンにおいても耳にするフレーズではありません。主に使われるのはゲームの世界。
FORTNITE(フォートナイト)やCOD(Call of Duty:コールオブデューティー)などのバトルロイヤルゲームで、外国人ゲーム実況者が勝者にむけてLet’s go baby!と叫んでいます。
Let’s go 〇〇の意味と使い方
Let’s goは、単体として使うだけではなく、Let’s go for ~のように前置詞を伴って文章が続くこともあります。
Let’s go to ~:~へ一緒に行きましょう。
(go to ~で「~へ行く」)
パーティーに行こう!
Let’s go to the party!
Let’s go for ~:~にしましょう。
(go for ~で「~を選ぶ」)
A:なに食べようか?
A:What are we having?
B:お寿司にしよう!
B:Let’s go for Sushi!
Let’s go with ~:~にしましょう。
(go with ~で「~を選ぶ」)
そのアイデアにしましょう。
Let’s go with that idea.
レッツゴーのスペルに注意
レッツのスペルには注意が必要です。Let’sはもともとはLet usの短縮形ではありますが、Let’sとLet usでは意味が異なります。
Let usは、フォーマルな提案(共に~しましょう)、あるいは、強い要求(私達に~することを許可しなさい)を表します。
フォーマルな提案(共に~しましょう)は、かなり堅苦しい響きで、友人同士での会話では使用されず、主にビジネスシーンで使われます。
それではミーティングを始めましょう。
Let us start the meeting.
強い要求(私達に~することを許可しなさい)には、Let’s(一緒に~しましょう)のニュアンスは全くありません。
公園に行かせてよ!
Let us go to the playground!
どうか私たちを行かせてください、お願いです。
Please let us go, please!
まとめ
Let’s goの意味と使い方を紹介しました。
日本語でのレッツゴーは、「レッツゴーサザエさん」のように「さあ行こう!」という掛け声の意味が基本です。
しかしながら英語で使われるLet’s goには7つもの意味があり、多くは初耳というものが多かったのではないでしょうか。
また、最近ではゲームの世界でのみ通用するスラング、Let’s go baby!なんて言い回しも。知っているとばかり思っていたLet’s goの意外な意味や使い方が知れたことと思います。
実際の英会話でもさまざまな意味でLet’s goを使いこなせるよう、振り返りの学習もお忘れなく!