英語リスニング上級編!スピード・表現の広さを身につけるための学習法
上級者レベルのリスニング力を身につけるには、どのような勉強法が有効なのでしょうか。
今回は中級者レベルまでの英語力が身に付いている人へのリスニング力アップのトレーニング法を紹介します。
少し高度な内容となり、英語初心者の人にとっては難しい可能性がありますが、ある程度のスキルが身についていて、さらに上のレベルを目指したいという場合にはぜひ参考にしてみてください。
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映画や海外ドラマで学ぶ
上級者レベルのリスニング力を身に付けるためには、すでに中級者レベルのリスニング力があることが前提となります。
初心者レベルの人がいきなり上級者レベルのリスニング力を鍛えるというのはあまりおすすめしません。
自分の英語レベルに合わない教材で無理やり学習を進めてしまうと、英語力が身に付かないばかりか英語を学ぶこと自体が楽しくなくなってしまう可能性があるからです。
それでは、中級者レベルの人が上級者レベルまでリスニング力を上達させるためには何をすべきなのでしょうか。
今回おすすめしたい方法は、参考書などの教材を使うのではなく、映画やドラマを観ることです。
人気の洋画や海外ドラマなど、興味が湧くものを視聴しましょう。
洋画や海外ドラマを見ることで、日常的にネイティブが話しているフレーズにたくさん触れることができます。
そうすると、ネイティブがよく使う言い回しなどをはじめ、自然な英語が習得でき、さらには単語力アップもはかれるのです。
表現の意味を文脈や状況から理解する
中級者レベルのリスニング力や、読解力があれば、ドラマを見てもおそらく7~8割は理解できるでしょう。
7~8割程度の理解力があり、文脈とシチュエーションをしっかりと読みとることができれば、会話でどのようなことが話されているのか推察することでし、洋画やドラマの内容をほぼ100%理解できるはずです。
つまり、理解できていない2~3割の部分は、予測するというトレーニングを積むことによって理解を補う力を鍛えられるのです。
これはこういう表現なんだな、こういう風に言いたい時はこのようなフレーズを使うといいんだなと予測し考えながら会話を聞いてみましょう。
中級者レベルの英語力があれば、このように洋画や海外ドラマを観ながら会話の意味を推測する、ということができるはずです。
トレーニングに慣れてきたら、実際にフレーズを丸ごと覚えて自分のものにしていきましょう。この流れが非常に重要なポイントになります。
アニメを使った楽しい学習法もあります。
上級者レベルのリスニングを手に入れるには?
中級者レベルのリスニング力と上級者レベルのリスニング力の違いは、ネイティブ同士の会話を聞き取れるかどうかです。
ネイティブ同士が日常会話で話している時のスピードは非常に早いです。
しかし、ネイティブがノンネイティブ、すなわち英語学習者と話す時には、相手にしっかりと理解してもらうためにある程度遅いスピードで話すよう心がけてくれていることが多いのです。
中級者レベルの人の多くは、この遅いスピードの英語に慣れているので、ネイティブ同士が話しているスピードについていくのは難しいかもしれません。
これを解決していくためにも、やはり冒頭で紹介した映画やドラマが役立ちます。
映画の中やドラマの中では、実際にネイティブ同士が話しているスピードや音を聞くことができます。上級者レベルのリスニング力習得したい人は、ぜひこの学習法を試して、ネイティブのスピードについて行く訓練をしてみてください。
また、中級者レベルの英語力があれば、英会話教室などに通う必要はほとんどないでしょう。
先述したように、英会話教室の先生は、日本人生徒に対してある程度ゆっくりしたスピードで話すので、実際のネイティブの会話の早さに慣れるためのトレーニングを積むことはできないかもしれないからです。
ネイティブ同士の会話は英会話教室で実践されるものとはどうしても異なるので、よりハイレベルを目指したいのなら、英会話教室で学ぶよりも映画やドラマを見て勉強するほうが効率的です。
日本に住んでいるネイティブ
日本に住んでいるネイティブとアメリカに住んでるネイティブの話し方はというのが、実は少々異なることがあります。
これは、日本に長年住んでいることによって日本人に通じやすい英語で話すようになるためです。日本人に合わせた独特な英語のしゃべり方が身についていき、ネイティブらしい英語から微妙に変わっていくのです。
実際、日本に住んでいるネイティブが本国に帰った時、なんかお前の英語変だよね、と言われてしまうことがよくあるそうです。
このようなことがあるため、中級者レベルまで英語力が身に付いたら、日本人に合わせた英語を話すネイティブから学ぶのではなく、アメリカやイギリスに在住のネイティブ同士が話す会話を聞き続けると良いでしょう。
そして、もう一つ大事なことは、学んだことを実際にアウトプットをしていくということです。
その方法としては、例えばHUBなど外国人が通っているバーに行ったり、外国人が多く集まる場所へ出かけて友達を作ってみるのも良いでしょう。
中級者レベルの英語力があればある程度コミュニケーションをとることができるので、安心して輪の中に入っていくことができますね。
実際に、外国人が経営しているパブには多くの外国人が集まります。そういったところに頻繁に通ってみたところ、お客さんたちとも仲良くなり、コミュニケーションをとる機会が増え、上級者レベルのリスニング力を身に付けるのに役だったというケースもあります。
お酒を飲みながらなので緊張もほぐれますね。
気兼ねなく会話できる環境を作ることで、アウトプットの絶好の機会となり、英語が身に付きます。
このようなことからも、中級者レベルまで英語力を身に付けたら、自ら積極的にネイティブとコミュニケーションが取れる場に参加し、英語を話す環境を作り出してみるのも良いのではないでしょうか。
リスニングの練習にはこちらの記事が参考になります。
まとめ
基本的な英語は地道に勉強しているうちにマスターできますが、上級者レベルのリスニング力を鍛えることはなかなか難しいものです。
実際、ネイティブ同士の会話というのは非常に早く、ドラマでの会話よりも早口と言われています。
そのスピードや音に慣れるためには、海外ドラマや映画などを使って耳を慣らし、会話の意味を推測しながら英語の表現の幅を広げていくトレーニングを積むことが重要なのです。
この勉強法では英語である程度スムーズに日常会話ができることが前提となります。
英語上級者を目指すのであれば、まずは中級者レベルをクリアし、そこからネイティブの会話を聞くことで、自然な英語を話すスキルを身に付けていきましょう。
動画でおさらい
英語リスニング上級編!スピード・表現の広さを身につけるための学習法を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。