永遠を英語でかっこよく!forever以外にもある永遠の英語表現
映画やドラマを利用して、楽しみながら英語を勉強しているという人も多いのではないでしょうか?映画やドラマ鑑賞をしているときに、文化の違いに触れることもありますね。
日本語ではキザすぎて、なかなか言えないようなセリフでも、英語でかっこよく自然に言っている場面を見ることもよくあります。
さて、今回は「永遠の愛」や「永遠の友情」など、「永遠」「ずっと」「いつまでも」に関する英語の表現をご紹介します。いろいろなフレーズを習得して、かっこよく英語で決めてくださいね。
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foreverは「永遠に」
「永遠」を意味する英語の単語というと、foreverをまず思い浮かべるという人が多いのでは?
foreverはカタカナでの読み方は「フォーエバー」とよく表記されていますが、実はこの単語の中には日本語にはない子音の「f」や「v」が含まれており、発音が難しい単語です。
どちらかと言えば、カタカナ表記では「フォーエヴァー」の方が原音に近いですね。
「f」や「v」は摩擦音と呼ばれる子音で、下唇に上の歯を軽く触れながら息を出して発音します。あまり張り切って、下唇を噛んでしまうと発音しにくいので、軽く触れるくらいにするのがコツです。ぜひ、練習してみましょう。
永遠に(副詞)
forever
foreverの使い方
foreverは文章中で、どのように使われるのか見ていきましょう。
foreverの品詞は副詞です。そのため、動詞、形容詞、副詞などを修飾します。
つぎの例文ではforeverは動詞のloveやbeを修飾しています。
いつまでも愛してくれる?
Will you love me forever?
永遠に愛するよ。
I love you forever.
ずっと友だちでいようね。
Let’s be friends forever.
foreverは「永遠に」という意味から「非常に長い時間」という意味で使われることもあります。例えば、昔から知っている人のことは下記のように表現します。
彼女のことはずっと前から知っています。
I have known her forever.
また、ある作業に非常に長い時間を要する場合にもforeverが使われます。
このように、普段の会話などで、「とっても長い時間」を強調したいときにも使える表現です。
この仕事を終えるのにとても時間がかかったよ。
It took me forever to finish this task.
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eternalは「永遠の」
「永遠の愛」や「永遠の友情」と言いたい場合には、どの単語を使えばいいのでしょうか。ここで、形容詞のeternalの出番です。
永遠の(形容詞)
eternal
eternalの使い方
eternalは形容詞なので、名詞と一緒に使われます。例えば、永遠の愛はeternal love、永遠の友情はeternal friendshipです。eternalは名詞のloveやfriendshipを修飾しています。
永遠の愛
eternal love
永遠の友情
eternal friendship
80年代に流行ったバングルズ(The Bangles)の曲「胸いっぱいの愛」の英語のタイトルは「Eternal Flame(永遠の炎)」で、サビの部分にもeternal flameが出てきます。
英語の教科書に掲載されることが多い曲なので、聴いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。まだ聴いたことがない人は、テンポもゆっくりめで、聴き取りやすい曲なので英語の勉強におすすめです。ぜひ、聴いてみてくださいね。
この気持ちは燃え続ける永遠の炎なのかしら?
Is this burning an eternal flame?
※直訳の「これは永遠の炎を燃やし続けているのですか?」から、いろいろな和訳が考えられます。英語の歌詞を自分なりに解釈して和訳するのも楽しいですね。
「永遠の親友」のスラング
さて、英語の映画やドラマなどで、女の子たちがSNSやチャットでBFFというフレーズを使っているのを見たことがあるでしょうか。このBFFはSNSやチャットでよく使われるスラングで、BFFはBest Friend Forever、つまり、永遠の親友を意味します。ただし、BFFは10代の女の子が主に使っているスラングなので、使う場面には注意が必要です。
エミリーは私の永遠の親友よ。
Emily is my BFF.
永遠に / ずっと / いつまでもの類語
「永遠に」「ずっと」「いつまでも」はforever以外でも、alwaysやeternallyなどの副詞や、具体的な長さをあらわすフレーズを用いても表現できます。それぞれの場面に合わせて使い分けると、より自然な英語になりますよ。
彼のやさしさをいつまでも覚えています。
I will always remember his kindness.
両親のサポートには感謝の気持ちでいっぱいです。
I am eternally grateful to my parents for their support.
※eternallyは形容詞eternalの副詞形です。
一生ずっと君と一緒にいたい。
I want to be with you for the rest of my life.
また、形容詞eternalの類語としては、everlastingやendlessなどがあります。これらの単語も少しずつニュアンスが異なりますので、場面にあわせて使い分けてください。
everlasgingはever-lasgingと表記されることもあり、「ever (ずっと) + lasting (続く)」で「永遠の」という意味。
endlessは文字通り「end (終わり) + less (ない)」から「終わりのない」「永遠の」という意味になります。
永遠の愛を誓うよ。
I promise you my everlasting love.
永遠に続く議論にはうんざりだよ。
I’m fed up with endless discussions.
ところで、「永遠に」という意味の英語の単語を調べると、for goodというフレーズも出てきます。foreverと for goodはニュアンスが少し異なるため、使い分けが必要です。
for goodは日本語ではforeverと同様に「永遠に」と訳されますが、for goodには変化したり、消滅した事柄がこれからずっと続き、もとに戻ることはないという意味になります。
そのため、これまで続いてきたことが終わるという意味合いがあるので、使い方には注意してください。
私の兄はオーストラリアに移住した。
※日本には帰ってこないつもり
My brother moved to Australia for good.
あの人にはもう会いたくない。
I don’t want to see him for good.
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まとめ
今回は「永遠に」「永遠の」に関する、さまざまな英語の表現をご紹介しました。
それぞれの品詞やニュアンスにより、使い方に注意が必要なものもあります。
英語の学習には、単独で単語やフレーズを覚えるのではなく、文章の中で覚えるのが大切です。それぞれの場面を想像しながら、単語やフレーズを練習してくださいね。
そして、永遠の愛や友情を伝えたいときに、今回ご紹介したかっこいい英語の表現をぜひ使ってみてください!