留学生が話せるようになる過程とは?英語スピーキング独り言学習法
留学すると自然と英語が話せるようになると思う方も多いかもしれませんが、実際には英語力が伸びる人、伸びが乏しい人に分かれます。
せっかくお金と時間をかけて留学するなら、英語力を伸ばしたいですよね。
留学開始当初は英語力ゼロの人が2人いたとして、結果として、同じ期間をかけたにも関わらず英語の伸び率が異なってくる。
これは一体なぜなのでしょうか?
今回は、英語力をもっと伸ばすため、スピーキング力を向上させる方法を紹介します。
それでは早速みていきましょう!
>英語が上達する1日3分の無料メール講座<
英語力が伸びる留学とは?避けたい行動パターンと改善策
留学後の英語力伸び率が乏しい人には、共通したポイントがあります。
あなたが今留学中なら、これらのポイントが当てはまらないか、ぜひテスト感覚で確認してみてくださいね。
英語力が伸びない人の行動パターン
- 日本人同士で行動している
- 留学先でも日本語に触れている(テレビ・インターネット)
- 知らない単語や表現を調べない
- ネイティブスピーカーと話す機会が少ない
- 英語に触れる時間が少ない
上記のような現象は、語学留学でありがちなパターンです。
特に留学当初はホームシックに陥ることもありますし、いきなり英語ばかりが聞こえる環境に飛び込むので、ストレスが溜まってしまう人も多いと思います。
そんなとき、日本人の友達ができると気軽に日本語で会話ができて気が休まりますね。
相手と気が合えば、更に楽しくなります。精神的な落ち着きや不安解消を求め、日本語に触れることも悪いことではないです。
しかし、せっかくお金と時間をかけて留学しに来たのです。留学したのに英語が伸びなかったら、寂しいですよね。
初心に返り、思い切って今しかできない事にトライしてみましょう。
留学生活を充実させるためには、大きな目標を立てることが大切です。
例えば、
目標はTOEFLで〇〇点取得!
日常会話で支障がない英語レベルになりたい!
など、人それぞれ、目指したい大きなゴールがあると思います。
ただ、大きな目標設定だけではなく、最も大切なことは、その大きな目標を実現するためのステップを細分化し、その月の目標=マンスリーゴール、その日の目標=デイリーゴールを設け、ゴール達成に向けて挑戦し続けること。
あなたの将来の英語力を左右させるのは、他の誰でもなくあなたです。
つまずいても、また始めればよいのです。
なぜ、英語を学びたいと思ったんだっけ?
何をしにきたんだっけ?誰のためなんだっけ?
初心を思い出して、理想の自分を手に入れましょう!
英語力を伸ばすポイントは?
人気の語学留学先は、定番のアメリカ、イギリス、オーストラリアなど国々です。それらに加え、近年では、フィリピンやフィジーなども安値で留学できるという理由から人気の留学先となっています。
ワーキングホリデーで渡航する場合は、ニュージーランドやアイルランドなどの選択肢もありますね。
留学したばかりのころは英語初心者のため、全く英語が全く話せない人も多いものです。
特に語学学校で英語を学習する場合は、世界中から外国人の生徒が集まります。
母国語によってみんな独特のアクセントがあるため、そんな英語の聞き取りにつまずき、ネイティブスピーカー以外の英語の壁に当たってしまう人もいます。
その際、英単語も英文法もほとんど知らない状態で留学すれば、知っている単語を並べ、コミュニケーションをとることになると思います。
実は、この知っている単語を並べることが、語学力の伸び方に大きく関わってきます。
状況を有効に使おう
例えば、グループレッスンで、自分が言いたいことがあるとします。
英会話初心者の場合、言葉に詰まり、悩んでしまい、まわりを見渡し、言いたい事があるけど黙っておこう!と、黙ってしまうことが多いものです。
そうすると、黙ってしまったまま、発言の機会がないままで、授業が終了してしまいますよね。
これではいつまでたっても語学力は伸びません。
英会話スクールでの英会話は、図々しいくらいで丁度いいのです。
場所によっては、周りにいるのは現地人ばかり。日本語を話せる人が1人もいない!という環境もあります。
これは語学を学ぶ環境としては最適な場所と言えますが、そういった場所で生活することは相当な忍耐が必要になってきます。
そのような状況でも、生活上どうにかして英語で言いたいことを伝えなければなりません。
このような追い詰められた状況になった場合、自分が知っている単語を並べるという手段に出ます。
もちろん、通じないことも多々あるでしょう。
しかし、通じなければ別の単語を使う、または単語を並べ替えてみる、といったことを繰り返していくうちに、だんだんと通じるようになっていきます。
これが英会話をマスターするための、最初の一歩です。
英語が話せるようになるまでにかかる期間は、人それぞれ異なります。
なので、具体的に英語を習得するまでにかかる期間をはっきりと伝えることはできませんが、
あきらめないこと
地道な努力を積み重ねること
これらが、留学成功、語学習得成功への心得です。
たとえ多少文法が崩れていたとしても、伝わる英語が話せるようになれば、相手とコミュニケーションを取ることはできます。
その上で正しい英語を学んでいけば、最終的にはある程度英会話力が伸びている事に気が付けるでしょう。
独り言で英語力アップ!?
英会話スクールには、子供から大学生、社会人など様々な年代の人たちが、多様な志を持って通っています。
語学留学や交換留学を目指すために通う人、仕事で必要になり通う人など、その目的も様々です。
しかし実際のところ、スクールに通ったからといって、結果として英語を話せるようになる人というのは、残念ながらあまりいません。
これは先述したように、グループレッスンだと周りの目を気にし過ぎて、結局何も言えず、もういいか、と発言することを諦めてしまうことが多いためです。
この諦めを繰り返せば、結局、英語を話せないままで終わってしまいます。
これ解決するために、おすすめしたい勉強法が独り言勉強法です。
独り言であれば、周りのことを気にする必要はありません。
英語を話せるようになりたい、という人の多くは、日常会話程度は話せるようになりたいと思います。
日常会話とは、普段自分が思っていることや、感じていることを言葉にしたものです。
独り言とは、まさに自分の考えていること、言いたいことが反映された、自分の日常会話です。
この独り言を英語にできるようになっていくと、スピーキングに役に立っていくでしょう。
独り言勉強法のやり方
独り言勉強法とは、自分の独り言を書き出すことです。
たとえば、なんかお腹空いてきたなぁと思ったら、まずは日本語でいいのでお腹が空いてきたと書き出しましょう。
さまざまな独り言があると思いますが、それを思いつくたびにノートなどに書き出すようにします。スマートフォンに書き出すのも便利ですね。
この独り言には、唯一欠点があります。
それは、実際の会話の時とは異なり、相手に自分がなぜそのように感じているのかを説明しなくていいことです。
よって、独り言勉強法をより実践的に英語の勉強として役に立てていくためには、理由を説明することが大切です。
お腹がすいていることには理由がありますよね。
例えば、朝ごはんを食べていないから。なぜ朝ごはんを食べていないかというと、今朝は寝坊してしまったので、食べる時間が無かったから。これが、お腹が空いた理由ですね。
ノートやスマートフォンに独り言を書き出す際には、このように、その独り言に至るまでの経緯をしっかりと書き出しましょう。
これは日本語で問題ありません。
日本語でお腹空いた、朝ごはんを食べてないから。お腹空いた、朝寝坊して何も食べる時間がなかったから。と書いておきましょう。
実際の会話では、結果を伝えるだけだと、自分が何を言いたいのか、相手に伝わらなくなってしまうケースが多いです。
自分がなぜそう思ったのか?その経緯を相手に伝え、会話を弾ませることができるようになるためにも、独り言を思いついたら、その独り言に至るまでの経緯を付け加え、書き留めておきましょう。
STVを意識して英語変換
独り言を、その経緯と一緒に書き留めていく。これを1週間続けたとしましょう。
すると、同じような表現がたくさん出てくると思います。
独り言は自分の日常会話であると先述しました。
つまり、このリストに書かれていることが、普段自分が英語で表現したいこと。すなわち、自分が学ばなければいけない英語の表現なのです。
まずは、誰が、いつ、何なのか/何をしているのか。この語順でこの独り言リストを整理し、それを英語にしていけばOKです。
では、実際に英語にしてく時にはどうすればいいのでしょうか?
基本的に英語の語順で非常に重要なのは、STVです。
S=主語
T=時制
V=動詞
英語は、基本的にこの順番で話されることが非常に多いので、この語順を意識しましょう。
この語順を簡単に言うと、誰が、いつ、何なのか/何をしているのかということです。
誰が、いつ、何なのか/何をしているのかの順番で、自分の独り言と、その独り言に至るまでの経緯を英語に変えていく。
まずは、このようにして英語を書いてみましょう。
人間は習慣の生き物なので、書く練習をすれば当然書けるようになります。
そして、書きあがった英文を、声に出して話す練習もしてみましょう。
声に出す時に注意したい点は、ただ単に音を出すのではなく、自分の感情を込めて言うようにすることです。
日本語でお腹が空いた、と言うときも、棒読みはしませんよね。あ~、お腹空いた~!!と、気持ちがこもった表現になっているはずです。
自分の感情と音が一致した時に、それが言語を習得したことになるのです。
STVを意識しながら、独り言とそこに至るまでの経緯を英語にし、感情を込めながら声に出し、練習を重ねていく。
この独り言勉強法を繰り返していくことで、スピーキングは確実に上達することでしょう。
まとめ
英会話を上達させるためには、英語圏に留学をするのが一番の近道でしょう。
英語を使わなければならない状態に追い込まれることで、結果的に自分の中に英会話が身についていくのです。
留学するのが難しい場合には、英会話スクールに通うのも良いでしょう。
しかし、スクールで学べるのは英語の基礎的な部分が多く、実際に海外に行った時に使える英語力はなかなか身につきません。
今回紹介した独り言勉強法を並行して行い、実際に役に立つ英語力を身につけましょう。
また、海外には日本好きのネイティブスピーカーもいます。
インターネットなどの情報を通して、アメリカ人やイギリス人などのネイティブスピーカーと知り合い、発音と文法を確認してもらっても面白そうですね。
そこで、知らない単語が出てきたら逐一調べることを習慣にしておきましょう。
日々コツコツと新しい単語の知識を蓄えていくことで、語彙力も確実に向上します。
今回紹介した独り言勉強法は、すぐに始められる学習法でもあります。
普段の独り言をメモに書き出し、それを英語にして声に出して読む。
これを繰り返すことで、頭の中で英語で考える時間が増え、英語脳へと思考回路が少しずつ変わり、日常会話が自然と身についていくことでしょう。
動画でおさらい
留学生が話せるようになる過程とは?英語スピーキング独り言学習法を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。