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書籍レビュー:[音声DL付]話す英語 実戦力徹底トレーニング

『[音声DL付]話す英語 実戦力徹底トレーニング』は、忙しい社会人が、短期間で「相手に配慮しながら目的を効果的に達成する“大人の英語”」を身に付けられるように編み出されたトレーニングブックです。

言語行為別に分類された、日常生活・ビジネスに必要不可欠なやりとりを中心に、合計107の英会話パターンを効率的に習得することができるので、もうビジネス英語で戸惑うことはありません。

ところで、あなたは、日本語で伝えられる内容を100%としたとき、英語で伝えられる割合はどれくらいですか?

著者によれば、この問いに対して「20~30%」と答える人が少なくなく、日本の英語学習者の多くは、やはりスピーキングにかなりのハードルを感じているというのが実情のようです。

その背景としては、

  1. 学生時代の英語学習は読み書きが中心で、英語を聞いて話すことの体系的トレーニングを受けていない。
  2. 英語でのやり取りに触れる機会が圧倒的に少なく、その結果、相手や状況に応じた表現の使い分けや調節が難しい。

という2つの点が挙げられます。

本書では、社会生活によく登場する言語行為を12個取り上げ、様々な目的を達成するための英語らしい伝え方について、集中的にトレーニングを行います。

また、同時に、表現のバリエーションを増やし、状況に応じて表現を調節するスキルを養うことによって、最終的にこれら2つのハードルを克服することが可能になるのです。

12の言語機能に分類された各チャプターは数個のユニットで構成されており、学習者は、具体的に設定された場面で主人公になり切って、会話のミッションをこなしていきます。

例えば、「問い合わせ・質問をする」のチャプターでは、「必要なものを得るために尋ねる」「所要時間を尋ねる」「費用・予算などを尋ねる」「意見・感想を尋ねる」の4つのユニットに分かれていて、実際にテキストを開いてみれば、リアルな場面設定、キーフレーズ集・解答例・解説・「伝えるコツ」のコラボレーションに舌を巻くことでしょう。

【ミッションの例①】
話題:軽い、人間関係:近い

あなたはある企業で、オンライン販売に携わっています。
ウェブサイトをリニューアルすることになり、先日、デザイン案がいくつか届きました。
それらについて、社内の人の意見を聞きたいと思っていたところ、社内の友人ラリーが声をかけてきました。彼の意見を尋ねなさい。

【ミッションの例②】
話題:重い、人間関係:遠い

あなたは旅行会社で、受注を担当しています。
ある顧客から、出張のためのフライトとホテルを予約したいとの電話がありました。
価格次第でさまざまな選択肢があるので、先ずはその顧客に、予算について質問したいと思っています。
費用はどのくらいを考えているのか、また、勤め先には使える費用の上限があるかを尋ねなさい。

本書の特徴は、上記の例に代表されるように、各ユニットのミッションが大変リアルで、話題の軽重や人間関係の遠近まで細かく設定されているという点です。

ビジネス英語のテキストは数えきれないほどありますが、これほど細かい場面設定を伴うミッションを課しているテキストにはなかなかお目にかかれません。

出版元であるアルクが誇る通信講座のエッセンスをそのまま凝縮したような濃密な1冊になっているので、もはやこれ以上濃いトレーニング本を作るのは難しいとさえ思われるほどです。

とにかく、どのページをめくっても、濃厚なエッセンスが満ち溢れているので、最初から完璧に何もかもやろうとせずに、自分が気に入ったミッションから1つずつクリアしていくのが挫折しないコツです。

巻末には「Extra1:大勢に向かって話す」「Extra2:スモールトークをする」の番外編と「キー表現&お役立ち表現チェックリスト」が付属していて、まさに最初から最後まで至れり尽くせりの内容になっています。

『[音声DL付]話す英語 実戦力徹底トレーニング』は、ビジネスシーンで使える英語を効率的にマスターしたい人、これまでの例文暗記だけでは物足りないと感じている人、洗練された大人の英語を一早く身に着けたい人には最適のトレーニングブックです。

ビジネス英語のお悩みを解消したいと切に願う全ての人へ贈るこの1冊、1日1ミッション、さっそく今日から挑戦してみませんか?








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