3つのシーン別「お疲れ様」の英語表現!ビジネスで使える簡単フレーズ
日本語では「お疲れ様」という言葉を頻繁に使いますよね。
実は「お疲れ様」という言葉はビジネスシーンにおいてはとても便利な言葉なんです。
同僚や上司への挨拶、労をねぎらう場合、メールの冒頭、職場の内線電話の話し始めなど、さまざまなシーンで使用していると思います。
このような便利な言葉は、英語でもあると思っていませんか?
実は英語では、日本語の「お疲れ様」に 該当する言葉は存在しないのです。
英語では、シチュエーションに合わせてフレーズを使い分けています。
そこで、職場で使えるシチュエーション別に簡単なフレーズをご紹介していきますね。
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プロジェクト終了時や、仕事で疲れている人にかける「お疲れ様」
仕事に対しての感謝やねぎらいの気持ちを込めた「お疲れ様」のフレーズです。
相手との関係によって、使用するフレーズも変わってくるので、注意して覚えていきましょう。
相手を労わる意味で言うフレーズ
You’ve got to be tired.
You must be tired.
相手が疲れている場合にねぎらいの気持ちを込めて使う「お疲れ様」です。
この表現が、日本人がよく使う「お疲れ様」の意味に近いフレーズではないでしょうか。
このフレーズは、目上の人にも使えるので、覚えておくと良いでしょう。
ただし、基本は信頼関係が出来上がっている人に対して使うフレーズ。
初対面の人に対しては言うと失礼にあたります。
配達の人やタクシーの運転手などに、ねぎらいの気持ちをこめて、このフレーズを使うと、馴れ馴れしくなるのです。
そのような場合は、「Thank you」
と言うのが一般的です。
プロジェクトなどが終わった時などに使うフレーズ
Well done!
Good job!
Good work!
Great work Ashley.
Excellent job!
これは、目上の人が目下の人に使うフレーズです。
英会話教室などで、先生が生徒に使うのに使われているので、耳にしたことがある人も多いと思います。
ビジネスシーンでも上司が部下に、先輩が後輩によく使うフレーズになります。
直訳すると「よくできました」。
しかし、日本でも目上の人に「よくできました」とは、言わないのと一緒で、目上の人に使うと失礼になる表現なので、注意してくださいね。
また、「Good job!」と「Good work!」は同じ意味ですが、使い分けができます。
「Good job!」は
結果が良かった時に、
「Good work!」は
結果を問わず頑張ったという時に使用しましょう。
丁寧に感謝を込めて使うフレーズ
Thank you for~
「~をして下さり、ありがとうございます」「~の件、ありがとうございました」と、感謝の気持ちとねぎらいの気持ちを伝えることができるフレーズです。
この表現は、目上の人に感謝を伝えたい時にも使えるフレーズ。
「for~」の部分を工夫すると使い方のバリエーションも増えるので、とても便利なフレーズです。
例えば、
Thank you for your help, I really appreciate it.
さらに一文感謝の言葉を付け加えるだけで、より感謝を強く伝えることができるようになります。
すれ違いや退社時の軽い挨拶の「お疲れ様」
廊下やエレベーターなどで、同僚と会った時も「お疲れ様」と挨拶しますよね。
そのような軽い挨拶は、どのように表現するのでしょうか?
同僚とすれ違う時のカジュアルな挨拶
Hello.
Good morning.
Good afternoon.
通常の挨拶のフレーズをそのまま使います。
親しい人で、もっとカジュアルに表現したい場合は「What are you up to?」も
使うことができます。
しかし、この表現は、本当にカジュアルなので、親しい同僚に使用してくださいね。
同僚とエレベーターなどで会った時に使うフレーズ
How are you doing?
How’s it going?
How’s life?
Are you all right?
これらのフレーズは、前に「Hi」
などをつけて、挨拶としてエレベーターなどで会った時などに使用します。
4つのフレーズをご紹介しましたが、注意して欲しいのは「Are you all right?」です。
このフレーズは、イギリスでのみ使われており、アメリカやオーストラリアでは、直訳の「あなたは大丈夫ですか?」という意味になってしまいます。
そのため、もし使う場合は、イギリス人のみに限定してください。
上司や目上の人とのすれ違いの挨拶
Good morning to you Mr. ~.
How are you, Mrs.~?
これらのフレーズは、軽い挨拶ですが、少し丁寧な表現。
上司や目上の人とすれ違う時に使います。
退社する時に使う挨拶
Have a nice evening.
See you tomorrow.
Have a great weekend.
See you next week.
日本では、仕事を終えて退社をする時も「お疲れ様でした」と上司や同僚にねぎらいの挨拶をして帰りますよね。
しかし、英語圏では、上司や同僚にねぎらいの挨拶の風習はなく、自分が退社をすることを伝えることができれば良いのです。
英語圏では、これらの表現が、退社時の「お疲れ様」に該当するフレーズになります。
内線やメールで使う「お疲れ様」
内線で他の部署に電話をする時、相手が出たら「お疲れ様です」と挨拶しますよね。
メールでも文頭に「お疲れ様です」と書き始める人の方が多いと思います。
では、これらの「お疲れ様」は英語でどのように表現するのでしょうか。
内線などで別のオフィスに電話をした時のフレーズ
Good afternoon.
Good evening.
How do you do today sir?
Good day to you.
電話では「お疲れ様」という意味のフレーズは使わず、通常の挨拶のフレーズを使い本題に入ったり、話したい相手に変わってもらいます。
ビジネスメールでの文頭の「お疲れ様」
Hope you are doing well.
I hope you are well.
これらのフレーズは、初めてメールを送る相手や、取引先の相手、同僚にも「お疲れ様です」「お世話になっとります」という意味で使えるので、ぜひ覚えておきましょう。
ビジネスメールの書き出しに迷った時には、このフレーズから始めれば間違いないでしょう。
メールで返信をする時に使う挨拶
Thank you for getting in touch.
Thank you for getting in contact.
これらのフレーズはメールを返信する時に使う挨拶です。
メールで仕事依頼や問い合わせの返信や、新しい担当者からの挨拶メールの返信に「ご連絡ありがとうございます」という意味をこめて使います。
知らない相手への返信は「お疲れ様」という意味のフレーズより、こちらのフレーズの方が良いでしょう。
まとめ
3つのシーンに分けて英語での「お疲れ様」について紹介させて頂きました。
私たちがビジネスで「お疲れ様」という言葉を頻繁に利用し、便利な言葉であることを再認識したのではないでしょうか。
英語でも状況によって「お疲れ様」というフレーズを使い分けられるようになると、人間関係がうまく構築でき、仕事がスムーズに進むようになるかもしれません。
そのためには、シチュエーションに合ったフレーズをいくつか覚えておきましょう。
ネイティブの人がどのような場面で、どの挨拶をするか日頃から気を付けてみたりすると英語上達のカギになりますよ。