ビジネスでもお役立ち!日付の4つの英語表記を使いこなそう!
日付は英語でも基礎ですが、基礎だからこそ迷った時になかなか人に聞けないものですよね。
「アメリカ式日付カジュアル」
「アメリカ式日付フォーマル」
「イギリス式日付カジュアル」
「イギリス式日付フォーマル」
この4つのパターンを紹介します。
この4つを覚えておけば、日付で困ることはないでしょう。
また、メールやビジネスファイルの名前の付け方なども紹介しますので、仕事でも役立ててください。
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アメリカ式とイギリス式の日付の違い
英語での日付には、アメリカ式とイギリス式があるのはご存知でしたか?
あなたは普段どのように日付を書いていますか?
アメリカ式とイギリス式
例えば、2017年8月2日という日付を英語で書くとどうなるでしょうか?
アメリカ式:8/2/2017 or 8/2/’17
イギリス式:2/8/2017 or 2/8/’17
アメリカ式は
「月→日→年」の順になり、
イギリス式は
「日→月→年」の順になります。
「8/2/2017」と書かれていた場合、2017年8月2日か2017年2月8日か迷いますよね。
この場合は、相手がイギリス英語を使うのかアメリカ英語を使うのかを考えてみてくださいね。
アメリカ式使用圏とイギリス式使用圏
アメリカとイギリスでは、日付の書き方が異なることが分かりましたね。
ただし、英語を使うのはアメリカとイギリスだけではありません。
ここでは、アメリカ式を使用している国と、イギリス式を使用している国を紹介します。
アメリカ式を使用している国:アメリカ、カナダ
イギリス式を使用している国:イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、インド、南アジア
注意が必要なのは、カナダです。
カナダでは「月→日→年」「日→月→年」のどちらも使われているので、どちらかわからない場合は確認した方が良いでしょう。
また、フィリピンやサウジアラビアもカナダと同様に、どちらも使われているので注意してください。
会話用日付とビジネス用日付の違い
日付の表記方法はアメリカ式とイギリス式の2パターンがあると紹介しましたが、さらに会話用かビジネス用かでそれぞれ表記が異なります。
会話用とビジネス用が使い分けられるようになると、よりネイティブに近くなるので、ぜひ覚えてくださいね。
日常会話用とビジネス用の日付
日常会話用とビジネス用とでは表記が異なります。
アメリカ式日常会話の日付:8/2/2017 or 8/2/17
イギリス式日常会話の日付:2/8/2017 or 2/8/17
アメリカ式ビジネス用の日付:August 2nd, 2017 or Aug. 2nd, 2017
イギリス式ビジネス用の日付:2nd August, 2017 or 2nd Aug., 2017
上記の様に、ビジネス用は月を数字ではなく、文字で表記します。(短縮系でも可)
また、日付も数字だけでなく2日なら「2nd」のように表記します。
ビジネスやフォーマルで使用する日付は、
「1日=1st」
「2日=2nd」
「3日=3rd」
1、2、3、21、22、23、31日は数字の後に「st、nd、rd」を付け、それ以外は「4日=4th」のように「th」を付けます。
日付に曜日を付ける場合
日付に曜日をつけたい場合は、アメリカ式、イギリス式両方とも日付の前に曜日を持っていきます。
2017年8月2日(水)を書くと下記のようになります。
アメリカ式:Wednesday, Aug. 2nd, 2017、Wed., Aug. 2, 2017
イギリス式:Wednesday, 2nd Aug., 2017、Wed., 2 Aug., 2017
ビジネスで、メールやファイルに日付を入れる場合
ビジネスにおいて、メールのタイトルに日付を入れたり、保存するファイルに日付をつけて保存したり場合は多々あります。
こんな英語表現もご紹介。
⇒ 英文法を習得しよう!5分で復習できるbe動詞の使い方
メールで日付を使う場合
メールで日付を使う時は、「スラッシュ( / )」を使うと、アメリカ式とイギリス式では月と日が入れ替わり、誤解を生じる場合があります。
そのため、メールではできるだけ月の表記は文字「August」「Aug.」を使うことをオススメします。
「Aug. 2, 2017」(アメリカ式)
「2 Aug., 2017」(イギリス式)
また、ミーティングなどの案内で、日付と時間を入れたい場合は、
Wednesday, August 2, 2:00 p.m.(アメリカ式)
Wednesday, 2 August, 2017, at10:00 a.m.(イギリス式)
などのように、時間と一緒に「AM」「PM」などを付けるようにしましょう。
ファイルに日付を付けて保存する場合
ビジネスで、仕事仲間や取引先にファイルを送る場合、日付をファイル名に入れるのは役に立ちます。
「アメリカ式」「イギリス式」どちらにするか、通常は相手に合わせます。
しかし、まずは自分がどちらのスタイルをとるか決めておきましょう。
そうしないと混乱してしまいますし、相手もどちらのスタイルで送れば良いのかわからなくなってしまいます。
ファイル保存の場合は、「スラッシュ( / )」を「ハイフン(-)」に置き換えます。
「8-2-2017〇〇〇」(アメリカ式)、
「2-8-2017〇〇〇」(イギリス式)
日付と一緒に使う前置詞は何?
日付の前につける前置詞は、月、日、曜日、週などによって異なります。
ここでは、それぞれに使う前置詞をご紹介します。
時間に使う前置詞「at」
「at」はイメージとしては「点」のイメージです。
そのため、時間はピンポイントの点になるので、時間には常に「at」を使います。
We will arrive at 5:30pm.
曜日や特定の日に使う前置詞「on」
「on」のイメージは「線」です。
曜日や日が線のイメージというのは、イメージしにくいかと思うでの、曜日、日にちは「on」と覚えておきましょう。
I usually work on Thursdays.
My birthday is on August 6th.
月や週に使う前置詞「in」
「in」は週や月など幅のある時間に使います。
「in the morning」も
inを使いますが、ある程度時間の幅があると考えることもできます。
I will leave for Japan sometime in October.
Please arrange a factory tour for us sometime in the first week of August.
まとめ
英語で日付を書く時は、「アメリカ式」と「イギリス式」があるということを覚えておいてください。
さらにそれぞれに、日常会話用とビジネス用の表示の仕方があります。
つまり「アメリカ、日常用」 「アメリカ、ビジネス用」「イギリス、日常用」「イギリス、ビジネス用」の4パターンを覚えれば日常、ビジネスの場面でも困ることはないでしょう。
さらに、ビジネスの場面で役立てたい人は、ファイル名の日付の入れ方やメールでの日付表現なども覚えておくと便利でしょう。
ただし、まずは自分が「アメリカ式」「イギリス式」どちらのスタイルをとるか決めることから始めましょう。