Authentic(オーセンティック)の意味は?genuineとの違いや反対語も解説
最近、Authenticという言葉が注目を集めています。特にZ世代やセレブの間で頻繁に使われるこの言葉には、どんな意味が込められているのでしょうか?
この記事では、authenticの意味や使い方、反対語、そしてgenuineとの違いについて詳しく解説します。
この記事を通じて、authenticへの理解を深めましょう!
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Authentic(オーセンティック)とは
authenticの読み方は「オーセンティック」です。
この言葉は、特にZ世代の間で注目されている言葉です。Z世代とは、1990年代後半から2000年代に生まれたデジタルネイティブ世代であり、インターネットやSNSを通じて「本物」や「真実」を求める傾向が強い世代です。
さらに、2023年にはアメリカのオンライン英語辞典「Merriam-Webster(メリアム・ウェブスター)」がauthenticを「Word of the Year 2023」に選出したこともあり、注目度が一層高まりました。
また、レイニー・ウィルソン、サム・スミス、テイラー・スウィフトなどのセレブが「Authentic Voice(本物の声)」「Authentic Self(本物の自分)」といった形で好んでこの単語を使用していることも人気の一因です。
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Authenticの意味と使い方
authenticはさまざまな文脈で使われる多義的な形容詞。「本物の」「真正の」「信頼できる」「正統な」など多くの意味を持ちます。
語源は、古代ギリシャ語の「authentes(自らの権限で物事を実行する人)」に由来し、この語は「本物の」や「真の」という意味に繋がっています。
以下で、authenticのをそれぞれの意味での具体的な使い方を例文と共に見ていきましょう。
authenticの意味と使い方①本物の、真正の
authenticは、「本物の」「真正の」という意味で最もよく使われます。物や事象がオリジナルであることを強調し、genuineと言い換えることができます。
これはゴッホの本物の絵画です。
This is an authentic painting by Van Gogh.
このソファは本革製です。
The sofa is made from authentic leather.
authenticとgenuineの違いは、authenticはオリジナリティや歴史的価値を強調し、genuineは真実性や誠実さを強調する点です。
例えば、This is an authentic painting by Van Gogh.と言った場合、絵画がオリジナルであり、歴史的または文化的な価値を持つことを強調しています。つまり、ゴッホ自身が描いたオリジナルの作品であることを示しています。
一方、This is a genuine painting by Van Gogh.と言った場合は、絵画が真実であり、偽物ではないことを強調しています。つまり、ゴッホの作品であることが確認されており、偽物ではないことを示しています。
authenticの意味と使い方②信頼できる
authenticは、「信頼できる」「確実な」という意味でも使われます。reliableと言い換えが可能です。
会社の収支に関する報告書は信頼できるものです。
The report regarding the company’s income and expenditure is authentic.
新しい取締役は信頼できるリーダーシップを持っています。
The new director has authentic leadership.
authenticの意味と使い方③正直な
authenticは「正直な」「自分に忠実な」という意味でも使われます。honestと類似していますが、authenticは「自分自身に忠実であること」を強調し、内面的な正直さを意味します。
一方、honestは「他人に対して正直であること」を強調し、外面的な正直さを意味します。
自分に正直になりなさい。自分がすべきことで他者のいうことに耳を傾ける必要はない。
Be authentic. You don’t need to listen to others regarding what you should do.
上記のように、be authenticの形で使われる場合は、「自分に正直である」という意味合いが強くなります。
authenticの意味と使い方④正統な
authenticは、「正統な」「正式な」という意味でも使われます。物や事象が公式に認められていることや、権威あるものとして認識されていることを強調します。
legitimateと言い換えが可能です。
その王冠は徹底的な調査の結果、正統なものであることが証明されました。
The crown was proven to be authentic after thorough examination.
authenticの意味と使い方⑤ファッションにおけるauthentic
authenticは服に対しても使われます。特にファッションの文脈では、「本物の」「正統派の」「本格的な」という意味で使われ、正統派な服装やトラディショナルな着こなしを指します。
例えば、スーツやドレスなどの正装がこれに該当します。
彼は自分の個性を反映した正統派のスタイルを持っています。
He has an authentic style that reflects his personality.
>>timeless(タイムレス)の意味は?ファッションや歌詞での使い方を例文解説
Authenticの反対語
Authenticの反対語 | 意味 |
fake | 「偽物の」「偽造の」 |
counterfeit | 「偽造の」「模造の」 |
inauthentic | 「本物ではない」「信憑性がない」 |
authenticの反対語には、上記のような単語があります。例文で使い方を確認しましょう。
彼女がオンラインで購入したデザイナーバッグは偽物であることが判明しました。
The designer bag she bought online turned out to be fake.
彼は偽造紙幣を販売したとして逮捕されました。
He was arrested for selling counterfeit money.
彼女の謝罪は本物ではなく、不誠実に思えた。
Her apology seemed inauthentic and insincere.
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Authenticをルーツに持つ単語
authenticをルーツに持つ単語には、authenticityとauthenticateなどがあります。これらの単語の意味や使い方を理解することで、authenticの概念をより深く理解することができます。
また、これらの関連単語を知っておくことは、authenticの覚え方としても役立ちます。ぜひ参考にしてください。
Authenticityの意味
authenticityは名詞で、「信頼性」「真正」「確実性」などの意味を持ちます。この単語は、形容詞authenticに名詞化する接尾辞-ityを付けたものです。
その文書の真正性が確認された。
The authenticity of the document was confirmed.
Authenticateの意味
authenticateは動詞で、「信憑性を検証し確立する」「正当性を証明する」という意味を持ちます。
博物館はその絵画の真正性を確認しました。
The museum authenticated the painting.
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authenticにスラングの意味はある?
authentic自体には特定のスラングの用法はありませんが、スラングで「本物」や「真実」を表現する際に、authenticと似た意味を持つ単語が使われることがあります。
例えば、legitというスラングがあります。
legitは「合法的な」「正直な」という意味から転じて、スラングでは「本物の」「質が高い」「マジで」という意味で使われます。
このレストランは本物だ。料理が素晴らしい。
This restaurant is legit, the food is amazing.
彼の話は本物のように聞こえる。
His story sounds legit to me.
なお、authenticを中国語(中文)では「真的(zhēn de)」、韓国語では「정통(jeongtong)」と言うそうです。
Authentic(オーセンティック)の意味は?genuineとの違いや反対語も解説
authenticの意味や反対語、使い方を例文と共に詳しく解説しました。
authenticは「本物の」「正直な」「信頼できる」「正統な」などの意味を持ち、さまざまな文脈で使われます。特に、歴史的な価値や文化的な背景を持つものに対して使われることが多いです。
また、ファッション業界では、正統派な服装やトラディショナルな着こなしを指す際に使われます。
この記事が、authenticという言葉の理解を深める一助となり、日常生活やビジネスシーンでの適切な表現選びに役立てば幸いです。