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「頭がいい、賢い」を英語で?使い分けをスラングや例文で解説

頭がいい 英語 意味 使い分け スラング 例文

頭がいい、といっても、その意味は状況によって微妙に違ってきたりします。
例えば、テストでいつも高い点数を取れるという場合の頭がいいと、要領よく仕事をこなす場合の頭がいいでは、同じ頭がいいでもちょっと違いますよね。

それは英語でも同じ。和英辞典で、頭がいい、を調べると、smartwisecleverintelligentなどいろいろな表現があり、それぞれニュアンスが違います。もし間違えて使ってしまうと、ほめ言葉で言ったつもりが、相手を不愉快にさせてしまうようなことにもなりかねません。

そこで今回は、「頭がいい」の英語表現を、例文を交えてそれぞれのニュアンスの違いや使い分け方を、スラング表現も取り入れながら説明していきます。

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よく使われる6つの頭がいい

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まずよく使われるsmart、wise、clever、intelligent、bright、geniusの6つについての解説から始めましょう。

smart

smartは、主にアメリカ英語において、高い知性を持っている、知的であるという意味で使われます。

例えば、物覚えや理解が速い、正しい決断ができる能力がある、など。また、賢明である、利口である、といったニュアンスでも用いられ、子どもから大人、動物など、いろいろなものを対象に使える表現です。

ジョージはたいていの人より頭がいい。
George is smarter than most people.

あの少女はとても頭がよくて複雑な計算ができる。
That girl is so smart that she can make an elaborate calculation.

なんて頭のいいイヌなんだ!
What a smart dog!

また、慣用的な表現として、book smartとstreet smartというフレーズがあります。

book smart

book smartは、学識はあるけど常識がない、というような意味。
book-smartとbookとsmartの間にハイフンを入れることもあります。

彼は資格をたくさんもっていて頭がいい人だけど常識がないわね。
He has many qualifications but he’s book smart.

street smart

一方、street smartはbook smartの反対のニュアンス。
都会で生きていく、身を守るための知識や抜け目なさを持つ、という意味になり、世渡り上手、都会慣れした、などとも訳されます。やはりstreetとsmartの間にハイフンが入る場合もあります。

あなたはまったくもって世渡り上手だよ。
You are really street smart.

wise

wiseは、豊富な知識や経験に基づき賢明な判断が下せる、といったニュアンスの頭のよさを表す言葉。ある程度経験を積んだ大人に対して使うことが多いです。

私の祖父母は頭がいい人たちです。
My grandparents are wise people.

少し頭がよくなったような気がします。
I feel like I’m a little wiser now.

彼は賢明な判断を下した。
He made a wise decision.

またsmartの項で述べたstreet smartは、streetwiseとも表現され、意味もstreet smartと同じ。streetwiseはハイフンもスペースもない一語です。

あなたは世慣れしなければならない。
You have to be streetwise.

clever

cleverはイギリス英語で好まれる表現。子どもの物覚えや理解の早さを表す時によく使われます。一方で、大人に対して用いると、抜け目なさや時にずるがしこさを暗示しますので、使い方には注意が必要です。

いい子だな!それを思いつくとは頭がいいな。
Good kid! You are clever to think of that.

彼は宿題に機械翻訳を使ったんだ。抜け目ないよな?
He did his translation homework using machine translation. He’s clever, isn’t he?

intelligent

intelligentは、生まれ持った知力、記憶力、理解力、論理的思考能力に優れているというようなニュアンス。人間だけでなく、機械や動物の能力について述べる時にも使われたりします。

彼女はとても頭がいい。
She is highly intelligent.

私たちはこのスマートフォンを「最も頭がいい友人」と呼んでいます。
We call this smartphone “the most intelligent friend.”

bright

brighは、輝いている、明るいという意味ですが、それに加えて、頭がいいという意味でもよく使われます。この場合、頭がよくて覚えが早いという意味合いを持ち、子どもや若者について用いることが多いです。将来有望な頭の良さ、というようなニュアンスになります。

彼は頭がいい若者です。近い将来、大成功するでしょう。
He’s a bright young man. I think he’ll be very successful in the near future.

genius

geniusは、頭がいいという意味の中でも、特に秀でた天性の才能がある、つまり天才であるというニュアンス。日本語でもジニアスと言ったりしますね。なお、これまでに紹介した5つの単語はいずれも形容詞ですが、このgeniusは名詞です。

君は頭がいいね、すごい!
You’re a genius!

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覚えておくと便利な、頭のよさを表すその他の表現

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頭がいい、を表す英語表現はいろいろありすぎて、覚えるのも大変ですよね。
先に紹介したものだけでも十分ですが、ここではさらに覚えておくと役立つ、brainy、brilliant、sharp、ingenious、sensible、astute、cunningを紹介します。

brainy

brainyは頭がいい、勉強ができる、聡明な、といった意味。ほめるニュアンスでも使いますが、その一方で、学校で生徒が頭のよい子をうらやんで言うような場合に使ったりもします。

あっちは頭のいいグループね。
That’s a group of brainy students.

brilliant

brilliantは、すばらしい、才能あふれる、といった意味。並はずれて頭がよい、というニュアンスでも使われます。

その作家は複雑な、しかし面白いストーリーを生み出す才能にあふれている。
The author is brilliant at making complicated but interesting stories.

sharp

sharpは、鋭い、鋭敏な、よく切れる、といった意味ですが、そこから、頭がいい、頭の切れる、目のつけどころが鋭い、という場合にも用いられます。

あなた、そういうところは本当に頭いいね。
You’re sharp at detecting those things.

ingenious

ingeniousは、独創性を持つ、発明の才能のある、独創的な、思い付きの良い、といった意味。geniusは名詞ですが、ingeniousは形容詞です。つづりの違いにも注意しましょう。

彼女は頭のいい子供だ。将来が大変楽しみだ。
She is an ingenious child. She is a person of great promise.

sensible

sensibleは、日常的な場面で正しい判断ができる、思慮分別がある、というニュアンスの頭のよさを表します。

彼は分別のある人です。
He is a sensible person.

astute

astuteは、機敏な、鋭い、といった頭のよさを表します。ただし、抜け目のない、ずるい、という悪い意味でも使われますので、注意が必要です。

彼は頭のいい実業家だ。
He is an astute businessperson.

cunning

cunningには、悪賢い、ずるい、狡猾な、などの意味があります。人をだましてでも自分の望みを叶えることができる、というようなニュアンス。頭がいいといっても、ほめるのではなく、普通はけなす文脈で使われます。

頭がいい顔だ。(=ずるそうな顔だ。)
He has a cunning face.

頭がいい、に関連するスラング表現

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最後に、頭がいい、に関連するスラング表現を3つ解説します。

smart ass

頭いいぶるやつ、知ったかぶるやつ、うぬぼれ屋、思い上がった野郎、生意気なやつ、横柄なやつ、といった意味のスラング。単に、ムカつくやつ、うざいやつ、と言いたい場合にも使われます。

ディーンは大学で知り合った時は、生意気なやつだった。
Dean was a smart ass when I met him in college.

クラスメートに知ったかぶりだ、と言われているのを彼女は知らないのよ。
She doesn’t know that she is called a smart ass by her classmates.

smartとassをハイフン(-)でつないでsmart-assとすれば形容詞になります。知識をひけらかす、知ったかぶりの、うぬぼれ屋の、思い上がった、偉ぶった、生意気な、といった意味です。

egghead

会話でよく使われるeggheadは、頭がいい人、というスラング。インテリ、知識人、教育のある人、というニュアンスですが、いいイメージだけでなく、知識人ぶる人、インテリぶる人、頭でっかち、という悪いイメージで軽蔑的に使われることもあります。

彼女は頭がいいだけだな(=頭でっかちだな)。
She’s just an egghead.

ちなみにeggheadには、頭の禿げた人、という意味も。egghead、つまり卵のような頭、ということですね。

Einstein

Einsteinは相対性理論を提唱した物理学者のAlbert Einstein、アルバート・アインシュタインの名からできたスラング表現。頭のよさを自慢するような、偉そうな態度の人に対して皮肉として使うことが多いです。

教えてくれてありがとう、アインシュタインさん。大きなお世話よ!
Thanks for telling me, Einstein. Leave me alone!

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まとめ

頭がいい 英語 意味 使い分け スラング 例文

今回は、頭がいい、を表すいろいろな英語表現を紹介しました。

頭がいい、を表す単語はたくさんありますが、ちょっと言葉の選択を間違えると、ニュアンスがかなり違ってくる場合もありますので使い方には注意が必要です。

すべての言葉のニュアンスの違いを一気に覚えるのは大変かもしれませんが、例文を何回も読んで、また、さまざまな英文に触れることによって、どんな場合にどんな言葉を使うのが適切なのかをつかんでいってくださいね。