「~のおかげで」を英語で?感謝の気持ちをより伝えるために知っておきたい6つの表現
ビジネスの場面で仕事が成功した時や友だちや家族が何か助けてくれた時など、感謝の言葉とともに〜のおかげでという表現を使いたくなる場面がありますよね。
ありがとうは英語で伝えられても、〜のおかげでを英語で言う時、どのように表現すればよいかわからないという人もいるのではないでしょうか。
本記事は〜のおかげでの6つの表現と例文を発音とともに紹介します。
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〜のおかげでの6つの表現と例文
さっそく〜のおかげでの6つの表現と例文をそれぞれみていきましょう!
①借りがあるというニュアンスのoweで〜のおかげで
まずは、よく使われる表現として、oweという単語を使った〜のおかげでという言い方があります。
oweは、~に借りがあるという意味をもつ動詞ですが、ネイティブがあなたのおかげですと表現する際に会話でよく使います。
例文にすると、
あなたに一つ借りがある(あなたのおかげです)という意味で
I owe you.
や、
I owe you one.
というように使えます。
②Thanks to ~で〜のおかげで
thanks toのあとに感謝したい人、物をいれて、〜のおかげでを表現できます。thanksと複数形で使うので注意してください。
アカデミー賞などのスピーチでネイティブが、Thanks to 名前, 名前…と、感謝したい人の名前を入れて話している場面を一度は聞いたことがあるでしょう。
thanks to 〜もネイティブがよく使う表現で、メールや会話でも使われます。例文を見ておきましょう。
彼女のおかげで就職できました。
Thanks to her, I was able to get the job.
良い天気のおかげでイベントは成功した。
Thanks to the great weather, the event was a success.
ちなみに、thanks toには、〜の結果、〜のせいでというネガティブなニュアンスでも使うことができます。次の例文のように会話の中で嫌味を言うような場面で使われる表現です。
あなたのせいで夕食に遅れました。
Thanks to you, we were late for dinner.
皆さんのおかげで
Thanks to you all.
そのおかげで
Thanks to it.
③Thank you for ~は物や行為に対して使う英語表現〜のおかげで
Thank you forのあとに物や行為を表す言葉をいれて〜のおかげでを表現することもできます。例文を紹介します。
あなたが助けてくれたおかげです。
Thank you for your help.
④becauseを使った〜のおかげで
becauseは理由を表す単語で、〜のせいでという訳もあるためネガティブな表現でも使われますが、場合によっては〜のおかげでというポジティブな意味を表すこともあります。
because of ~という表現でよく使われます。
プレゼンテーションは彼の努力のおかげで成功した。
The presentation succeeded because of his effort.
because以外にもあるなぜならの表現についてはこちらの記事が参考になります。
⑤ビジネスでも使えるフォーマルな英語表現virtueで〜のおかげで
virtueは徳や善行という意味の名詞です。
by virtue of ~やin virtue of ~で〜のおかげでというニュアンスを表現できます。
とてもフォーマルな表現なので、ビジネスでも使うことが可能です。
あなたの頑張りのおかげで、会社は売り上げを増やすことができました。
By virtue of your hard work, our company was able to increase sales.
⑥without your helpであなたの支援なしでは
without your helpというフレーズにはあなたの支援なしではという意味があります。
通常このフレーズが使われる際は「あなたの助けがなければ〜ができなかった(あなたの助けがあったからできた)」という仮定法で使われることが多く、感謝の念を示すフレーズとして使うことができます。
あなたの支援がなければ私はできませんでした。(あなたのおかげで私はできました。)
Without your help, I couldn’t have done it.
おかげさまでの英語表現
おかげさまでという表現は日本語でも日常会話でよく使います。
英語では、thankfullyやfortunately、luckilyという単語を使って表現します。
thankfullyは、ありがたいことにという意味があり、人に感謝するのではなく漠然と感謝を表したいときに使います。
ありがたいことに最終的には上手くいった。
Thankfully, it all went well in the end.
fortunatelyやluckilyは、幸いや幸運にもというニュアンスがあるので、誰のおかげでもないけれどついていたのでという場合に使われます。
日頃の感謝を伝えるフレーズはこちらのページが参考になります。
まとめ
いかがでしたか?
英語圏では日本以上に感謝の気持ちをはっきり言葉で表す文化があります。
thank youだけではなく、きちんと相手に〜のおかげでと伝えた方が、より感謝の気持ちを表すことができます。
最初ははっきりと感謝の気持ちを伝えることは慣れないかもしれませんが、今回紹介した英文をぜひ日常英会話の中で使ってみてください。
お世話になります。ネイティブの発音のスピードについていくにはどうすればよいでしょうか?
数多くの会話をリスニングすることが必要でしょうか
ご質問ありがとうございます。
結論からお伝えしますと、リスニングしまくるのではなく正しい発音を身につけることが一番重要です。
何を言っているのかわからない英語を聞き続けるのって辛いですよね。
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参考になれば嬉しいです!
Without だと〜なしで、もしくは除いてなので、”With your help”が正しいと思うのですが。
いつも英語ぷらすをご覧いただきありがとうございます。
今回この記事に対してコメントをいただきましたので回答させていただきます。
> Without だと〜なしで、もしくは除いてなので、”With your help”が正しいと思うのですが。
With your helpで「あなたの支援、助けがあって」という訳になり、without your helpは反対に「あなたの支援や助けなしに」という直訳になります。
しかし、今回この記事では「~のかおかげで」という英語での感謝のフレーズを紹介しています。
よって、通常without your helpが使われる際は「あなたの助けがなければ〜ができなかった(あなたの助けがあったから)」という仮定法で使われることが多く、この記事内で紹介されている例文は正しくなります。
Without your help, I couldn’t have done it.
→直訳:あなたの支援がなければ、それをすることができなかった。
→翻訳:あなたの支援のおかげがあったからそれをすることができた。
また、この文をwith your helpで言い換えるとこのように言えます。
→With your help, I was able to do it.
しかし、「あなたの支援がなければ、それをすることができなかったよ。(Without your help , I could not have done it.)」という文章は、「あなたの支援があったからできたよ。(With your help, I was able to do it.)」という文章よりも相手にもっと大げさに感謝の念を示すことができるニュアンスを含んでいて、こちらの方が今回の記事には適しています。
今回はタイトルで混乱を招いてしまったかと思いますので、こちらの方は速やかに修正いたします。
いつもご愛読いただきありがとうございます。