独学で英語発音をマスターするには?大人は聞いた音をそのまま発音できない
独学で英語の発音をマスターできるのだろうか?
英語を学ぶ人なら、一度は抱いたことがある疑問かもしれません。
英語には、日本語にはない音が数多くあります。そのことがより英語の発音を難しくさせています。
それでもせっかく独学で英語発音の練習をしよう!と決意したのならば、外国人が話すような美しい発音で滑らかに話せるようになりたいですよね。
今回は、カタカナ発音してしまいがちな大人が、どうしたら独学で英語発音をマスターできるのかについて紹介します。
ぜひ、トレーニング法を確認してリスニング力をアップさせてください。
では、早速みていきましょう。
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独学で英語発音をマスターできるのか!?
結論からお伝えすると、独学で発音をマスターすることは至難の業です。
なぜなら、子供と違い、大人は聞いた音をそのまま発音できる可能性が低いからです。
なぜ大人は聞いた音をそのまま発音できないのでしょうか?
まずはこの点からお伝えします。
独学のポイントはこちらの記事も参考になります。
聞いた音を発音できない理由
子供の場合、聞いた音をそのまま発音することができます。
なぜなら、成長の途中、言語習得に長けた時期というものがあり、その間はあらゆる音を習得することができるため、聞いたままの音を綺麗に発音できるのです。
ただ、年齢を重ねるにつれて聞いた音をそのまま発音することが難しくなります。
よって、年を重ねるにつれて独学で英語の発音をすることが難しくなっていきます。
なぜなら、英語には日本語にない音が多々存在するからです。
例としてrとlの発音が入った
読む
read [ríːd]
案内する、連れていく
lead [léd]
で説明をしましょう。
どちらの単語も、日本人にとっては発音しにくい音が含まれているといわれています。というのも、日本語にはrとlの音の使い分けが存在しないからです。
よって、どちらの音もラ行の音であると認識してしまいます。
ラ行の音とは、らりるれろのことですね。
そのためreadとleadを聞いても、rとlの音の使い分けを脳は知りません。
従って、どちらの単語も日本語で一番近いラ行の音であるように聞こえてしまうのです。
また、readとleadを発音しようと思っても、どちらも日本語で一番近いラ行の音で発音してしまうのです。
日本語にrとlの音の使い分けがないがためにおきてしまう、悲しい事実です。
そのため、大幅に発音の勉強方法を変えるか、発音矯正をしない限り、初心者レベルのカタカナ英語の発音は改善されません。
難しい発音のコツはこちら。
おすすめ!音節を合わせる方法
では、大人になってから英語の発音を的確に身につけるために、発音の矯正をする練習方法はないのでしょうか?
外国人の発音を完全に習得することは難しいですが、できる限り発音をよくすることはできます。
例えば、ディクテーションです。
ディクテーションとは、聞き取った英文や英単語を書き取る勉強法です。
また音声を聞いた後、即座に復唱するシャドーイングも効果があります。
シャドーイングは、同時通訳者の練習法としても知られています。
例として下記の単語で確認してみましょう。
認める、認知する
recognize
多くの日本人は、recognizeのgの音を聞き取れません。
なぜなら、recognizeのgは非常に小さな音で発音します。
日本語にはない発音の仕方のため、この音を聞き取ることは至難の業です。
また、音節的に考えると仮にgの音を省略してreconizeと発音しても、recognizeと発音しているように聞こえます。
一方、カタカナ発音のように、recognize=レコグナイズと発音してみたとしましょう。すると、六つの音節が等しく聞こえるように発音してしまうので、まるで全く違う言葉のように聞こえ、聞き取ってもらえません。
そのため、音節で単語を覚え発音することをおすすめします。
発音がネイティブにならないとしても、音の長さがネイティブの発音の仕方と同一になることで、比較的近い音に聞こえます。ネイティブの単語の発音の仕方のリズムを真似るイメージです。
シャドーイングやリピーティングなどの方法で、できる限り聞こえた通りの音節の長さ、ネイティブと同じリズムで発音してみましょう。
また、日本語というのは基本的に母音の言語です。ひとつひとつの母音がくっきりと発音され、子音を伴う場合には、音節が短くなります。このような発音の特徴が日本語にはあることを押さえ、英語を話すときには日本語の発音の癖が出ないように気をつけなければなりません。
その方法として、英語を英語らしく発音するのであれば、音節を合わせるのが一番です。
もし、聞き取った英単語の音節の長さが自分の発する英単語の音節の長さと違うように感じたら、母音が強くなっている可能性があります。
音節を合わせることを意識して練習すると、少なくとも相手に聞き取ってもらえる英語を話せるようになります。
オンライン英会話などを録音して、シャドーイングするのもおすすめです。
ぜひ学習方法を改めて英語力をアップさせてくださいね。
まとめ
今回は、独学で英語の発音をマスターする方法について紹介しました。
聞いた音をそのまま発音できる子供と違い、大人になると英語発音を習得するには努力が必要です。
少しでも本場の発音に近づけるために、紹介したシャドーイングやリピーティングで音節の長さを合わせたりしましょう。積み重ねることで聞き取ってもらえる英語を話せるようになります。
ぜひ、チャレンジして英語発音をよくしてくださいね。
動画でおさらい
独学で英語発音をマスターするには?大人は聞いた音をそのまま発音できないを、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。