口が回らないTHの音!「Bath」のネイティブ発音を解説
英語の音には、日本語にはない音が存在しています。
英語を学び始めると誰もがその音の違いに悩まされるようですが、そもそも日本語と英語を発音する時の口の中の構造や筋肉の造りが異なるのです。
ネイティブが聞き取れる、英語らしい発音にするためには、それらの苦手な音もクリアにしていかなくてはなりません。
今回は日常的に話されているthの発音について解説します。
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日本語に存在しない音
日本語に存在しない音、それが th です。
th を使った英単語は
bath,
three,
thanks
など日常生活での頻出度も高いため、この音を使いこなせなければ多くの場面で不便を感じるでしょう。
それでは、日本人が苦手としている、 th の発音についてみていきましょう。
ちなみにですが、
bath はお風呂という意味、
bathroom
はトイレという意味になります。
多くの日本人は、bath や bathroomという発音を乗り物の
bus
と同じように認識しています。
しかし、その発音ではネイティブには全く伝わらないため、会話が成立しないということも起こり得るのです。
これは日本語の音に th の音がないため、無意識に ス の音を代用して発音しているのです。
しかし、ネイティブからすると bath(バースゥ)と bus(バス) というのは全く異なる音になります。
ネイティブとの間に誤解が生じないよう bath や bathroom に使われている th という音について学んでいきましょう。
「お手洗い貸してください」Can I use the bathroom?
外出先などで bathroom お手洗いの場所を尋ねた経験があると思います。
英語にすると、
お手洗いを使ってもいいですか?
お手洗いを貸してください。
Can I use the bathroom?
という意味になります。
これは、旅行先でもよく使う便利なフレーズですが、特に th の部分の正確な発音ができていないとネイティブに理解してもらえず、質問を聞き返されることもあります。
それでは、この th の音をどのようにすれば発音できるのかのコツをお伝えします。
上の歯と下の歯の間に舌をあてます。
その時のポイントは、舌はあてるだけで歯で挟んだり噛んではいけません。
どちらかと言うと、上の歯に舌の先端部分が触れている感じで、あくまでもあてるだけです。
上の歯と下の歯の間に舌の先端部分をあてた状態を保ち、その状態でスー、スーと発音します。
これが正確な th の音になります。
それでは、お伝えしたことを意識しながら bath と発音してみましょう。
バーと言いながら舌を引き、上の歯と下の歯の間に舌の先端部分が触れるようにして、バースゥと発音します。
コツを掴んでいくうちに、今まで発音していたバスとバースゥの発音が全く異なることを実感していただけるはずです!
この th の音は英会話を上達させるためには非常に重要な音です。
さらに Can I use the bathroom? というフレーズには、 the 部分にもうひとつ th の発音がありますね。
これも同様に舌の位置は、上下の歯の間に触れるような状態をとり発音します。
use と
the
がリエゾンすることにより、 ユーズ+ザ が ズァ という音になります。
Can I use the bathroom?
キャナイユース ズァバースゥルーム
と何度も発音してみましょう。
始めは違和感を覚えるかもしれませんが、繰り返し練習することでネイティブのような発音に近づくことができます。
慣れるまでは根気よく舌の位置を確認しましょう。繰返しになりますが舌の位置、使い方を習得することが上達へのカギとなりますよ。
その他の発音が難しい単語はこちら
口の筋肉を鍛えよう!
日本語にない音、 th の発音について解説してきました。
th を使った英単語は bath 以外にも three や thanks,
this,
with,
month,
think
などがあり、日常生活では多発する音となっています。
そのため1フレーズのなかに th が2回登場することも少なくありません。
Can I use the bathroom?
お手洗いを貸してください。
このフレーズには、 th が2回登場するため、慣れるまでは口が回らないと思います。
日本人には備わっていない口の中の筋肉を使うことになるため、英語の発音に適した筋肉を動かすには訓練が必要となるのです。
日本語には the という音が元からありませんので、日本人にはこの筋肉が発達していません。
始めはぎこちなく感じるかもしれませんが、日々の練習で口の中の筋肉が鍛えられ、ネイティブのようなスムーズな発音を習得することができますよ!
ネイティブな発音についてはこちらの記事も参考になります
まとめ
日本語には存在しない音、 th の発音について紹介しました。
発音というのは、口の筋肉の発達と関係性が深く、それは日々の積み重ねで身につくものだということがお分かりいただけたと思います。
さらに、発音には舌の位置や使い方も重要です。
ネイティブのような綺麗な発音をマスターするためには、thの発音を根気よく練習し、口の筋肉もトレーニングすることがポイントです。
動画でおさらい
もう一度、動画でおさらいしてみましょう。