confirmの意味は3つ|実用的な例文で「確認する」も含めた使い方や読み方を解説

ビジネスシーンでよく好んで用いられるconfirmという英単語。あなたはその使い方を理解していますか?どちらかと言うと硬いイメージの言葉ですが、レストランや宿泊予約など、私達の生活に身近な場面でも使える便利な用語です。
この記事ではconfirmに焦点を当てて、語彙の意味はもちろん、誤って覚えている人が多い前置詞との接続(confirm withとconfirm toはどちらが正しい?)、confirm that節の解説など、幅広く説明していきます。
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confirmの読み方と3つの意味
英語 | 発音 |
---|---|
confirm |
発音の際に気をつけたいのは、真ん中のファーにアクセントを付ける事です。後半のfirmはフィアムとは読みません。品詞の中ではconfirmは動詞に分類されますが、これを名詞にするとconfirmation(発音記号:kɑ`nfərméiʃən)となります。
ではここからはconfirmの辞書上の意味を見ていきましょう。メインとして覚えたいのは最初に挙げる1つのみです。
confirmの意味その1:確認する
日本語で確認と言うと、含まれるニュアンスに幅がありますが、confirmは何かしらの情報に対して、検証などを通して間違えがない(正しい)ことを述べるという意味合いです。確証する、確定するという言葉で置き換えることもできます。
confirmの語源はラテン語に由来し、con(強く、完全に)+firm(しっかり、固い)が合わさったものです。
2月14日のディナー予約の確認をお願いします。
I would like to confirm my dinner reservation for February 14th.
上記は、既にしてある予約が間違いなく取れているかを尋ねているので、confirmの代わりにreconfirmも使えます。
予約確定のお知らせをなるべく早くお送りします。
We will send you the reservation confirmation as soon as possible.
ホテルなどのメール予約では、相手が予約を受け付けたという確認メッセージが欲しいですよね。この返信のタイトルとしてよく見られるのがConfirmation of your reservation(日本語訳:ご予約を承りました)という文言です。
なお、confirmationは、英文契約書用語としては頻出で、「確認/確認書」の意味で用いられます。
彼が言った事が正しいか確認してください。
Please confirm whether what he said is correct or not.
画面上でその画像を確認した。
I’ve confirmed the image on a computer screen.
※I’veはI haveの略です。
その噂は(正しいと)確認された。
The rumor was confirmed.
おまかせコース料理の値段をレストランと確認する。
I confirmed the price of chef’s selection course with the restaurant.
実はおまかせコースは、Omakase courseでも通じてしまいます。
日本語がそのまま英語になっている例は別にもありますが、少しビックリですね!
私の同僚は、お客さんからの小包が届いた事を確認した。
My colleague confirmed that the package from the client has been delivered.
上記例文のthatは名詞節を導く従属接続詞で、confirm that〜は、〜という事を確認するという意味になります。
confirmの意味その2:承認する
国同士の条約の締結時や議会などで使われる、とてもかしこまった表現です。
議会は6月に選挙を行う事を承認した。
Congress confirmed that the government will carry out election on June.
confirmの意味その3:心に決める/決意を固める
一般的にはdecideやdetermineを知っていれば問題ありませんが、
confirmは迷いに迷った末ようやく決心した、というような場面で使いましょう。
ついに海外で働く決意を固めた。
I’ve finally confirmed to work overseas.
※海外で働く、はwork overseasの他にwork abroadでも表せます。
「確認する」の英語についてもっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事がおすすめです。
confirmとcheckは同じ?
確認するという意味で一括りにされやすい単語confirmとcheck。実はその意味は微妙に異なります。
confirm:情報をただ確認するに留まらず、そこに誤りがあるかないかまで明確にする
check:その情報自体が存在することの確認のみで、内容が正しいかどうかまでの確認は問われない
ビジネスメールでよく使われるフレーズから、そのニュアンスの違いを読み取ってみましょう。
Eメールに添付した書類をご確認ください。
Please confirm the attached document in the email.
Eメールに添付した書類をご覧ください。
Please check the attached document in the email.
前者は、書類の内容までしっかり目を通して間違えがないかどうか確認してほしい、という依頼ですが、後者はとりあえず確認してくださいという意味合いです。ビジネスの場では適当に確認という事は基本的にないので、いずれにしてもこのような英文メールを受け取った時は、添付ファイルの中身を漏れなくチェックしましょう。
間違えやすいconfirmの使い方
学習者の誰もが苦手としがちな英語の前置詞。2パターンの例文で、よくある誤りを見てみましょう。英語における前置詞の使い方には、動詞によって一定のルールはありますが、最終的には根気よく記憶していくしかありません。
日本人は日本語の前置詞を間違うことはほとんどありませんが、それは小さい頃から使い慣れているからです。語学学習もやはり慣れが大切ですので、あきらめずに繰り返し練習していきましょう。
confirm about
日本語で〜について確認すると述べたい時、ついaboutを使ってしまう人が多いですが、confirmは他動詞のため、目的語を付ける際に前置詞は必要ありません。同じ理屈でconfirm regardingも誤りです。
そのホテルは12月31日のブラウンさんの予約を確認(確定)した。
The hotel confirmed Mr.Brown’s reservation on December 31st.
confirm withとconfirm toはどちらが正しい?
人や会社など、誰かと一緒に確認する際の前置詞はtoでしょうか、withでしょうか。答えはwithです。前置詞toはどちらかと言うと何かと相対する、向かい合うというイメージなので、confirmと使う場合はふさわしくありません。
私達は取引先と契約内容を確認した。
We confirmed the contract details with my business partner.
上司と出張日程を確認した。
I confirmed the schedule of our business trip with my boss.
プロジェクトについて最終判断をくだす前に私に確認してください。
Please confirm with me before you make a final decision on the project.
前置詞の効果的な覚え方については、こちらの記事が参考になります。
confirmを使ったその他表現一覧
今ではスマホやPCで簡単にショッピングができますが、ウェブ上でよく見かける「これってどんな意味?」と疑問に思う人が多い表現をまとめました。
Confirm Email
Eメール再確認(Eメールアドレスを再入力してください)という意味です。Confirm Email addressも同様に使えます。
大体のウェブサイトでは、顧客のアドレス誤入力を防ぐため、同じアドレスを2回入力しなければならない仕組みになっていますね。Confirm Emailの横や下にはテキストボックスがあり、そこに1回目と全く同じアドレスを打ち込みます。
Confirm Password
Eメールと同じく、パスワードの打ち間違い防止のため、2回目のパスワード入力用テキストボックスの横にある文言です。
関連用語でcurrent password(現在のパスワード)や
new password(新しいパスワード)があります。
Confirm goods received
goodsを良いと訳すと誤った理解になってしまいます。良いを意味するgoodは形容詞なのでそもそも複数形にはできません。今回のgoodsはグッズ(商品)です。
Confirm goods receivedは、商品が届いたのを確認→商品受領という意味で、海外通販サイトなどでたまに見かけます。自身が注文した商品を受け取った際、それを知らせるために押すボタンであったり、逆にお取り寄せ商品が届いた時、店舗側から連絡をくれる時の文面としても使えます。
なお、Confirm order receivedは注文完了の意味です。
Confirm your identity
日本語でもアイデンティティーという言葉がありますが、英語ではこの他にも身元という意味があります。つまりConfirm your identityは身元確認=本人確認です。アカウントの不正使用が疑われる場合などに表示されます。
多くの場合、この続きに、事前に設定した「初めて買った車の名前は?」などの秘密の質問に回答するよう求める文面が続きます。
enter your password to confirm changes
サイトの会員登録後に住所変更などが必要になることがありますね。その変更を確定するためにパスワードの入力を求めているのがこの英語フレーズです。
まとめ
今回は、ビジネス英語としてだけでなく、日々の生活で意外に見かける機会が多い単語confirmについて学びました。英語話者とのメールのやり取りや英会話の中で、積極的に取り入れながら練習してみてください。
英語に限らず、外国語の習得レベル向上のためには、実際の会話をおすすめします。机上の学習ももちろん大切ですが、事前に相手がどんな言葉を発するか予測できない状態というのは、脳が即座に自分なりのフレーズを紡ぎ出そうとするため、とても良い訓練になります。
はじめは誰でも不安になるものですが、慣れると楽しさが増してきます。ぜひ恐れずに、電話や対面での英会話にチャレンジしてくださいね!