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【英語でのお誘いフレーズ】hang outの意味や適切な使い方をご紹介

映画や海外ドラマを見ているとhang out(ハングアウト)という表現が頻繁に出てくることに気づいた方も多いのではないでしょうか。

hang outは日常英会話でもよく使われるスラングで、特に若い世代に浸透しています。友達を誘うフレーズなので、プライベートな日常英会話でも使われる機会は多いのです。
そこで今回は、hang outについて詳しくご紹介します。

フレンドリーな口語表現をマスターすれば、より自然な英会話が楽しめますよね。シチュエーションに合った使い方を覚えて、よりリアルな英語表現を身につけましょう!

hang out の2つの意味

hang outhangは本来吊るすという意味があります。

日本語でもハンガーといいますよね。洋服を吊るすからhangerです。

しかし、hangoutとセットとなれば意味は違ってきます。hang outは主に2つの意味で使われることが多いです。
まずはそれぞれの意味について見てみましょう。

遊ぶ(スラング的用法・若者が良く使う)

hang outは、若者が好んで使うスラングとして遊ぶという意味を持ちます。映画やドラマなどで見かけるhang outの多くはこの意味で使われています。
若い世代が仲間とつるんで街をぶらつき、ともに楽しく過ごす遊びhang outなのです。

〇〇が出ている

hang out(看板や旗、洗濯物などが)出ているといった意味でも使われます。これはhangの本来の吊るすという意味から来ています。

看板や旗、洗濯物が文字通り、外(out)に吊るされているわけです。ズボンに入れるつもりのシャツがはみ出ている時もThe shirt is hanging out.と使います。

日常英会話の中でhang outと出てきたら、文脈から意味を判断するようにしましょう。

hangoutとの違い(※hangoutで「たまり場」ネットの無料掲示板の意味も)

hang outとは別にhangoutという言葉もあります。一見同じに見えますが、前者は2語であるのに対し、後者は1語です。
意味も異なり、hangout行きつけの場所、お気に入りの場所、たむろする場所、たまり場といった意味があります。

またネットの無料掲示板という意味でもあり、ネット上でのたまり場というわけですね。

hang outhangout。とても似ていますが、意味は違うので、間違えないように注意しましょう。

Hangに関する英語表現はこちらもおすすめです。

シーン別 hang outの使い方

若い世代のお誘いフレーズhang outは、どういうシチュエーションで使われる言葉なのでしょうか。
その使い方をシーン別にまとめてみました。

友達を誘う

まずは基本的な友達を誘う際の使い方を見てみましょう。

遊ぶ
といえばplayを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、playの場合の遊ぶは、子供がおもちゃやゲームなどで遊ぶことをいいます。

これに対してhang outは、若者が外出して特定の目的を持たずにぶらぶらと時間を過ごす時に使います。

学生が一緒に遊ぼうよと友達を誘うのと同じで、一緒に出かけて楽しく過ごそうよと言っているわけです。誘い文句には何をして遊ぶかといった具体的な内容は含まれておらず、とりあえずパーッとやろうよという感覚ですね。

少年時代の遊びならplayですが、青年以降に仲間とつるんでぶらつく意味での遊びならhang outと言った方が適切です。

デートの誘いには使える?

hang outはデートの誘いにも使えないことはありませんが、具体的な目的を含まない表現のため、何のための誘いかがぼやけてしまいます。

デートに誘いたいならgo on a date withという表現パターンの方がより適切でしょう。

逆をいえば、目的をぼかしたい時にはhang outは便利な言い回しです。

例えば親に夕べはどこ行ってたの?と聞かれて、彼女とのデートと言いたくなかったら

I hung out with her last night.

(夕べは彼女とぶらついてた)と言ってやり過ごすことができるわけです。

目上の人を誘う

hang outは若者の間で使われるスラングです。

目上の人を誘う時には使わない方がいいでしょう。よほど親しくない限り、先生や先輩にパーッとやろうよ!とは言いませんよね。それと同じです。

敬意を払うべき相手を誘いたい時にはWould you like to ~?を使うとよいでしょう。
飲みに誘いたいならWould you like to go for a drink ?です。

もし、hang outみたいに目的を特定せずに誘いたい時には、or somethingが便利です。

Would you like to go for a drink,or something?


といえば、
お酒でも飲みに行きませんかといったニュアンスになります。

さらに丁寧にもしよろしければ~とつけたいなら、If you wouldn’t mindと最初に持ってきましょう。
mind気にするという意味なので、否定形にすることでもし構わないなら、差し支えなければといった意味になります。

If you wouldn’t mind, would you like to go for a drink,or something?


といえば、
もしよろしければ、飲みにでも行きませんか?と丁寧に誘うことができます。

家で過ごす場合は

hang outは外に出て過ごすイメージがあります。室内で過ごしたい場合には
chill

chill outを使いましょう。


chill
は本来冷やす、ひんやりする、悪寒といった意味があります。冷凍食品をチルド食品といいますよね。チルドchilledです。これがoutとセットになると冷静になるという意味になります。

興奮した相手に対して
Chill out!

(落ち着けよ!)といった感じで使います。まったりする、リラックスするという意味もあり、家でまったり過ごす時にはchill outがより適切ということになります。

hang outパーッと行こうなら、chill outまったり過ごそうというイメージですね。

hang outを使った例文

hang outについていろいろご紹介してきましたが、具体的な使い方を例文で見てみましょう。

遊ぼうよ!
Let’s hang out!

Let’s~Let usの短縮形です。
us(私達)で一緒に何かをしようと誘う際の定番フレーズだけに、遊びに誘う時にもぴったりの言い回しです。

先週は彼女と遊んだよ。
I hung out with her last week.

hangの過去形はhungです。

hangedという単語を知っている方もいるかもしれませんが、実は絞首刑になるという意味の場合、過去形と過去分詞はhangedになるんです。

友達と遊ぶ時はhungなので覚えておきましょう。

今日は友達と商店街でプラプラしている。
I’ve been hanging out in the shopping street with my friends today.

友達と街中をぶらぶらする表現としてhang outはもってこいです。

the shopping street

商店街を意味します。streetというと通り、街路と覚えている方が多いかもしれませんが、町自体をさす時にも使えます。

またthe whole street

という形で町民、街の人を意味することがあります。いろいろな意味があるため、streetと出てきたら、前後の文脈で何を意味しているか判断するようにしましょう。

昨日の夜はケンと遊んでただけだよ。
I just hung out with Ken last night.

※目的を明確にせず、ごまかすニュアンスもある

目的なくぶらぶらしていたと伝えたい時の例文ですが、目的をきちんと言わずにごまかしたいニュアンスもあります。
justが入ってただ単に~していただけだよと言いたいのが伝わってきますね。

よう、また遊ぼうぜ!
Bro, we need to hang out again!

broは親しい相手への呼びかけ

broの使い方もあわせてご紹介しましょう。brobrotherの略で、若者が男性相手に親しみをこめて呼びかける際に使われます。

よう、兄弟!
といったニュアンスでしょうか。もちろん本当の兄弟ではなく、親しい男友達に対する呼びかけで、親しみの表現として初対面でも使われることがあります。

もっともアメリカでは、パーティーなどで大騒ぎする若者を意味することもあります。
常にいい意味で使われるとは限らないので、使う場面を選ぶ言葉といえます。

呼び方に関する表現はこちらも参考になります。

まとめ

ネイティブスピーカーとの会話では、これまで習ってきた英語では理解できないフレーズに出くわして戸惑ってしまうことがあります。

似たような体験は英会話教室の日常英会話コースでもあるのではないでしょうか。英和辞書には載っていないスラングは、リアルな英会話からしか学べないことも多いものです。

アメリカ英語とイギリス英語では、それぞれ意味や発音が違うこともありますよね。スラングともなれば、それぞれの地域で発展してきたものだけにその違いは明らか。
英語勉強会などで英語フレーズを学んでも、リアルな会話で通用しないことがあるのはそのためです。

メール英語例文辞書を使って単語を覚え、ある程度の基本情報を得た上で表現を勉強した方がより自然な会話が身に着くことでしょう。

言葉は生き物です。地域や世代で異なるスラングがあることを理解した上で、自分を取り巻く環境に合った英語勉強法を実践するのがおすすめ。

ネイティブとの対話だけでなく、海外ドラマや映画でもかまいません。生きた英会話に触れ、多様な英語表現を吸収しましょう!







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