How are you?のネイティブっぽい返し方のコツは3つ!もうI am fineとは言わない
How are you?と聞かれて、あなたはなんと答えますか?
ほとんどの日本人はおそらく、I am fine thank you, and you?と答えるのではないでしょうか。
この返答の仕方は間違いではありません。しかし、実際には I am fine thank you and you?と長ったらしい返事をするネイティブはいないのが事実。
今回は、How are you?という質問にネイティブっぽく自然に答える方法を場面に分けて紹介します。これらの答え方をマスターしてネイティブっぽく挨拶してみましょう!
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How are you?に対する一般的な返し方のコツ
ネイティブがHow are you?(お元気ですか?)と言うときは、仲良しの友達または家族でない限り、残念ながらあなたが元気にしているかどうかを実際に聞いているのではありません。
ネイティブにとってのHow are you?は、Hello.の別の言い方程度の意味で使います。How are you?は、会話を進めるための挨拶と思っておくといいでしょう。
How are you?と聞かれた時に、ネイティブっぽく返事をするコツは3つあります。
1.ポジティブな言葉を1つか2つ言う
2.尋ねてきた相手に感謝する
3.同じ質問 (How are you?)をする
このコツはさまざまな場面において有効です。さっそく例文をみてみましょう。
元気?
How are you?
元気です。ありがとう。あなたは?
Good, thanks, and you?(最も一般的な答え)
とっても元気、ありがとう。元気?
Great, thank you. How are you?(とてもポジティブな返答)
うん、いいよ。元気?
Fine, thanks. How are you?(先程の返答に比べるとポジティブではないがこの答え方も可)
I am fine thank you and you?ではなく、Good. (I am goodでもOK)や、さらには How are you?と聞き返せるとネイティブに一歩近づきますね。
How are you?への返し方は、質問される場面、質問してきた相手、相手のことをどれだけ知っているかによって変わってくるのがポイント。次からは場面ごとの返し方のコツを紹介します。
まずはビジネスの場ではどのように挨拶するのかをみていきましょう。
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ビジネスの場での返し方のコツ
ビジネスシーンであれば、上司や同僚、初対面の人に挨拶する場面があるかもしれません。ビジネスシーンにおいて、どの場面でも言えることは、簡潔に、しかもポジティブに答える必要があるということです。
Great! (とてもいい!) 、I’m doing really well, thank you. (とても調子がいいよ、ありがとう)、Fantastic. (最高です)などは、すべてビジネスの場面において良い答え方です。以下で例文をみてみましょう。
ブラウン : タグチさん、おはようございます。調子はどうですか?
Mr. Brown: Good morning, Mr. Taguchi. How are you today?
タグチ : いい感じです、ありがとうございます。ブラウンさんはどうですか?
Mr. Taguchi : I’m good, thanks. And you?
ブラウン : とてもいい感じです、ありがとう。
Mr. Brown: Great, thanks.
ビジネスの場での答え方のポイントは2つあります。
1つ目:
たとえひどい一日であったとしても、答えは短く、前向きなものにすること。
2つ目:
多くの人は、何か問題がなければGood.もしくはI am doing well.と答えることが一般的であること。
知らない人や初対面の人への返し方のコツ
お店でウェイターやレジの店員と話す時、あるいは紹介された初対面の人と話す場合は、どのように返すのでしょうか?例文で確認してみましょう。
レジの店員 : こんにちは、お元気ですか?
Hi, how are you?
元気です、ありがとう。今日はいい天気ですね。
Good, thanks. It’s a beautiful day.
レジの店員 : 本当ね。
It is.
ここでもいくつか注意点があります。How are you?は、あくまでも挨拶です。
答えるときには、個人的なことをぺらぺら話してしまわないように注意。
例えば、レジの店員さんに「今日、子供が病気で学校を休んだので、薬を買っています」というような余計なことは言わないようにしましょう。なぜこの人は聞いてもいないことを話すのかしらと思われるかもしれません。
友人などカジュアルな場での返し方のコツ
仲良しの友人や近所の知り合いなどは、How are you?だけではなく、次のような挨拶の仕方が一般的です。
元気だった?最近どうしてたの?
How have you been?
調子はどう?
How are you doing?
どう?
What’s up?
どうしてる?元気?
How’s it going?
今日はどんな感じ?
How is your day going so far?
友人や家族と会話をするときは、このような質問に対して、本当の気持ちや近況を伝えることができます。あなたのことを気にかけてくれる人たちと話しているときは、嫌なことがあったとか、疲れているとかそういうことを話してもいいのです。
ここでは、友人同士の会話を紹介します。
ケリー : やあ、ジョン!調子はどう?
Kelly : Hi John! How are you?
ジョン : 元気だけどちょっと疲れてるかも。コーヒーがもっと欲しいな。
John : I’m fine, maybe a little tired. I need some more coffee.
ケリー : ああ、そうなのごめん。昨夜はよく眠れた?
Kelly : Oh, I’m sorry. Did you sleep well last night?
ジョン:あんまり。寝たときに頭痛がして、今朝もまだ頭痛がするんだ。
John : Not really. I had a headache when I went to bed, and I still have it this morning.
ここでは2つのポイントを紹介します。
1つ目:
How are you? はフォーマルな会話でもカジュアルな会話でも通用するということ。先ほど、カジュアルな場面では、How have you been?やWhat’s up?などの挨拶を使うことが一般的と説明しましたが、How are you?でもおかしくありません。
2つ目:
仲良しの友人や恋人間などとの会話では、本当の気持ちや近況を伝えることができるため、How are you?に続いてそこから会話が発展すること。上の会話例でも、ジョンが「疲れたからコーヒーが欲しいな」と言ったところから、なぜジョンが疲れているのかという話題に発展していますよね。
この部分が、知らない人やビジネスの場では単なる挨拶でしかないHow are you?と異なるところです。
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まとめ
今回はHow are you?に対するネイティブ風の返し方のコツを紹介しました。
How are you?は、ビジネスの場や知らない人とでの会話の中では挨拶の一種でしたよね。
その挨拶に笑顔で Good, thanks.と言えたら、質問に対する答えとしては成功です。
そのあとさらに、How are you? と聞き返せば、ネイティブに近づきポイントアップ。
これらの挨拶の仕方や返事の仕方も、練習や実際の会話を重ねるに限ります。
次回海外に行った時や外国人と話す機会があればネイティブっぽく挨拶をしてみましょう!