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ハンバーグは英語でなんて言う?4種類の表現や英会話で使える便利なフレーズ

日本人が子供の頃からよく食べるメニューの1つにハンバーグがあります。あなたはこのハンバーグを英語で言えますか?

ハンバーグは和製英語で、英会話では通じないことは聞いたことがあるけれど、実際はなんて呼ぶか知らない…という人もいるでしょう。そこで今回は、意外に奥が深い、ハンバーグの英語について見ていきます。

日本語のハンバーグは英語で何?

さっそく本題に入りましょう。

日本語でハンバーグといえば、ひき肉にタマネギやパン粉、卵などを混ぜて焼き上げ、デミグラスや和風などお好みのソースをかけて食べる人気の家庭料理ですね。レストランでも定番のメニューです。

このハンバーグを表す英語は主に4種類あります。

hamburg steak(hamburger steak)

日本語でもハンバーグのことを、正式名称でハンバーグステーキと呼ぶ場合がありますね。発音を聞いてみましょう。頭のhamにアクセントを置きます。

hamburg steak

steakがステーキだと言うことはすぐ分かりますが、hamburgとはそもそも何でしょうか。英語にしてはちょっとスペルが変わっているなと感じた人は鋭いです!実はhamburgはドイツ北部の州、ハンブルクを意味する英語です。

18世紀前半に、ハンブルク州の労働者階級が食べていた、ハンバーグに似たフリカデレ(frikadelle)という料理が世界中に広まったとされています。当時は牛肉がとても高価だったため、馬肉との合挽き肉を使用していたそうです。

また英語でhamburg steakというと、牛ひき肉を塩コショウで味付けして焼いただけのシンプルなものですが、英語圏では食べる人が少ないため、実際のところhamburg steakはあまり馴染みのない単語のようです。

もし日本のハンバーグのようにソースがかかっている状態を伝えたい場合は、次に紹介するSalisbury steakを使うと良いでしょう。

Salisbury steak

日本語でソールズベリーステーキと表されるこの料理は、アメリカ人の医師兼薬剤師のソールズベリー博士が考案者であることにちなんで付けられた名前です。

日本人が食べるハンバーグに一番近いものがこのSalisbury steakですが、全く同じ料理ではありません。

Salisbury steak

グリルした牛肉のパティ(patty)に、コクのあるグレービーソースをかけたものです。

パティとは、ミンチ肉を平たく丸くしたもので、アメリカなどで冷凍食品として売っているSalisbury steakには、日本のハンバーグのように牛と豚の合挽き肉が使われることもあるようです。

meatloaf

欧米では広く食べられているmeatloaf。日本語でもミートローフと聞くとピンとくる人もいるかもしれません。

meatloaf

meatloafは、ひき肉などの具材をパン型に入れてオーブンで焼き上げ、その塊を切り分けて食べる料理です。日本では中にゆで卵が入っているミートローフも見かけます。

日本のハンバーグとは形と焼き方が違うため、meatloafを使って日本のハンバーグを説明したい場合、下記のように言うと良いです。

ハンバーグはミートローフに似た日本の料理ですが、ハンバーグは丸くて平べったい形をしています。
Hanbargu is Japanese dish that is similar to meatloaf, but Hanbargu is round and flat.

Hanbarguは日本語のハンバーグをローマ字表記にしたもので、Hanbarguという英単語はありません。

hamburger without buns

直訳するとバンズなしのハンバーガー、つまりハンバーガーの中身だけを指す英語表現です。bunsはハンバーガーなどに用いる丸い小型のパンbunの複数形です。

hamburger without buns

料理名と言うよりは、海外の人に日本のハンバーグを説明するための言葉と捉えてみてください。

先ほど紹介したSalisbury steakは、地方によってはあまり一般的ではないため、Salisbury steakが伝わりにくい場合は、このhamburger without bunsを使ってみるのをおすすめします。

英語のhamburgerの豆知識

ハンバーグに関係して、ここで少し英単語のhamburgerについて、面白い情報をお伝えします。日本にもバーガー屋さんはたくさんありますが、時々無性にハンバーガーを食べたくなることはありませんか?

日本語では、お肉のみのハンバーグとバンズに挟まれたハンバーガーは明確に区別されていますが、英語のhamburgerは地域によって若干意味が異なります。

アメリカ英語(北米地域)のhamburger

北米(アメリカとカナダ)の英語では、hamburgerは数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)に分かれます。

可算名詞のhamburgerは、私達が通常イメージする、マクドナルドなどで売られている、パン付きのハンバーガーです。hamburgerhamを省略してburgerと言うこともできます。

ハンバーガーを1つください。
Could I have a hamburger, please?

チーズバーガーを3つください。
Could I get three cheese burgers, please?

不可算名詞のhamburgerは、牛のひき肉を意味します。ひき肉の塊なので、1個、2個とは数えにくいですね。

もしハンバーガー屋さんでCan I have hamburger, please?と、aや数字を付けずに言った場合、パンなしの牛ひき肉が出てきてしまうことになります。
不可算名詞のhamburgerを使った例文を見てみましょう。

牛ひき肉を2ポンド買ってきてくれませんか?
Would you mind buying two pounds of hamburger for me?

pound(日本語ではポンド)は重さの単位で、1ポンドは約453グラムです。

家に牛ひき肉がたくさんあるから、買わなくていいよ。
There is a lot of hamburger at home, so you do not have to buy it.

イギリス英語のhamburger

イギリスで言うhamburgerは、日本語のハンバーガーと同義語で可算名詞です。ただ、burgerだけになった場合はパンなしのパティのみを指すことがあるようです。

そのため、アメリカ英語とは違い、イギリス英語圏でハンバーガーを注文する場合は、burgerと省略せずに

ハンバーガーを2つお願いします。
Can I order two hamburgers?

のように伝えてくださいね。

hamburgerをネイティブみたいに発音したい人には、こちらの記事がおすすめです。

ハンバーグの関連英語

チーズ入りハンバーグ
cheese stuffed hamburg steak

stuffed詰め込まれたという意味を持ち、stuffed animal(ぬいぐるみ)などの用語にも使われます。またチーズソースが上にかかっているチーズハンバーグであればhamburg steak with cheese sauceとなります。

和風ハンバーグ
Japanese style hamburg steak

煮込みハンバーグ
stewed hamburg steak

おろしハンバーグ
hamburg steak with grated Japanese radish

grated Japanese radishは大根おろしのことです。

グレービーソース
gravy sauce

gravy肉汁を意味します。グレービーソースは肉汁をベースに作られるソースで、肉料理の旨味を引き出してくれます。

和風ソース
Japanese style sauce

デミグラスソース
demi-glace sause

ハンバーグを焼く
fry a hamburg steak

※油などをひいて焼く時は主にfryを使い、鉄板や網で焼く時はgrillが使われます。fryと聞くと揚げ物のイメージですが、揚げるという英単語はdeep fryfryとは区別されます。

ひき肉
ground meat

牛ひき肉
ground beef

鶏ひき肉
ground chicken

豚ひき肉
ground pork

※上記はアメリカ英語です。イギリスではgroundの代わりにmincedもしくはminceを使ってひき肉を表します。

牛ひき肉
minced beef

beef mince

牛豚合挽きミンチ
ground beef and pork

※海外では日本のように、合挽き肉が売っていることはほとんどありません。そのため牛豚の合挽きが欲しい場合は、別々に購入して自分で混ぜます。
英語圏のスーパーでは、お肉の量り売りをしてくれることが多いです。買い物の際はこんな風に言ってみましょう。

豚ひき肉を2ポンドください。
Can I have two pounds of ground pork?

牛ひき肉を1ポンド半いただけますか?
I would like to have this ground beef, one and a half pounds please?

porkbeefchicken以外にも、各部位の名称など肉に関する英語表現はたくさんあります。ぜひこちらの記事を参考にどうぞ。

まとめ

日本では当たり前に食べられているハンバーグですが、これは欧米で生まれた料理を日本流にアレンジしたものです。

この記事では、そんなハンバーグを表す英語4種類やお役立ち表現を学習しました。ハンバーガーは英語でもhamburgerだけど、ハンバーグは結局英語で何?とモヤモヤしていた人も、すっきりしたのではないでしょうか。

これを機にぜひ表現を自分のものにしてください。

英語学習において重要なモチベーションは、英語という語学そのものへの興味はもちろんですが、海外の食文化や映画、音楽といった、自身が関心を寄せるトピックについて色々調べることでも生まれてきます。

単語やイディオムをとにかく覚えなきゃ!という意識だけだと疲れてしまうので、まずは自分の好きなことについて海外の人と英語で話すことから始めてみてくださいね。







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