【会社で英語】「解雇されたらしい」ネイティブ表現
今回は日本人が言えそうで言えない英語の表現を紹介します。
例えば「ジェイコブは、解雇されたんだってね?」と言いたい時、英語ではどのように表現するのでしょうか。
知り合いや同僚が解雇されてしまった。
それを、プライベートの友達との会話で何気なく話題にする、という状況で使うフレーズを紹介していきます。
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解雇を表すフレーズ
英語では「解雇」をいろいろなフレーズで表現することができます。
例文を挙げて、みていきましょう。
let go
ジェイコブは解雇されました。
Jacob was let go.
let go:
クビになる、解雇される
ニュアンスとしてはそんなに強くなく、遠回しなフレーズです。
婉曲的にクビになった事実を表現する際、よく使われます。
また、従業員本人には責任がない場合も、let goを使って表現する場合があります。
このフレーズを使うと、解雇されたことがあまり重いニュアンスになり過ぎず、ひとつの話題として話題を振ることができます。
fire
ジェイコブはクビになった。
Jacob was fired.
fire ~:
~を解雇する
be fired:
クビになる、解雇される
fireを用いて解雇を表わすと、ちょっと強めの表現になります。
この単語は、「明日からもう来なくていい」という、完全にクビの意味です。
友達同士などカジュアルな会話の場面で使う言葉ではありますが、強い英語表現になるので気をつけましょう。
会話の中で解雇という話題を、少し優しいニュアンスで出したい場合、適しているのはlet goです。
let goを用いると、あまり強くない間接的な言い回しになるので、友達との会話にはピッタリの表現でしょう。
相手に自分の知っている情報を教える時の英会話フレーズ
今回紹介しているのは、友達との会話の中で解雇の話題を振るという状況の表現です。
日本語だと「ジェイコブが解雇されたの知ってた?」「ジェイコブが解雇されたらしいよ」というような言い方になると思います。
Jacob was let go.は、ジェイコブが解雇されちゃった。という意味で、事実を述べるだけの言い回しです。
~って知ってた?~らしいよ。のニュアンスを含むフレーズを付け加えることで、ネイティブのような英語表現になります。
Did you know that〜?
とまず最初に言って、続けてJacob was let go.と言いましょう。
Did you know that〜?をくっつけると、友達とのカジュアルな会話の中で、自然に「知ってた?」というニュアンスを持たせることができます。
ジェイコブは解雇されたんだってね、知ってた?
Did you know that Jacob was let go.
Did you~?なので、過去形の質問のように感じるかもしれませんが、意味合いが全く違います。
質問ではなく、自分は知っていて、相手が知らないであろうと思われる知識や情報を、相手に伝えるというニュアンスです。
誰かに何かを伝える時は、Did you know that~?を付けて、軽く話題を振るようにしてください。
英語らしい表現方法であり、「~されたんだってね?」「らしいよ」という雰囲気で話すことができます。
DoとDidのニュアンスの違いに注意
ちなみに、Do you know ~?と言ってもいいのでは?と思う方がいるかもしれません。
結論から言うと、ニュアンスは全く異なります。
参考までにふたつの例文を比較してみましょう。
ケーキの作り方は知っていますか?
Do you know how to make a cake?
彼は5言語話せるらしいよ。
Did you know that he speaks 5 languages?
→自分が知らない知識や情報、方法ややり方などを相手にたずねる時
Do you know~?
→自分が既に知っている知識を相手に伝える時
Did you know~?
ニュアンスの違いを意識して、使い分けができるようになりましょう。
まとめ
解雇する、という内容を伝えるにもいろいろな表現があり、ニュアンスも違います。
その中でも今回は、直接的でなく優しいニュアンスの表現であるlet goについて説明しました。
また、友達同士で、誰かが解雇されたことを話題にする際は、Did you know that~?の後に伝えたい内容を言うようにしてください。
~らしいよ。という会話のニュアンスが再現でき、ネイティブがよく使う表現です。
軽いトーンの日常英会話で使える、とても便利なフレーズですので、覚えて活用していきましょう。
動画でおさらい
ネイティブの英語表現「解雇された」の優しい雰囲気の言い方を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。