notedの意味と使い方|noted with thanksなどビジネスシーンで役立つフレーズ
外国人の同僚や上司とメールでやり取りをしていると、Well noted.やNoted with thanks.といった返信をよく目にします。
これらは、ビジネスメールにおける定番フレーズで、自分が相手に何かを報告した際の返信文としてよく使われます。
今回は、ビジネスシーンで使われるnotedの意味と使い方を紹介します。また、日常会話で使えるnotedの類義表現も紹介するので、ビジネス英語に限らず、日常英会話でも役立つ内容になっていますよ!
notedの意味や使い方をマスターして、あらゆるシーンで使いこなしましょう!
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notedの意味
notedは、動詞noteがルーツの形容詞。形容詞notedには、2通りの意味があります。
ひとつは、①著名なや顕著なの意味。特別な注意を払う、気を配るという動詞の意味から派生し、famousと同じような意味ですが、famousよりもフォーマルなニュアンスがあります。
もうひとつの意味は、②確認しましたや了解しました。Noted.の一言で了解ですという意味でよく使われます。
情報を書き留めるという意味の動詞がルーツです。書き留められたという直訳から、あなたの言ったこと(意見やアドバイス、報告)は心に留めておきます、留意しますという意味になります。ただし、留意するからといって、必ずしも同意や賛成しているということにはならず、反対される可能性もあるので注意です。
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動詞noteの意味と使い方
形容詞notedのルーツとなる動詞noteの意味は、特別な注意を払う、気を配る、書き留めるです。この動詞のnote(過去形noted)もよく使われる便利な動詞なので、ここで使い方を確認しておきましょう。
動詞noteを使った定番の言い回し | 意味 |
We note that ~. | われわれは、~に留意する |
It is noted that ~. | ~が留意される |
It should be noted that ~. | ~が当然、留意されるべきである |
これらのフレーズは、論文や説明文などで重要なポイントを、注目すべきは~(that以下)であるということを述べる際によく使われます。
また、以下の表現も文章の中でよく使われるのであわせて覚えておくといいでしょう。
as noted above | 上記のように |
unless otherwise noted | 特に記載がない限り |
except as noted below | 後述の場合を除き |
①noted(著名な)の使い方
著名な、顕著なのnotedは、be noted for ~.の形でよく使われ、〜で有名な、〜で名高いという意味になります。
サクラ高校はその漸進なポリシーで有名です。
Sakura high school is noted for its progressive policies.
あの姉妹はその美貌で知られています。
The sisters are noted for their beauty.
また、名詞を形容する際にも使われます。noted scholar(著名な学者)は、よく使われるパターンです。
②noted(了解しました)の使い方
noted(了解しました、承知しました)は、会話よりも、ビジネスメールで使われることが多いです。
また、単にNoted.(了解しました)と表現するだけでなく、前後に何かしらの単語やフレーズを伴ったパターンもよく使われます。ここでは、Noted.(了解しました)のアレンジバージョンを紹介します。
了解しました。
Well noted.
※Noted.(了解しました)の強調形です。
確かに承りました。
Duly noted.
※dulyは、正式に、きちんとという意味の副詞です。他にSurely noted.やCertainly noted.といった表現も同じ意味で使われます。
了解です。ありがとうございます。
Noted with thank you.
Noted with thanks.
Noted with appreciation.
※with thank youまたはwith thanks、appreciationを付け加えることで、丁寧な表現になります。Well noted with thanks.やDuly noted with appreciation.などといったアレンジも可能です。
Noted.のバリエーションは他にもたくさん!以降は一覧で紹介しますが、全てNoted.と同じ意味、承知しました、了解しましたです。Noted.ばかり使ってワンパターンだ、と思われないために、時にはこれらのフレーズも使っていきましょう!
了解です。
Noted on this.
It is noted.
Yours noted.
Noted and confirmed.
他にもある了解や承知を表す英語表現
Noted.は主にビジネスシーンでよく使われる、了解しました、承知しましたの表現です。では、友達や家族とのやりとりでカジュアルにわかったと返事をするのは、英語でどう言うのでしょう?
ここでは、相手の言ったことややったことを確認した時、または理解した時に使うカジュアルなわかった!を紹介します。
わかった!
OK!
賛成や同意、相手への理解など幅広い場面で使える便利な表現です。かなりカジュアルな表現なのでフォーマルなシーンでの使用は控えましょう。
わかった!
All right!
OK同様、幅広い場面で使えます。ただし、言い方によっては相手に興味がなかったり、嫌々賛同しているように聞こえてしまったりするので、注意しましょう。
わかった!
I got it!またはGot it!
相手が言わんとすることを理解した時に使うカジュアルな表現です。I get it.と現在形で使われることもありますが、意味や使い所は同じです。なお、スラングではGotcha!と言います。
わかったよ。
I understand.
内容をきちんと読んだ、言わんとすることが適切に伝わったことを伝えたい時に使います。わかったと日本語では過去形ですが、英語ではI understood.と過去形にするのではなく、今理解しているという状態を表すために現在形を使う点に注意しましょう。
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まとめ
notedの意味や使い方を紹介しました。
形容詞のnotedの意味は、著名なと了解しましたの2つ。be noted for ~.(〜で有名な)の形と、Noted.(了解です)が主な使い方でした。
Noted.(了解です)には、Noted with thanks.やWell noted.などアレンジバージョンがいくつもありました。いずれの表現もビジネスシーンでよく使われる定番フレーズです。
さまざまな表現パターンを覚え、表現力を豊かにしていきましょう!