same hereの意味と使い方|me tooとの違いやビジネスで使える英語での返し方
海外のドラマや映画でよく出てくるsame here。どういう意味かわかりますか?
ネイティブとの日常会話で実際にこのフレーズを聞いたことがある人や、もしくはレストランで「same here」というフレーズを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
今回は、簡単に言える「同じだよ」の気持ちを表すsame hereの正しい意味と使い方を紹介します。フレーズを交えながら一緒に理解を深めていきましょう!
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same hereの意味
単純に直訳すると「ここも同じ」となりますが、それではよく意味が伝わりませんよね。
same hereの意訳は「私もそう思う」「私も同じです」となり、同じ気持ちを示すときに使う表現です。
海外ドラマのレストランシーンなどでも、よく使われているのを見ますよね。
登場人物が一緒のテーブルに座った友人と同じものを注文したいときに「私にも同じものをください」という意味で「same here.」と発言します。
A:コーヒーをください。
Coffee, please.
B:私も同じで。
Same here.
より丁寧に相手に伝えたいときはI’ll have same, please.を使いましょう。
同じものをお願いします。
I’ll have the same, please.
same hereを使った3つのシーン別表現
カジュアルな会話の中でも、same hereはよく使われます。
3つの場面での、会話表現を声に出して練習してみましょう。
本音トーク
A:私は飲み会は好きじゃないんだよね。
I don’t really like drinking parties.
B:え、私もよ。
Oh, same here.
別れ際のあいさつ
A:また会えて良かったよ。
So,it was nice seeing you again.
B:そうだね。きみのお母さんにも宜しく伝えてね。
Same here.Say hi to your mom for me.
趣味を紹介
A:私はオードリー・ヘプバーンが好きなんだ。お気に入りの映画は「ローマの休日」なんだ。
I like Audrey Hepburn.My favorite movie is Roman Holiday.
B:マジで。私もだよ!私たちは共通点がたくさんあるね。
Oh my god,same here!We have so much in common.
ちなみに、hereを言わずにsame.とだけ伝えるパターンもあります。
相づちのように自然にsame hereが言えるようになると、英会話のスキルもレベルアップしますよ!
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same hereと同じ意味を持つ単語やイディオムを紹介します。
「私も同感です」と言いたいとき、場面や会話ごとにいろんな表現を使い分けできるようになると、会話の幅が広がりますよ。
same hereとme tooの使い分け
「私も同じです」と意思表示をする際に、最初に頭に浮かんでくるフレーズは、me tooという人は多いのではないでしょうか。
me tooはsame hereと同じ意味ですが、使う時に気を付けたいポイントが2点あります。
まず1つ目の大事なポイントは、「〜じゃないよね」という否定文に対して「私もそう思う」と答えたい場合はme tooではなく、me neitherと単語を変えなくてはなりません。
「え!なんでもMe tooじゃダメだったの?」と焦った人もいるのでは?
相手の話す言葉によって使い分けが必要な言葉は、英会話に慣れてない人にとっては少しだけハードルが高いかもしれません。
A:疲れた。
I’m tired.
B:私も。
Me too.
A:私はその映画を見たことがありません。
I haven’t seen the movie.
B:私もです。
Me neither.
相手の否定文に対して「私もです」と同意を示すので、この場合はneitherを用います。
また2つ目のポイントで、例えばレストランなどで同じものを注文したいときにme tooを使うと、すこし子供っぽいニュアンスになるので注意が必要です。
実際には、英語ネイティブ以外の人は、me tooのほうを多用している人のほうがほとんど。Me neither.というべきところをMe too.といってしまっても通じます。
ですが、この2点からもわかるように、same hereのほうがルールがなく、どんな場面でも自然に使えて便利なフレーズなので、この機会に覚えておきましょう。
so am I / so do I
so am Iとso do Iは、「私も同じだよ」と同調したい時に使える相づちの表現。
same hereと同じように使えます。be動詞と一般動詞で使い分けていきましょう。
A:私はニューヨーク市出身です。
I’m from NYC.
B:私もニューヨーク市出身です。
So, am I.
A:私は買い物をすることが好きなんです。
I like shopping.
B:私も買い物は好きです。
So, do I.
この他にも、過去の事について言いたいときは以下のように表現できます。
A:私はそのアニメを見ました。
I watched the anime.
B:僕も見ましたよ。
So did I.
Likewise
Likewiseという副詞はsame hereと同じ意味でより丁寧なフォーマルな表現。会話でも「私もです」という意味で使えます。
A:お話ができて良かったです。
It was great talking to you.
B:はい、私も同じです。
Yeah, likewise.
same hereよりもフォーマルな言い方なのでビジネスシーンではよく使われます。
覚えておくと海外の取引先との商談でポイントアップできますよ。
他にも何か意見や提案について同調したいときに「賛成です」という意味のI agree.もよく使われます。「反対です」と言いたいときはI disagree.なのでこちらもいっしょに覚えておきましょう。
私の考えについて意見を聞きたいです。
I want to hear your opinion about my idea.
賛成です。
I agree.
反対です。
I disagree.
ビジネスシーンで使えるフレーズ
likewiseはビジネスシーンで使われると説明しましたが、same hereはビジネスシーンでも使えるのでしょうか。答えはYes。
ビジネスで、相手と同じ気持ちだと伝える時にもsame hereは活躍します。
例えば、取引先の会社の方とのあいさつの場面で応用できます。
A:ようやくお会いできて嬉しいです。
It’s great to finally meet you.
B:ええ、こちらこそ。(私も同じ気持ちです。)
Oh, same here.
A:それでは、早速本題に取りかかりましょう。
Well,okay.Let’s get down to business.
このように、初めて会ったビジネスパートナーとも自然に会話ができます。そしてsame hereをうまく使うことで、次の話題への移動もスムーズに。
他にも会社内のプロジェクトや会議で、誰かの意見に対して同じように感じたときにも使ってOK。
また、相手と同じ経験をしたことがある時にもsame hereで表現できるので、ぜひ使ってみてください。
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まとめ
今回は「私も同じです」と言いたいときに活躍するsame hereというフレーズを紹介しました。カジュアルな日常会話から、レストランでの注文、ビジネスシーンまでいろいろな場面で表現できるのでしっかり覚えておきましょう。
日本人は相手の意見に同調するのが得意だと言われていますが、外国では自分の意見をしっかり発言することがより重要になってきます。
けれども、same hereというフレーズを使うことで、よりお互いに親近感もわき、会話のクッションにもなります。
ぜひ今日から「自分も同じです」と言いたいときに使ってみてください。
そして、same hereと同じ意味をもつ類語も場面に応じて上手に使い分けできるようにしておきましょう。