トリッキー(Tricky)の意味は?ゴルフでの使い方やスラングまで例文解説
トリッキーな技だねー!
トリッキーすぎてよくわからない。
日常会話で「トリッキー」と言う表現はよく出てきますよね。
ただ、「なんとなく使っているけど、トリッキーってどういう意味?」という方もいるでしょう。
トリッキーは、英語の「tricky」が語源のカタカナ語です。
今回は、日本語の「トリッキー」と英語の「tricky」の意味と使い方について解説します。
これらは、日本語と英語で共通して使われていますが、微妙なニュアンスや使われ方の違いがあります。この記事では、両方の言葉が持つ意味や用法と、スラングやゴルフでの使い方もお伝えします。
「トリッキー」と「tricky」の言葉の意味と使い方を理解して、英語学習を一層充実させましょう。
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日本語の「トリッキー」とは
「トリッキー」は、英語のtrickyが語源のカタカナ語です。日本語でも英語でも、似たような意味合いを持ちますが、微妙なニュアンスや使い方の違いがあります。
まずは、日本語の「トリッキー」に関して見ていきましょう。
トリッキーの意味は?
一般的に、トリッキーは、以下のような意味で使われます。
巧妙な/ずるい:他人をだますための巧妙な手段や策略を指します。
例)トリッキーな手口、トリッキーな商法
難しい/やっかいな:問題や課題が解決しにくく、巧妙(こうみょう)で手強い、簡単には対処できない難しさを表します。
例)トリッキーな問題、トリッキーな状況
また、人に対して使われる場合は、悪賢く信用しにくいという意味で使われます。
トリッキーの言い換え表現
トリッキーの言い換え表現には、以下のようなものがあります。
厄介な
例)トリッキーな状況→厄介な状況
ずるい
例)トリッキーな人→ずるい人
裏がある
例)トリッキーな手口→裏がある手口
巧妙な
例)トリッキーな動き→巧妙な動き
手強い
例)トリッキーな問題→手強い問題
Trickyの意味
日本語のトリッキーと英語のtrickyは、基本的な意味としては似ています。
しかし、微妙なニュアンスの違いが存在します。
両者は「巧妙な」「策略的な」「手の込んだ」といった意味で使用されますが、文脈によって異なるニュアンスを持つことがあります。
日本語のトリッキーは、しばしば「トリック」や「だまし」、「いたずら」の意味合いを含み、ある種の不正や欺瞞を暗示することがあります。
一方、英語のtrickyは、「難しい」、「困難で厄介な」といった意味でより多く使用されます。
詐欺や悪質な行動を連想させるようなニュアンスはそれほど強くありません。
Trickyの使い方
trickyは形容詞です。
名詞+trickyで「トリッキーな〇〇」を表現したり、主語+be動詞+trickyで「〇〇はトリッキーだ」と表現したりします。
具体的な使い方を例文で見ていきましょう。
あの数学の問題は難しかった。
That math problem was tricky.
ラッシュアワーに東京の混雑した道路を進むのは難しいです。
It is tricky to go through the busy streets of Tokyo during rush hour.
マジシャンは巧妙なカードトリックを披露した。
The magician performed tricky card tricks.
彼女を侮るなよ。彼女は欲しいものは必ず手に入れるトリッキーガールだ。
Don’t underestimate her. She’s a tricky girl who always manages to get what she wants.
※underestimateで、「過小評価する」「軽く見る」と言う意味です。
あのボスには注意して!予測できない攻撃パターンを持つトリッキーキャラだよ。
Watch out for that boss! It’s a tricky character with unpredictable attack patterns.
※tricky character(トリッキーキャラクター)は、日本語でも英語でもゲーム用語としてよく使われます。
Trickyのスラングでの意味
trickyはスラングで、売春の手口またはそれに関連したものを指すことがあります。
たとえば、tricky moneyは直訳では「厄介なお金」ですが、隠語で売春などで得たお金を指します。
広く認知されている一般的な用法ではありませんが、万が一耳にした際などには、どういう意味で使われているのか注意しましょう。
トリッキーはゴルフ用語でも使われる
ゴルフにおけるトリッキー(tricky)は、「難しさ」や「困難さ」を表す意味で使われます。
ゴルフコースのデザインや配置などがプレイヤーにとって戦略や技術を必要とする場合、そのコースを日本語では「トリッキーなコース」、英語では「tricky course」と言うことがあります。
また、トリッキーショット(tricky shot)という表現もあります。これらは、ゴルフにおいて難しい技術や戦略的なショットを指す場合に使われます。
17番ホールは、傾斜やバンカーがあるトリッキーなグリーンで知られています。
The 17th hole is known for its tricky green with slopes and bunkers.
彼はラフからグリーンへのトリッキーショットを見事に決めました。
He nailed a tricky shot from the rough onto the green.
※nailは口語表現で、「見事に成功する」「完璧にこなす」と言う意味で使われます。
彼はトーナメント中にトリッキーな風のコンディションに苦戦しました。
He struggled with the tricky wind conditions during the tournament.
まとめ
日本語の「トリッキー」と英語の「tricky」の意味と使い方について詳しく解説しました。
日本語のトリッキーが主に「巧妙さ」や「策略性」を表す際に使われるのに対し、英語のtrickyは「難しさ」や「困難さ」を表すことが特徴です。
また、ゴルフにおいてはトリッキーもtrickyも同じ意味で、「難しさ」や「困難さ」を表す意味で使われます。
トリッキーとtrickyの使い方をマスターすることで、より正確かつ自然な英語表現ができます。自分なりの例文を作成するなどしてtrickyの使い方を定着させて下さい!