「最悪の場合・マジ最悪」を英語で?最上級からスラングまで例文解説
英会話を学んでいると、徐々にフランクな会話やフレーズにも触れたくなるものです。
日本語でも「やばい」や「マジ最悪」など、若者が使う軽い言葉がたくさんありますが、もちろん英語にも似たような表現は存在します。
そこで、今回は英語の「最悪」を中心に、ネイティブも使っている英語の表現を紹介します。
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最悪を意味する英語
それでは、早速英語で最悪を意味する単語や表現についてみていきます。
日常会話からビジネスシーンにまで使用できる英語ばかりなので、順番に覚えていきましょう。
worst
まず最初に紹介するのはworstです。
中学校で英語を学んだ人であればご存知の通り、worstはbadの最上級で、最悪、ひどい、最低を意味します。
私が会った中で、彼は最悪な人だ。
He is the worst person I have ever seen.
これは最悪の状況だ。
This is the worst case.
ちなみに、worstの真逆の最高を意味する単語はbestです。セットで覚えておきましょう。
羽生結弦は世界最高のスケーターの一人です。
Yuzuru Hanyu is one of the best figure skaters in the world.
awful
続いて紹介する単語はawfulです。
こちらもworst同様に最悪、ひどいを意味する単語ですが、「気分は最悪」など、感情的に怖かったり、気分を害したときに使用します。
どちらかというと、表層的な怖さや悪さを伝えるニュアンスのある単語です。
最悪な気分だ!
I feel awful!
私はその最悪なゲームをプレイしたくない。
I don’t want to play the awful game.
terrible
最悪を表現する際によく使用される単語がterribleです。
怖い、恐ろしいという意味がありますが、「もう最悪!」など、より「ひどい」というニュアンスが強い単語です。
この小説はひどすぎる!
This is a terrible novel!
あれはひどい事件だった。
That was a terrible case.
最悪の気分だ。
I feel absolutely terrible.
horrible
綴りからもわかる通り、horribleはhorrorの語源です。
そのためhorribleは、最悪を意味する単語の中でもより感情的な恐怖のニュアンスを含みます。
昨夜、ひどい夢を見た。
I had a horrible dream last night.
また、自分や誰かの行動や振る舞いが親切でなかったときにも使用できます。
彼女はなんてひどいやつなんだ!
How horrible she was!
最悪にまつわるフレーズやスラング
ここまで、最悪やひどい、やばいを表現するワードについて取り上げてきました。
続いては、最悪にまつわるフレーズやスラングについてご紹介します。
日常生活やビジネスシーンに使えるものから、普段使いをするには向かないけれど知っておくべきスラングまで一緒にみていきましょう。
In the worst case
In the worst caseは読んで字のごとく、最悪の場合を意味するフレーズです。
丸暗記してそのまま使ってみましょう。
最悪の場合、彼女を逮捕しなくてはならない。
In the worst case, I’ll have to arrest her.
worst case scenario
worst case scenarioは直訳すると最悪なシナリオですが、ニュアンス的には最悪の場合でもという、前向きな気持ちを表現するフレーズで、ビジネスシーンでもよく使用できます。
また、話す内容は未来のことなので、使うときは現在形で使用しましょう。
最悪でも、もう一度トライできるよ。
Worst case scenario, we can try it again.
sucks
海外の映画で、劇中の俳優が「サックス!」と叫んでいるのを聞いたことはありますか?
彼らはsucks、またはsuxと言っています。最悪、最低という意味で使用されますが、かなり下品な表現なのでよほど砕けた関係の相手以外には使いません。
基本的には使用しないようにしましょう。
マジ最悪。
It sucks.
fuck
こちらも海外映画で聞いたことがあるワードではないでしょうか。
意味はsucksとほとんど同じで最悪、また下品な言い方をするとクソッタレなどの意味があります。
ネイティブの友人同士の会話では登場することもないとは言いませんが、初対面でこのワードを使おうものなら殴り合いの喧嘩待ったなしです。絶対に使わないようにしましょう。
最悪の日だ!
What a fucking day!
It’s a disaster
直訳すると災害だ、つまり災害に例えるほど悪いことが起こったときに使用するフレーズです。
彼氏と別れた!最悪!
I broke up with my boyfriend! It’s a disaster!
messed up
仕事などでかなりひどい失敗をしたときに使用するフレーズです。
また、お酒を飲みすぎたり、らりったりしているときにも使用されます。
それは最悪だね。
That’s messed up.
私の父は少しらりってる。
My father is kind of messed up.
まとめ
最悪を表現する単語やフレーズ、関連したスラングについて取り上げてきました。
自分の感情を伝えるとき、日本人は遠回しな表現を好みますが、海外でははっきり伝えます。そうでなければ、自分に都合が良いようなニュアンスで捉えられ、真意が全く伝わらない場合があるためです。
ここで取り上げた表現は、日本語に置き換えるとかなり強い表現に思われるかもしれませんが、これくらい強くないと文化も思想も違う相手に自分の気持ちは伝わりません。
相互理解を深めたいのであれば、感情は絶対に出すべきです。遠慮せず、思い切って使ってみましょう!