talk toの意味と使い方|talk withとの違いを例文で比較

talk to 意味 使い方 talk with 違い 英語

Can I talk to you now?これは、今話してもいい?と聞く際の一般的なフレーズです。では、talk totalk withに変えたCan I talk with you now?は、どういう意味になるのでしょうか?

実はCan I talk with you now?も同じく、今話してもいい?という意味のフレーズです。
しかしながら、これら2つのフレーズでは、話してもいいかと聞いている人物の「気持ち」に大きな違いがあります。

今回は、talk toの意味と使い方を、talk withとの違いに触れながら紹介します。言い換えが可能な場合と使い分けが必要な場合、それぞれ例文と共にしっかりと学んでいきましょう!

talk toの意味

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talk toには2つの意味があります。
1つは、~に話しかけるという「一方的に」話すという意味です。
もう1つは、~と話すという「互いに」話し合うという意味です。
メインの使われ方は「一方的に話す」ですが、「互いに話し合う」という意味でも使われることがあるため、状況によって判断する必要があります。

それでは、それぞれの意味での使い方を例文とともに見ていきましょう。

①~に話しかけるtalk toの使い方&例文

~に話しかけるという意味のtalk toは、話し手が一方的に話すケースです。talk toのメインとなる使い方で、自分が相手に何かを伝えたい時や、話し手と聞き手の役割がはっきりしている場合に使われます。

イメージとしては、このような感じです。

A(話し手)→B(聞き手)

聞き手であるBは、頷いたり軽く相槌を打ったりするのみで、Aの話をただ聞いてるだけ。場合によっては、Bはその話を聞きたいとすら思っていないことも考えられます。上司が部下に指示する際や、親が子どもに説教するシーン、お店のスタッフにクレームをするシーンなど、さまざまなシーンが思い浮かびますね。

マネージャーとお話したいのですが。
I’d like to talk to the manager.

あなたに話があります。
I need to talk to you. 

話をさせて。
Let me talk to you.

②~と話すtalk toの使い方&例文

~と話すという意味のtalk toは、互いにまたは複数人で話し合うケースです。talk toのメインの使われ方ではありませんが、この意味で使われることもあります。
同僚たちと業務の相談をしたり、親子で高校の進学先について話し合ったり、お互いが発言し、会話のキャッチボールをする際に使われます。

いつでも話しかけてね。
You can talk to me anytime you want.

昨日、義理の母との会話を楽しみました。
I enjoyed talking to my mother in law yesterday.

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Talk to the hand!の意味は「手と話す」?

talk toを使ったイディオムで、Talk to the handというものがあります。これは直訳すると、手に話しかけるまたは手と話すとなります。しかし、これでは意味が通じませんよね。
talk to the handは、これ以上話したくないもう話はおしまいやめてという意味のイディオム。自分の手のひらを相手に向けて、話を終わらせたい時に使います。

恋人との口喧嘩や親からのお説教、しつこくナンパしてくる人に対してなど、使えるシーンはたくさんありそうですね!

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talk toとtalk withとの違い

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冒頭でのCan I talk to you now?と、Can I talk with you now?の違いを解明すべく、talk toとtalk withの違いを見ていきましょう。

talk withは、~と話すという意味で、互いにまたは複数人で話し合う際に使われます。talk toの②の用法と同じなので、この場合は、talk totalk withは言い換えが可能です。

しかし、talk withにはtalk toの①の用法(一方的に話しかける)という意味はありません。
つまり、talk totalk withの違いは、talk withにはtalk toの①「一方的に話しかける」用法はないという点です。

talk toとtalk withの言い換えが可能なケース

互いにまたは複数人で話し合うという意味で使うのであれば、talk totalk withは言い換えが可能です。

監督と私の映画について話したいです。
I want to talk with the director about my film.

=I want to talk to the director about my film.

ケリーと電話で話しました。
I talked with Kelly on the phone.

=I talked to Kelly on the phone.

ただし、基本的にtalk toは「一方的に話しかける」という意味合いがメインであるため、はっきりと「互いに話し合う」というニュアンスで伝えたいのであれば、talk withを使うことをおすすめします。

talk toとtalk withの言い換えができないケース

talk totalk withの言い換えができない、または不自然となるケースを例文で確認しましょう。

私はぬいぐるみに話しかけます。
〇 I talk to my stuffy.
× I talk with my stuffy.
(一般的に)ぬいぐるみとは話し合うことができないので、talk toを用います。

〇 He is talking to himself.
× He is talking with himself.

talk to oneself独り言を言うという熟語なので、talk withは使えません。

Can I talk to you now?とCan I talk with you now?の違い

talk totalk withの違いは理解できたでしょうか?ここでまとめをしながら、冒頭の課題Can I talk to you now?Can I talk with you now?の違いを確認していきましょう。

【talk toの意味と使い方】

  • 一方的に話しかけるという意味がメイン
  • 話し手と聞き手の役割がはっきりしている場合に使う
  • 互いに話し合うという意味で使うこともある

【talk withの意味と使い方】

  • 互いに話し合うという意味

つまり、Can I talk to you now?と言われた場合は、相手が一方的に自分に話したい気持ちが強く、Can I talk with you now?と言われた場合は、相手は自分と一緒に会話をしたい気持ちがあるということ。これが2つの違いの基本です。

ネイティブにも明確に使い分けをしない人もいますが、基本は基本としてしっかりと理解しておきましょう。

talk toとspeak toとの違い

speak toは、~に話しかけるという意味で、talk toの①の用法(一方的に話しかける)と同じです。talk toの②の用法(互いに話し合う)という意味はありません。

また、どちらかというとtalk to知り合いに話しかける際によく使われ、speak toは、よく知らない人に話しかけたり、ビジネスシーンや公式な場で話しかける際に使われる傾向があります。

ただ、これに関してはネイティブも意識している人は少ないので、そこまで厳密に使い分けを意識する必要はありません。では、talk tospeak toの言い換えができるケースとできないケースを例文で確認しましょう。

あの子と話してみたいな。
〇 I want to talk to that girl.
× I want to speak to that girl.
誰かと会話を繰り広げたい、交流したいという際には、speak toは使えません。talk toを用います。

彼は独り言を言っています。
〇 He is talking to himself.
〇 He is speaking himself.
talk to oneselfまたは、speak to oneself独り言を言うという熟語です。

まとめ

talk to 意味 使い方 talk with 違い 英語

talk toは基本的に、「一方的に話しかける」、「話し手と聞き手の役割がはっきりしている」場合に使います。ただ、talk withと同じく、「互いに話し合う」意味もあるため、複数人で会話をするという場面で使われることもあります。

ただし、talk toは一方的に話しかけるニュアンスが強い言い回しなので、はっきりと「互いに話し合う」というニュアンスで伝えたいのであれば、talk withを使うといいでしょう。

talk toとtalk withは、toとwithのたった一つの前置詞の違いで、伝わるニュアンスが変わってくる面白い表現です。こうした基本をおさえることで、コミュニケーション力は大きく変わってきます。小さな違いでも見過ごさず、しっかりと理解し使いこなせるようになるといいですね!