I’m lovin’ itの意味と使い方|loving youなどloveの進行形まで例文解説
I’m lovin’ it.というフレーズは、マクドナルド(Mcdonalds)のCMでよく耳にしますよね。
では、I’m lovin’ it.とはどういう意味でしょう?
もしかしたら、フレーズは知ってるけど正しく理解してない人も多いのでは?
そこで今回はlovinの意味を解説しながら、具体的な使い方や類義語も合わせて紹介します!
>英語が上達する1日3分の無料メール講座<
lovinの意味
lovinは、lovingを省略した言い方になり、気に入っているというニュアンスになります。
lovin、lovingを使うことで、「それ好きなんだ!」「これお気に入りなの!」といったように好きな気持ちを強調したいときに使用します。
またloveにingが付いていることから、普段の状態ではなく、今まさに好きだ、気に入っているというニュアンスになるのです。
歌の歌詞などでloving youという表現が出てきたりしますが、これも「今まさに君のことが好きだ」というニュアンスを強調した表現です。
マクドナルドのI’m lovin’ itの意味
lovinを使用した最も有名なフレーズと言えば、マクドナルドのI’m lovin’ itです。
先ほど説明したように、loveにingが付くことで好きという感情をより強調でき、「最近ずっと好き」「今のお気に入り」という解釈ができます。
さらに目的語であるitはそれ、あれという意味がありますが、ここではあえて具体的に示さずに聞き手に解釈をゆだねています。「分かる人にだけ分かればいい」という感じですね。
これらのポイントを踏まえると、マクドナルドのI’m lovin’it は、最近の私のお気に入り、私が最近ハマっているものという意味になるのです。
lovinは本来正しい英語ではない
lovinはlovingの略であると紹介しましたが、本来はloveという状態動詞は進行形として使いません。
しかし、マクドナルドのCMのように特定の構文では進行形として使われる場合もあるのです。
日本語でも「マジヤバい」「めっちゃ好き」といった若者言葉があるように、lovinも若者がカジュアルに好きと伝える言葉として使われています。
ただし、文法的に正しくはないので、学校の試験等でlovin’ itもしくはlovingを選ぶと当然不正解となります。
正しくない英語を嫌う人もいますし、フォーマルな場にはふさわしくないので、lovinは仲の良い友達だけに使うなど、多少の配慮が必要ですね。
lovinを使った例文
ここからは、lovinを使った例文を紹介します。
否定文と類義語も合わせて音声付きで紹介しているので、読み方も合わせて覚えておきましょう。
それぞれスラングと正式な文章を入れているので、違いに注目しながらどちらも覚えてしまいましょう!
lovin
まずは肯定文。最近お気に入りであるというニュアンスを強調していることに注目してください。
私はマンチェスターユナイテッドを愛しているし、ここのサポーターとの繋がりは特別だ。
【正式】
I love Manchester United, and the connection I have with the supporters here is special.
【スラング】
I’m lovin’ it Manchester United,the connection between me and the supporters is special.
私はこれを5年以上愛用しています。
【正式】
I have loved using this for over 5 years.
【スラング】
I’ve been lovin’ it for 5 years.
とにかくここが大好きなんです!
【正式】
Anyway I just love this place!
【スラング】
Anyway I’m lovin’ it here!
否定形であるnot lovin’
否定形であるnot lovinは、Noという否定形をより柔らかく伝える表現として使えます。
あなたの提案には、今のところあんまり賛同できないかな。
【正式】
I guess I don’t really agree with your suggestion.
【スラング】
I’m not loving your proposal.
私はそんなに好きになれないかな。
【正式】
I don’t think I like it so much.
【スラング】
I’m not lovin’ it.
同じ意味を持つlikin
likinはlikingの略で、lovinと同じような意味として使えます。
あなたのバッグが好きだよ。(今まさに好きだ、気に入っている)
【正式】
I like your bag.
【スラング】
I’m likin your bag.
ここでは何もかも気に入っています。
【正式】
I like everything here.
【スラング】
Everything is to my liking here.
今のところ、東京は気に入っている?
【正式】
Do you like Tokyo so far?
【スラング】
How are you likin Tokyo so far?
正しい文法で「お気に入り」を表現
lovinまたはlovingは本来正しい文法ではありません。
英語の試験や目上の方と話す場面では、love、like、favorite、be intoなどの単語を使うようにしましょう。
私はロックミュージックが好きです。
I love rock music.
これが私の好きな車です。
This is my favorite car.
私の妻はヨガにハマっている。
My wife is into yoga.
まとめ
今回はlovinの意味を、具体的な使い方や類義語と合わせて紹介しました。
日本語で「めっちゃ好き」「チョー好き」といったように、lovinは若者がカジュアルな感じで使う表現です。
自分の好きなものや好きなことは話しやすいですし、会話も盛り上がりますよね。
lovinというフレーズを使えば、好きであるという感情をさらに相手に伝えやすくなるでしょう。
ぜひlovinというフレーズを使って自分を表現してみましょう!