「〇〇先生」を英語で?ティーチャーの書き方・読み方や発音まで例文解説
日本語で「先生」というと、教師や医者の他、弁護士や小説家など幅広い職業の人に敬意を込めて使われる言葉ですよね。
一方、英語では業種によって使われる単語が異なります。
例えば、学校や教育機関における「先生」は一般的に「ティーチャー」(teacher)と表現されますが、他の業種では異なる単語が使用されることがあります。
この記事では、5つの代表的な業種に焦点を当てて「先生」の英語表現とその呼び方を紹介します。
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先生を英語で?
単語 | 意味 | 略式 | 呼びかけ |
①teacher | 教師 | – | 敬称+ラストネーム |
②professor | 大学教授 | Prof. | professor+ラストネーム |
③doctor | 医師・博士 | Dr. | Dr.+ラストネーム |
④tutor | USA:家庭教師 UK:大学の准講師 | – | 敬称+ファーストネーム |
⑤instructor | 運動系の講師 | – | 敬称+ファーストネーム |
上記の5つの項目で、知りたい項目からチェックできるようにクリックして飛べるようになっています。
英語で「先生」を表現するときは、学校の先生や医師、研究者など異なる業種や教育レベルによって呼び方を変える必要があります。
これら5つは「先生」という意味でよく使われている代表的な英単語です。
ひとまとめに先生をつけて呼ぶ日本とは違い、それぞれ先生への呼びかけ方も変わってきます。発音や詳しい使い分け方を順番にみていきましょう。
①techer
学校や教育機関における一般的な先生(教師)は英語でteacherです。
教えるという意味を持つteachの関連語で、カタカナで発音を表記するとティーチャーになります。
教師
teacher
「小学校の先生」など、英語での教師の職業名称も確認しておきましょう。
小学校の先生
An elementary school teacher
中学校の先生
A middle school teacher
高校の先生
A high school teacher
語学の先生
A launguage teacher
英語の先生
An English teacher
「~先生」と学校の先生を英語で呼ぶには?
日本語で学校の先生を呼ぶときは、「太田先生」のように苗字+先生で呼びかけますよね。
一方、英語で学校の先生を呼ぶ場合は、敬称+ラストネーム(苗字)を使うのが一般的です。
まずは男性の先生の呼び方です。
苗字が分かっている場合にはMr.○○と呼ぶと良いでしょう。
こんにちは、ダニエル先生。
Hello, Mr. Daniel.
苗字が分からない場合にはSirと呼びかけます。
すみません。あなたがドレイク先生ですか?
Excuse me Sir, are you Mr. Drake?
続いて、女性の先生の英語での呼び方です。
苗字が分る場合にはMs.○○、既婚と分かっている場合はMrs.○○、未婚の場合にはMiss○○と呼ぶと良いでしょう。
女性にsirは使わず、正しい敬称が分からない場合や、面識が薄い場合はMs.を使うのが無難です。
こんにちは、ダニエラ先生。(未婚か既婚か定かでない場合)
Hello, Ms. Daniela.
こんにちは、ダニエラ先生。(既婚と分かっている場合)
Hello, Mrs. Daniela.
こんにちは、ダニエラ先生。(未婚と分かっている場合)
Hello, Miss. Daniela.
このように女性の場合の先生の呼び方は英語敬称がカギとなります。スペルが異なると意味合いが違ってくるので要注意です。
②professor
大学や研究機関での高位な教育者や学者を指すprofessorは、大学教授という意味があり、メールや手紙に記す敬称にはprof.と略式で表記するのが一般的です。
ちなみに、前項で紹介したteacherは略されることは一般的にはありません。
大学教授
professor
professor(教授)の英語での呼びかけ方
教授を呼ぶ場合は、professor+ラストネーム(苗字)を使うのが一般的です。
苗字が分かっている場合にはprofessor○○と呼びましょう。
学校の先生の場合、性別によって敬称の使い分けが必要でしたが、professorやdoctorなど業種が明確なものは性別に関わらず業種+○○と呼ぶことが可能です。
こんにちは、ダニエル教授。
Hello, professor Daniel.
苗字が分からない場合は、Professorと呼ぶことが可能です。
すみません、教授。これはあなたのペンだと思います。
Excuse me professor, I guess this is your pen.
また教授や先生宛のフォーマルな手紙やメールの結び文についてはこちらの記事も参考になります。
③doctor
doctorは、医療業界における「先生」の表現で、医師や博士、医療従事者に対して使用されます。
大学院を卒業し、博士号を取得すると医師でなくともDr.と呼ばれます。
メールでの敬称にはDr.と略称で表記するのが一般的です。
医師・博士
doctor
doctor(医師や博士)の英語での呼びかた
医師や博士を呼ぶ場合は、Dr.+ラストネーム(苗字)を使うのが一般的です。
苗字が分かっている場合にはDr.○○と呼びましょう。
こんにちは、ジョンソン先生。
Hello, Dr. Johnson.
苗字が分からない場合は、doctorと呼ぶことが可能です。
映画やドラマの1シーンで、緊急時にお医者さんがいないか尋ねる場合はこんなフレーズがよく使われます。
ここにお医者さんはいませんか?(緊急時の呼びかけ)
Is anyone here a doctor?
会社員は英語でoffice workerだけだと思ってる?これで職業(occupation)を答える時にもう困らない!英語の職業一覧
④tutor
tutorは、アメリカでは個別指導や補習を行う「先生」を指します。
個人や小規模なグループに対し、特定の教科やスキル指導を行う家庭教師や英会話講師などが該当します。
tutorはイギリスでは大学の准講師という意味があり、アメリカとイギリスでは意味合いと発音が違う点を覚えておきましょう。
tutor
家庭教師(アメリカ)
大学の准講師(イギリス)
tutorの英語での呼びかけ方
tutorに呼びかける場合は、敬称+ファーストネーム(名前)で呼びかけが可能です。
こんにちは、トニー先生。
Hello, Mr. Tony.
こんにちは、ルビー先生。(未婚か既婚か定かでない女性)
Hello, Ms. Ruby.
アメリカでは、大学生や高校生など若い年齢の子どもが家庭教師としてバイトすることが多々あります。
そういった場合は、敬称を省いて名前やニックネームで呼びあうこともあります。
家庭教師をしてくれてありがとう、エリザベス。
Thank you for tutoring Elizabeth.
家庭教師をしてくれてありがとう、リズ。(リズはエリザベスの略称ニックネーム)
Thank you for tutoring Liz.
⑤instractor
ジムなどで働く講師をインストラクターと呼びます。
instructorは、スポーツなど運動系のアクティビティーを教える人に対して使う表現。
ジムやトレーニング施設などで働く指導者や講師をインストラクターと呼びます。
小学校や中学校の体育の先生は、Phsical Educationを略したP.E とteacherを合わせ、P.E teacherと呼ばれます。この場合の発音はPEのみでドットの部分は発音しません。
運動系の講師
an instracor
私は中学校で体育の教師をしています
I’m a P.E teacher at a middle school.
instructorの英語での呼びかけ方
instructorも、tutorを呼びかける際と同様に敬称+ファーストネーム(名前)で呼びかけます。
こんにちは、ジョン先生。
Hello, Mr. John.
こんにちは、アマンダ先生。(未婚か既婚か定かでない女性)
Hello, Ms. Amanda.
何度かジムに通って仲良くなると敬称を省いてファーストネームやニックネームで呼びあうこともあります。
ヘイ、シンディー。ごめんね。今日は行けそうにないわ。腹痛があるの。
Hey Cind,Sorry I can’t make it today, I have a tummy ache.
生徒を英語で
生徒は英語でstudentやpupilと言います。
studentには生徒以外にも、学生という意味もあり、大学生にも使えます。
pupilは、イギリスとアメリカでは指す年齢層が違います。
アメリカでは小学生や教え子を意味するのに対し、イギリスでは高校生までの生徒に対して使われます。
生徒・学生
student
pupil
小学生(アメリカ)
高校生までの生徒(イギリス)
私の教室には学ぶことに熱心な多くの生徒がいます。(アメリカ)
I have many pupils in my classroom who are eager to learn.
学校は生徒たちが博物館を訪れるための遠足を企画しました。(イギリス)
The school organized a field trip for the pupils to visit the museum.
まとめ
今回は先生の意味を持つ5つの単語を紹介しました。
英語で学校の先生を呼ぶ場合は敬称がカギになる点と職業によって呼び方が変わる点が興味深かったのではないでしょうか。
今回の記事を参考に、英会話スクールや留学などの実生活で活かせるといいですね!
Keep trying!