現在完了進行形の使える例文15選!日常会話からビジネスシーンまで
現在完了進行形って何だっけ?現在完了形はわかるけど進行形とは違うの?
そんな英文法迷子のあなたへ、この記事を読めば、現在完了進行形とは何かということから現在完了進行形のこなれた使い方やビジネスシーンで使える現在完了進行形まで、例文を通して現在完了進行形の使い方をマスターすることができます。
現在完了進行形を使いこなして、英語上級者になりましょう!
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現在完了進行形とは?
現在完了進行形とは、現在完了と現在進行形を合わせた表現で、現在までずっと~しているという意味を表すことができます。
ネイティブにとっては日常的な表現で、TOEICや高校/大学入試などの受験問題にもよく出題されます。
現在完了進行形の文の形
現在完了進行形の基本の文型は以下の通りです。
【肯定文】主語+have been+動詞+〜ing.
今日は(今までずっと)食べてばっかりだな。
I have been eating all day.
【疑問文】Have+主語+been+動詞+〜ing?
今日(今までずっと)、食べてばっかりじゃない?
Have you been eating all day?
【否定文】主語+haven’t been+動詞+〜ing.
今日(今までずっと)何も食べてないや。
I haven’t been eating all day.
見た目はかなり複雑に感じますが、have+過去分詞の現在完了形と、be動詞+〜ingの現在進行形をくっつけた形と考えると、覚えやすくなります。
また、現在完了進行形には、studyやreadのような動作動詞しか使えないことにも注意しましょう。
be動詞やlike、knowのような、感情、感覚、知覚、所有、資質などの状態動詞は、進行形にできないというルールがあったのを覚えているでしょうか。
このルールが現在完了進行形にも適用されるのです。
【間違った使い方】
私は先月からこの本が好きです。
I have been liking this book since last month.
【正しい使い方】
先月からこの本を読んでいます。
I have been reading this book since last month.
現在完了進行形の基本は、こちらの記事も参考にしてみてください。
継続を意味する現在完了形との違いは?
have+過去分詞という形の現在完了形にも、継続を意味する用法があったような?違いは何だろう?というよくある疑問にお答えします。
現在完了形って何だったっけ?という人は、まずはこちらの記事でおさらいしてください!
文法的な違い
現在完了形との1つ目の違いは、使える動詞の差異です。現在完了進行形では、状態動詞は使えないということを説明しました。
そのため、ある状態がずっと続いているということを状態動詞を使って示したい場合には、現在完了進行形ではなく、現在完了形を用いることが必要です。
私たちは何年も前からの知り合いです。
We have known each other for years.
ここにずっといたんですか?
Have you been here?
例えば、例にあげた文章では状態動詞のknowとbe動詞が動詞として使われています。とある状態が続いているという意味ですが、状態動詞は現在完了進行形を取れないため、継続の意味の現在完了形を使います。
ニュアンスの違い
では、動作動詞の場合はどうでしょう?
例文を使ってニュアンスの違いを見てみましょう。
①彼は5年間スペイン語を勉強しています。
He has studied Spanish for five years.
②彼は5年間ずっとスペイン語を勉強し続けています。
He has been studying Spanish for five years.
①の例文では、5年間スペイン語を勉強したことはわかりますが、たった今5年間の勉強を終えた可能性もあれば、これからも継続するという可能性もあります。
一方で、現在完了進行形を使った②の例文は、ずっと長いこと勉強を続けてきて今もやっているというニュアンスが、適切に伝わります。
よく似ている現在進行形との違いはニュアンス
現在進行形は、ちょうど今の時点で何かをしている途中/最中であるということを示す形です。一方で、現在完了進行形は、過去からずっと何かをしていて、今もそれをし続けている、というニュアンスを持っています。
お昼になにを食べようか考えています。
I’m thinking of what to eat for lunch.
どうやって彼女にプロポーズしようかずっと考えています。
I’ve been thinking about how I propose to her.
どちらの形でも同じような意味を表現することができますが、前からずっとやってるんだというニュアンスを出したいなら、現在完了進行形の形を使ってみましょう。
現在完了進行形の例文を集めました!
現在完了進行形がどんな時に使えるのか、理解できたでしょうか?さらに理解を深めて、実際に英会話で使えるようになるために、例文を紹介していきます。
日常会話で使える例文
今朝からずっと台所を掃除をし続けています。
I’ve been cleaning the kitchen since this morning.
彼女は長いことずっとあなたを待っていますよ!
She has been waiting for you for a long time!
雪が降り続いています。
It’s been snowing.
トムとサラはその国に引っ越してからロンドンには行っていません。
Tom and Sarah have not been going to London since they moved to the country.
日常会話で使える疑問文
疑問文では、どれくらい〇〇していますか?と期間を尋ねる場合や、〇〇していますか?と近況を尋ねる場合に現在完了進行形がよく使われます。
私のことどれぐらい待ちましたか?(待たせちゃった?)
How long have you been waiting for me?
彼女はどれくらい英語を勉強していますか?
How long has she been learning English?
(今も雨が降っている状況で)なぜ最近はこんなにたくさん雨が降るのでしょうか?
Why has it been raining so much lately?
休暇を楽しんでいますか?
Have you been enjoying your holiday?
ビジネスシーンで使える例文
私たちは1990年からこの分野で成功を収めています。
We have been successfully working in this field since 1990.
ヴィンセントさんは玄関ホールで20分も待たれています。
Mr. Vincent has been waiting for you in the entrance hall for 20 minutes.
こちらのお客様たちは10年以上にわたって我々の機械を購入してくださっています。
These customers have been purchasing our machines for over a decade.
ビジネスシーンで使える疑問文
この部署に来てからどんな仕事をされているのですか?
What have you been doing since you came to this department?
話を聞いていましたか?
Have you been following the conversation?
2時間もトナーカートリッジを交換しようとしています。
I have been trying to change the toner cartridge for over two hours.
このプロジェクトにどのくらいの期間携わっていますか?
How long have you been working on the project?
まとめ
今回は、現在完了進行形を例文を中心に紹介してきました。文法がややこしくて敬遠しがちな現在完了進行形ですが、あくまでも細かいニュアンスをより伝えるために活用すると思っておきましょう。
今回紹介した例文のフレーズや単語を入れ替えれば、何通りでも文章を作ることが出来ます。例文を参考に、楽しみながら英語上達を目指しましょう!