so that構文の意味と訳し方|例文で接続詞や関係代名詞の違いも解説
英語を話す上で、単語や文法など重要な要素はいくつかありますが、それらと同じくらい重要なのが構文です。
構文と聞くと、試験のために学校で無理矢理覚えさせられる英語の定番フレーズという印象を抱く人もいるかもしれませんが、実際の英会話でもさまざまな構文が使用されています。
学校で必ず習うso that構文も、ネイティブによく使用されるフレーズのひとつです。
今回はそんなso that構文について、基本的な意味や使い方についてご紹介します。
so thatに関連するフレーズも一緒に例文とともに解説しますよ!
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so thatの基本的な意味
それでは、早速so that構文の基本的な意味と使い方について解説します。例文と一緒に順番にみていきましょう。
so that
soとthatを並べて使用すると、~するために、~するようになど、理由を説明する表現になります。
so thatの後にはS(主語)とV(動詞)が並んだ節がつき、必ずso that S V、so that S canなどの形になるため、忘れないようにしましょう。
私たちはイギリス人の友達と会話ができるようになるために、英語の勉強をすることにした。
I decided to study English so that I can make conversation with my British friend.
チケットを購入できるように、早く映画館へ行きましょう。
Let’s go to the movie theater early so that we can get the tickets.
~,so that
so thatの前にカンマがつくと、~した結果、so that以下の結果になった、という訳し方になります。
構文の形は似ていますが、全く意味は異なるので注意しましょう。
寝坊した結果、彼は飛行機に乗れなかった。
He overslept, so that he missed the airplane.
努力の末、彼は宇宙飛行士になった。
He made an effort, so that he became an astronaut.
so~that…
こちらもsoとthatを使用した定番のフレーズで、とても~なので…だ、という意味です。
soの後には形容詞が続き、so 形容詞 that S Vという形になります。また、この形で使用されているthatは、接続詞として扱われています。
彼はとてもハンサムなので、みんな彼の恋人になりたがる。
He is so handsome that everyone wants to be his girlfriend.
試験ではso ~ that…の形にも関わらず、実際には関係代名詞としてthatが使用されている問題も多数出題されるので、注意しましょう。
私が直面した事実は、大変悲劇的なものだった。
The fact was so tragic that I faced.
また、not so thatの形の否定文で使用する場合も注意が必要です。
彼は眠れないほど興奮しているわけではなかった。
He was not so excited that he couldn’t sleep.
上記の文ではnotはso excitedにかかっていると解釈し、that以下でcould sleepと書く人が多いですが、notはso以下全体の文章を否定する文修飾語なので、that以下は否定文で記載する必要があります。
so much so that
こちらは英字新聞でもよく見かける、soとthatを使用したフレーズです。so much so thatの後にSVが続いて、SVするほど~だ、という意味になります。
彼は電話に出られないほど怒り狂った。
He was angry so much so that he couldn’t answer a phone call.
私は疲れすぎて半日寝ていた。
I was tired so much so that I slept for half a day.
so that構文の言い換え表現
ここまで、so thatの基本の意味、そして使い方についてご紹介してきました。続いては、so that構文と一緒に覚えておきたいフレーズについて取り上げていきます。
試験で出題されがちな言い換え問題に役立つ構文もあるので、順番に覚えていきましょう。
too~to…
too~to…という形で、~すぎて…できない、という意味になります。so ~ that…can’tの形をした文章の言い換えに使用できるので、覚えておきましょう。
この問題は難しすぎて、私には解けない。
This question is so difficult that I can’t answer it.
This question is too difficult for me to answer.
in order to
in order toは、~するためにという意味のフレーズで、so thatと同じ意味になります。試験でも頻繁に書き換え問題として出題されるので、覚えておきましょう。
私たちはイギリス人の友達と会話ができるようになるために、英語の勉強をすることにした。
I decided to study English so that I can make conversation with my British friend.
I decided to study English in order to make conversation with my British friend.
enough to
enough toは~するには十分、という意味のフレーズです。そのため、so ~ that…が登場する肯定文の言い換えに使用できます。
彼女はとても親切なので、私を助けてくれます。
She is so kind that she helps me.
She is kind enough to help me.
まとめ
so thatの意味や関連フレーズについて取り上げてきました。
so thatに限らず、構文は日常会話でも必ず登場します。
そのため、試験勉強のためにいやいや覚えるのではなく、きちんと試験以外の場面でも役立つ存在として向き合ってください。
必ず英会話で役に立つ瞬間があるはずですよ!