「投げる」は英語でthrow?発音から過去形・過去分詞形まで例文解説!
メジャーリーグ(MLB)での大谷選手の投打二刀流の活躍から目が離せません。
投げて、打って、走って…野球ファンはもちろん、それ以外の人たちも巻き込んで世界中の注目が集まっています!
さて、今回のテーマは、その野球においても重要な動作、「投げる」の英語についてです。
「投げる」という動きは、人間の基本動作の1つでもあり、皆さんもまず最初にthrow(スロー:~を投げる)を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし他にも、投げ方に応じた表現や多くの関連単語があります。
この記事では、throwの過去形、過去分詞形の解説から始めて、いろいろな「投げる」の表現を紹介します!
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まずは基本のthrowについて詳しく!
throwは手や腕を使い物を投げる、もっとも一般的な「投げる」動作をイメージする単語です。
まずは、発音や基本的な使い方などを紹介しておきます。
throwの変化形と発音
throwは不規則変化をする動詞ですので、変化形のつづりと発音には注意が必要です。
原形から過去形、過去分詞と、throw – threw – thrownと変化します。
原形-過去形-過去分詞で全て綴つづりが変わるABC型の不規則変化です。
変化のタイプとしてはfall(落ちる)のfall – fell – fallen、drive(運転する)のdrive – drove – driven、wear(着る)のwear – wore – wornなどと似ていますね。
throwは発音も注意すべき単語です。カタカナで書くと「スロー、スロウ」となり、「th」の発音が苦手な日本人はslow(遅い)との区別があいまいになりやすい単語です。
発音例をつけておきますので、練習しておきましょう!
投げる(原形)
throw
投げる(過去形)
threw
投げる(過去分詞形)
thrown
なお、三単現のSがつくとthrows(スローズ)、現在分詞/動名詞/ing形はthrowing(スローイング)です。これらはもとのthrowが正しく発音できていれば難しくはありません。
throwの意味/用法/例文
throwで投げる対象はボールや石などの形があるものはもちろん、言葉や視線、気持ちなどの形のないものも「投げる」ことができます。
表現の用途はとても広いので、例文や用法をチェックしましょう!
彼女はボールを友達に投げました。
She threw the ball to her friend.
怒った抗議者が警察官に石を投げつけました。
The angry protester threw a rock at the police officer.
感動的なドキュメンタリーは、都市の貧困や不平等の厳しい現実に注目を向けさせました。
The gripping documentary threw a spotlight on the harsh realities of poverty and inequality in the city.
throwを使った熟語など
throwと他の単語を組み合わせた熟語表現は、かなりたくさんあります。今回はよく使われる3つを紹介します。
throw about:物を投げ散らかす、腕を振り回す
throw away:ものを処分する、お金や時間を無駄にする
throw off:服をさっと脱ぐ、束縛を振り切る
などがあります。throwの基本を押さえた人は、熟語の語彙も増やしましょう!
throwの他にもある!英語の「投げる」の使い分け
英語で「投げる」を表す単語はthrow以外にもいくつかあります。ここではそれらも順に紹介します。
toss / pitch / lob
投げ方や投げるものの種類によっては、toss(軽く投げる)、 pitch(目標にめがけて投げる)、 lob(山なりに放り投げる)などを使い分けると、表現の幅が広がります。
彼女は友達にキーをぽんと投げ渡しました。
She tossed the keys to her friend.
その野球選手は速球をホームベースに向かって投げました。
The baseball player pitched a fast ball towards home plate.
その子供は嬉しそうに、プールでビーチボールを高く投げました。
The child happily lobbed a beach ball in the pool.
cast / fling / hurl / heave / flip
これらの単語は「投げる」の意味以外にも意味があったりして、少しマイナーですが、覚えておくと英語を読むのがさらに楽しくなります。
cast(キャスト):釣り糸やサイコロなど軽いものを投げる、視線や役割を配る意味もある
fling(フリング):力いっぱい投げつける、捨てるなど
hurl(ハール) :乱暴に投げつける、悪口などを浴びせる
heave(ヒーヴ):重いものを投げ込む、動かすなど
flip(フリップ):コインなど軽いものを指ではじいて投げる、tossに近い
ボール投げや輪投げは英語で?
「投げる」という言葉で思い浮かべるのは、ボール投げや輪投げでしょうか。英語でどういう表現をするか紹介しておきます。
キャッチボールは和製英語!?
意外かもしれませんが、キャッチボールは和製英語で、英語ではcatch=キャッチボールです。
彼は父親とキャッチボールをした。
He played catch with his father.
ボールを投げるはthrow the ball、ボールを打つのはhit the ball、ボールをキャッチするなら、catch the ballです。
でもキャッチボールはcatchだけでOKなのです。おもしろいですね。
輪投げ遊びは?
輪投げ遊びは英語でquoits(クオイツ:単数扱い)といいます。輪投げの輪はa quoit(クオイト)です。輪投げはring tossでも通じます。
そこにいた子ども全員が輪投げで遊んだ。
All the children there played quoits.
まとめ
投げるを表す単語、throwを中心に、使い分けなども紹介しました。
throwは基本動作の単語なので、意味や用法をしっかり押さえるだけでなく、過去形や過去分詞などの変化形も覚えておきましょう。
あとは、身近に感じる表現から覚えていけば大丈夫です。楽しみながらがんばりましょう!