vaccineの意味と読み方は?発音からワクチンのスラングvaxも例文解説

日本では毎年年末になると、その年に流行った流行語をメディアが取り上げ、大きな話題となっています。
こうした流行語は日本のみならず、もちろん海外にも存在します。
2020年以降は世界で猛威を振るったコロナに関連するワードが増えており、特にニュースを中心にvaccineというワードを聞かない日はほとんどありませんでした。
さて、皆さんはvaccineが何を意味するのかご存知ですか?日本では聞きなれない単語のため、発音から意味を推測することも難しいでしょう。
今回はコロナのパンデミックによって英語圏のニュースやSNSで頻繁に登場するようになった単語vaccineの意味についてご紹介します。
vaccineに関するフレーズや、一緒に流行ったスラングなどもまとめて取り上げますよ!
vaccineの基本知識
vaccineの基本知識からご紹介します。コロナ関連のニュースに頻繁に登場するvaccineとは、一体何なのでしょうか。
vaccineの意味
vaccineとはワクチンを意味する単語です。
コロナがパンデミックを引き起こしたことで、各国の企業がコロナウイルスのワクチン開発を進めたのは、記憶に新しいですね。
語源となったのはラテン語のvaccaで、これは雌牛を意味します。
なぜ雌牛がワクチンの語源になったかというと、人類史上初のワクチンである天然痘のワクチンが雌牛から採取されたからです。
vaccineの発音
vaccineはカタカナで発音するとバクシーンという読み方に近いですが、あくまでカタカナ発音なので過信は禁物です。
また、イギリス英語とアメリカ英語でアクセントをつける箇所が異なります。
イギリス英語
vaccine
アメリカ英語
vaccine
イギリス英語ではVの音にアクセントを、アメリカ英語ではCの音にアクセントをつけるので、発音の際は意識してみましょう。
vaccineの派生語
vaccineの基礎知識を学んだところで、vaccineから派生しているワードをいくつかご紹介します。それぞれニュースでもよく聞く単語ばかりなので、順番に覚えていきましょう。
vaccination
vaccinationは予防接種、種痘の跡を意味する単語です。
ちなみに、予防接種とワクチンは混同されて使用されがちですが、ワクチンは感染症の予防に用いる医薬品、予防接種はそのワクチンを免疫をつけるために接種することを指します。
それぞれの意味の違いを理解した上で、単語を使い分けるようにしましょう。
私ははしかの予防接種を受けなければならない。
I have to have a vaccination against measles.
vaccinate
vaccinateはワクチン接種をされる、予防接種をするという意味で、vaccinatedになると過去形となり、ワクチンを受けたという意味になります。
彼女はまだ息子にコロナの予防接種を受けさせていない。
She hasn’t yet had her son vaccinated against corona.
vaxxed
こちらは2021年の流行語であるワクチンを意味する略語のvaxから派生し、ネットやSNSを中心に急速に広まったスラングです。
be vaxxed、またはgot vaxxedという形でワクチンを接種したという意味になります。
学校で予防接種を受けた。
I got vaxxed at school.
彼は次の日曜日にワクチンを接種する予定だ。
He’s planning to be vaxxed next Sunday.
vaccineを使用した頻出ワード
続いて、vaccineを使用した頻出ワードについてご紹介します。
全体的に聞きなれないフレーズが多いですが、ニュースや現地の病院で聞く機会が必ずあるので、しっかり覚えておきましょう。
vaccine shot
vaccine shotはワクチン注射という意味のフレーズです。注射と聞くとinjectionという単語を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、shotにも注射という意味があります。
どこでワクチン注射を受けられるの?
Where can I get the vaccine shot?
bivalent vaccine
bivalentは二価の、という意味の単語で、vaccineと合わせて二価ワクチンという意味になります。
二価ワクチンとは2つの抗体を持ったワクチンのことで、日本でも複数のタイプのコロナが流行したことで導入が進みました。
日本政府はその二価ワクチンの効果を査定する。
The Japanese government will evaluate the efficacy of the bivalent vaccine.
vaccine mandate
mandateは命令や権限、義務という意味の単語で、vaccineと合わせてワクチン接種義務という意味のワードになります。
最近は以前のように、コロナワクチンの接種証明(vaccination certificate)がなくても海外渡航ができるようになってきましたが、各国で接種が義務付けられているワクチンもあるので、渡航前にチェックしておきましょう。
ワクチン接種義務により、あなたはワクチンを接種しなければならない。
You must have a vaccination because of the vaccine mandate.
flu vaccine
こちらはインフルエンザワクチンという意味のワードです。
fluはインフルエンザという意味があり、SNSやニュースでも聞く機会が多いので覚えておきましょう。
インフルエンザのワクチンを打たなかったせいで、酷いインフルエンザにかかってしまった。
I had a serious flu since I didn’t have the flu vaccine.
vaccine effectiveness
effectivenessは有効性という意味で、vaccineと合わせてワクチンの有効性という意味のワードになります。
ワクチンの有効性を慎重に調べなければならない。
We have to check the vaccine effectiveness carefully.
vaccine shedding
ワクチンシェーディングという単語を聞いたことがありますか。
sheddingとは伝達という意味で、ワクチンを接種した人から排出される毒素をワクチン未接種者が取り込むことで健康被害を生むというものです。
科学的根拠なく語られることもありますので、情報源をしっかり確認しましょう。
ワクチンシェーディングを心配する必要はありません。
You don’t have to worry about vaccine shedding.
vaccine rollout
rolloutは公開や展開という意味で、vaccineと合わせてワクチン接種の開始を意味します。
ワクチン接種開始日はいつですか?
When is the vaccine rollout date?
booster vaccine
こちらはワクチンの追加接種という意味で、日本でもブースター接種というワードがニュースで頻繁に使用される時期がありました。
ブースター接種はワクチンの効果を高め、持続させるためにおこないます。
ワクチンの追加接種が必要です。
We need to get a booster vaccine.
まとめ
vaccineの意味や発音、関連スラングについて解説しました。
vaccineに限らず、その年に流行したフレーズやワードを覚えておくと日常会話をする際に便利ですし、キャッチーな言葉を知っていると相手に親近感を持ってもらいやすいです。
何より、流行語はその年の世相を反映しています。積極的に学んで、英語以外の教養を深めることができれば、より一層会話も上手くなるはずです。
ニュースを見ながら、どんなワードが流行っているのかリサーチしてみましょう。