used toとbe used toの使い方|意味の違いは「昔は」と「慣れている」

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be used toused to、見た目が似ていてとっても紛らわしいですよね。使っている単語はほぼ同じ、beがつくかつかないかの違いだけ。

こういった見た目は似ているけど全く意味が違う英語表現は、英語学習をしていく上で必ずといっていいほど誰もが抱える悩みの種。使い分け方を覚えたと思ったらまた間違えて、というループにはまってしまいますよね。

英語を母国語とするネイティブスピーカーにとっては当たり前な文法表現でも、英語に慣れていない日本人にとっては、基礎からしっかりと学習していく必要があります。

今回は、そんなbe used toused toの違いについて徹底解説していきます。

used toの意味

used to過去の習慣過去の状態といった、現在とは違う過去を表現するための助動詞です。

日本語訳としては、

  • 昔は~だった。
  • 以前は~したものだ。
  • かつては~だった。

といったニュアンスになります。

ポイントとしては、現在と比べてというニュアンスを含んでいるということです。昔は~だった、けど今はしていないという補足訳的なものが隠れています。

used toの例文と発音

used toを使った例文と共に発音を確認していきましょう。

①昔はたばこを吸っていた。(→けど今は吸っていない。)
I used to smoke.

②子供のころはよくテニスをしていたものだった。(→けど今はしていない。)
I used to play tennis when I was a child.

③そこにはかつて小さな集落があったんだ(→けど今はない。)
There used to a small village.

①②に関しては過去の習慣、③に関しては過去の状態を表現していますね。なお、used toは助動詞なので、後ろには動詞の原形used to原形の形)がきています。

また、助動詞used toは動詞useの過去形usedと発音が違うことに気が付きましたか?
助動詞usedはユーストゥ

動詞の過去形usedの方はユーズドゥ

この語順、発音の2点に注目して英語例文を読み直してみましょう!

その他の助動詞に関してはこちらの記事が参考になります。

used to(かつて~だった)と過去形(~だった)の違い

used toは過去の習慣や過去の状態といった、現在とは違う過去を表現するための助動詞と述べましたが、普通の過去形とは何が違うのでしょうか?ちょっと違いがスッキリせずにモヤモヤしている方もいるのではないでしょうか。

この2つの相違点は現在にあります。先の①の文章を例にとって比較してみましょう。

used toの場合
I used to smoke.
昔はたばこを吸っていた。
(→けど今は吸っていない。)
過去形の場合
I smoked.
昔たばこを吸った。

used toを使った文章は現在とは違う過去を表現するため、()内に示したように現在の状況も把握できます。単なる過去形で言った場合のニュアンスでは、過去の状況が現在のそれと異なるのか、同様なのかを知ることはできません。

つまり、過去のことを表すとともに現在のことも示すことができるのがused to、単に過去の状況を述べるのが過去形というわけです。

used to使い方(疑問文・否定文)

used toの意味・使い方の基本をおさえたところで、次に疑問文、否定文に関してみていきましょう。

否定文は主に3つの言い方があります。

  • didn’t used to~
  • didn’t use to~
  • never used to~

この形で、昔は~していなかった、~する習慣がなかったという意味になります。

didn’t used to~は文法的に、didn’tused過去形が重なっていて妙な感覚ですが、日本語同様英語にも型にはまらないイレギュラーな文法はたくさんあります。あせらず、一つ一つ覚えていくしかありません!

先の例文を否定形にして、補足訳も比較してみましょう。
①昔はたばこを吸っていなかった。(→けど今は吸っている。)
I never used to smoke.

②子供のころはテニスをしていなかった。(→けど今はしている。)
I didn’t used to play tennis when I was a child.

③そこにはかつて小さな集落はなかった。(→けど今はある。)
There used not to a small village.

③は先に示した3つの否定形に入ってないことに気が付きましたか?
used not to ~となっていますね。これは、主にイギリス英語で使われる古風な表現で、口語ではあまり耳にする機会はありません。そのため、頭の隅に入れておく程度で大丈夫です。

ー次は疑問文です。
疑問文には2つの表現パターンがあります。

  • Did 〇〇 used to~?
  • Did 〇〇 use to~?

この形で、以前は~だったのですか?という意味になります。

否定文同様useduseどちらも使えますがDid 〇〇 used to~?の方がより広く使われています。

(今はしていないけど)子供の頃はテニスをよくしていたのですか?
Did you used to play tennis when you were a child?

(今は違いますが)以前は歌手になりたかったのですか?
Did you used to be a singer?

(今は住んでいませんが)前は東京に住んでいたのですか?
Did you used to live in Tokyo?

疑問文でも肯定文や否定文と同様、過去のことだけでなく現在のことも述べるのがused toの特徴。()内のような補足訳が考えられますね。

be used toの意味

used to過去の習慣過去の状態といった、現在とは違う過去を表現するための助動詞という事はもうお判りいただけましたね?では、そのused toの前にbeをつけてbe used toとするとどうなるのでしょうか?

全くの別の意味を持つイディオムになります。このbe used toという表現は、
~に慣れている
~することに慣れている
という意味を持ちます。

used toではused to動詞(原形)の形をとりましたが、ここではtoの後ろには名詞か動名詞(~ingの形)が続くことも大きな違いの一つです。このイディオムに含まれるtoto不定詞ではないので、動詞の原形ではなく名詞または動名詞を置くのがルールです。

be used toの例文と発音

be used toを使った例文と共に発音を確認していきましょう。

①私は梅干しの味に慣れています。
I am used to the taste of umeboshi.

②彼女は車の運転になれています。
She is used to driving a car.

①はbe used to名詞、②はbe used to動名詞の形をとっています。

be used to使い方(疑問文・否定文)

では、be used toの疑問、否定文はどういう形をとるのでしょう?先の例文をそれぞれ疑問文、否定文にしてみます。

梅干しの味に慣れていますか?
Are you used to the taste of umeboshi?

いいえ、梅干しの味には慣れていません。
No, I’m not used to the taste of it.

彼女は車の運転に慣れていますか?
Is she used to driving a car?

いいえ、彼女は車の運転に慣れていません。
No, she is not used to driving a car.

be動詞の疑問文、否定文を作るのと同じ要領で、特に難しい点はありませんね。

be動詞の使い方に関してはこちらの記事が参考になります。

混同注意!be used toとget used to

used tobe used toの違いはもうバッチリですね!次にもう一つ、非常に似ているフレーズget used toに関してみていきましょう。be used toと見た目も意味合いも似ているので、注意して基本をおさえる必要がありますよ!

get used toの意味

get used toは、~に慣れるという意味。新しい環境や状況や仕事などに慣れるということです。

be used toが~に慣れているという状態を表すのに対して、get used to~に慣れるという動作や変化を表現します。

先ほどの例文使って違いを比較してみましょう。

➀ -be used toの場合
I am used to the taste of umeboshi.
梅干しの味に慣れている。
(その時の状態)
➀ -get used toの場合
I got used to the taste of umeboshi.
梅干しの味に慣れた。
(状態の変化)
② -be used toの場合
She is used to driving a car.
彼女は車の運転に慣れている。
(その時の状態)
② -get used toの場合
She got used to driving a car.
彼女は車の運転に慣れた。
(状態の変化)

be used to以前にすでに~した経験がある。だからその状況、行為に対して何の問題も無い、慣れている(その時の状態)といったニュアンス。

それに対して、get used toは、以前は慣れてなかったけど、経験によって慣れた(状態の変化)というニュアンスが含まれています。

be used to
=過去に経験があって初めてじゃないから慣れている(その時の状態)

get used to
=一生懸命何かをしたり、大変な思いをしたなど経験によって慣れた(状態の変化)

どんな点を強調したいか、伝えたいかによってそれぞれ使い分けていきましょう。

be getting used toの意味

get used to状態の変化の過程を表すことができる表現。これを進行形(be getting used to)にすると、だんだん慣れてきたといった表現になります。

慣れている(その時の状態)
be used to

慣れた(状態の変化)
got used to

段々慣れてきている(状態の変化の過程)
be getting used to

先ほどの例文で比較してみましょう。

➀ -be used toの場合
I am used to the taste of umeboshi.
梅干しの味に慣れている。
(その時の状態)
➀ -get used toの場合
I got used to the taste of umeboshi.
梅干しの味に慣れた。
(状態の変化)
➀ -be getting used toの場合
I’m getting used to the taste of umeboshi.
梅干しの味に慣れてきているところ。
(状態の変化の過程)
② -be used toの場合
She is used to driving a car.
彼女は車の運転に慣れている。
(その時の状態)
② -get used toの場合
She got used to driving a car.
彼女は車の運転に慣れた。
(状態の変化)
② -be getting used toの場合
She’s getting used to driving a car.
彼女は車の運転に慣れてきているところ。
(状態の変化の過程)

上記英文のようにbe getting used toの形をとることで、~できるようにがんばっているということを表現できます。

最後に、忘れてはいけないのが、be used toget used toも後に続くのは必ず名詞か、動名詞(~ingの形)という点。①ではget used to名詞、②ではget used to動名詞の形をとっていますね。このルールを忘れないようにしましょう。

まとめ

一見同じに見えるため、とっさに使い方を迷ってしまうused tobe used toも、その意味合いを理解すると、全く別のものと理解できたのではないでしょうか。

used to=過去の習慣や過去の状態
be used to=その時の状態

また、be used toと見た目も意味合いも似たget used toのニュアンスの違いも確認しましたね。

be used to=その時の状態
get used to=状態の変化、過程

これらの使い方を誤ると、自分が伝えたい内容と全くの別の内容になってしまいます。まずは、それぞれの基本の文法、意味、ニュアンスをしっかりと頭に叩き込みましょう。

基本がしっかりと理解出来たら、自分でそれぞれを使った英語フレーズを作ってみるという英語勉強法をとってみましょう。自分でたくさんの文章を作って声に出して発音する、これこそ日常英会話力アップの道です。

You’ll get used to speaking English!

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