「和製英語」は海外では絶対に通じない!?ネイティブに伝わらない和製英語72選
あなたは、英語だと思って発した言葉が、英語圏の相手に全く伝わらなかった経験はありませんか?自分では正しい英単語を言っているはずなのに…と悔しい気持ちになってしまいますよね。
もちろん、海外で英語が通じない原因はいろいろ考えられます。しかし、その原因はもしかしたら日本で作られた言葉、いわゆる「和製英語」のせいかも知れません。英語だと思っていた単語が、実は「和製英語」だったと言うことはよくある話なのです。
今回は海外では絶対に通じない「和製英語」を72選まとめて紹介していきます。
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そもそも「和製英語」とは?
今回のテーマである「和製英語」とはそもそも一体何なのでしょうか?
「和製英語」とは日本人が外国語を元にオリジナルに作り変えた言葉のことです。日本では、ほとんどカタカナで表記しています。
また、英語が由来ではなく、ドイツ語やフランス語など、大昔に日本に大きな影響を与えた国が由来の言葉もあります。
英語が由来のものだけではないので、とてもややこしいですよね。
例えば、「OL」は日本では会社で働く女性のことを指しますが、これを英語圏の方に話しても伝わりません。
正しい言葉は「Office worker」となります。
このように日本では当たりまえでも、英語では伝わらないような
「和製英語」が
数多く存在するのです。
食べ物に関する「和製英語」
まずは食べ物に関する「和製英語」についてです。
食べ物や飲み物でよく使う「和製英語」も沢山あります。
1.パン
(Bread)
2.サイダー
(Lemonade/Soda pop)
英語では「Lemonade」や「Soda pop」と呼ばれています。
「サイダー(cider)」と言う英単語は、イギリス英語圏ではリンゴのお酒、アメリカでは発酵していないリンゴ果汁のことを意味します。
3.フライドポテト
(French fries)
4.プリン
(Crème caramel/ Custard pudding)
5.ピーマン
(Bell pepper/ Sweet pepper)
6.シュークリーム
(Cream puff)
元々はフランス語に由来しているシュークリームですが、英語ではふわっと空気で膨らんだものを表す「puff」と言う単語を使って「Cream puff」と表しています。
7.ホットケーキ
(Pancake)
英語で「pan」で「焼く」、「cake」が「ケーキ」なのでそのままで覚えやすいですね。
8.ショートケーキ
(Strawberry sponge cake)
ショートケーキ自体は存在するのですが、日本のものとは全然違います。
ショートケーキは、ビスケットでクリームなどを挟んだお菓子のことを指します。そのショートケーキが日本にやってきて、日本風にアレンジされて現在のようなイチゴとスポンジのケーキになりました。
一般的に、スポンジのケーキは「Sponge cake」、
イチゴのスポンジケーキであれば「Strawberry sponge cake」で通じます。
9.パプリカ
(Green pepper)
10.ソフトクリーム
(Soft serve)
「Soft cream」でも伝わりそうな気もしますが、英語では「Soft serve」が定番の呼び方です。
11.アイス
(Ice cream)
12.アメリカンドッグ
(Corn dog)
発祥地のアメリカではトウモロコシの粉を原料とした衣で作られるので、「Corn dog」と呼ばれています。
13.アイスコーヒー
(Iced coffee)
英語で言うときは「iced(氷で冷やした)」と言う言い方をします。
14.レモンティー
(Tea with lemon)
15.ココア
(Hot chocolate)
16.コーラ
(Coke)
17.ノンアルコール
(Non alcoholic)
日本人が間違いやすいのが、「アルコールフリー」という表現。この言い方をするとノンアルコールという表現ではなく、「アルコール禁止」という意味になるので、注意しましょう。
18.バイキング
(Buffet)
19.オードブル
(Appetizer)
20.カステラ
(Sponge cake)
カステラは、ポルトガル語が定着したものです。正しい英語は「Sponge cake」と言い、カステラと言っても伝わらないので注意しましょう。
こんな英語表現もご紹介。
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日用品、生活の中でよく使われている「和製英語」
次に、日用品や生活の中でよく使われている「和製英語」です。
家や家にあるものでも「和製英語」はたくさんあります。
21.ビニール袋
(Plastic bag)
22.パソコン
(Computer/Desktop)
パソコンは「Personal computer」と言う英語もありますが、
「Computer/Desktop」と呼ぶのが一般的です。mp3″>
23.ノートパソコン
(Laptop/Laptop computer)
24.ダンボール
(Cardboard)
ちなみに「ダンボール箱」は「Cardboard box」と呼びます。
25.ベビーカー
(Stroller/Baby buggy)
「baby car」でも通じそうな気がしますが、意外と「和製英語」なのです。
26.レンジ
(Microwave/Oven)
27.コンロ
(Stove)
28.アルミホイル
(Aluminum/Aluminum foil)
29.ドライヤー
(Hair dryer)
30.コンセント
(Socket/Power point/Outlet)
31.シール
(Sticker)
32.シャーペン
(Mechanical pencil)
33.ホッチキス
(Stapler)
ホッチキスは、もともとアメリカから輸入したものが「E.Hホッチキス社製」のため「ホッチキス」と呼ばれるようになりました。
34.トランプ
(Cards/Playing cards)
35.マンション
(Apartment)
マンションという英語もありますが、それは大きくて立派は家を指します。
イメージとしては、ビバリーヒルズにあるような映画に出てくる大豪邸のことを言います。プールが付いていて、部屋が何部屋もあるようなイメージです。日本でいうマンションは「Apartment」になります。
36.クーラー
(Air conditioner)
37.ストーブ
(Heater)
洋服に関する「和製英語」
洋服に関係した言葉でも「和製英語」は沢山あります。
38.トレーナー
(Sweatshirt)
トレーナーというとスポーツジムのトレーナーや調教師などの別の意味になるので注意しましょう。
39.パーカー
(Hooded sweatshirt)
40.ワンピース
(Dress)
パーティに着ていくワンピースも「Dress」になります。
41.ワイシャツ
(Shirt)
42.フリーサイズ
(One-size-fits-all)
「Free size」では通じません。
「One-size-fits-all」で「1つのサイズで万人に合う」という意味を持ちます。
43.ズボン
(Pants/jeans)
44.チャック
(Zipper)
車や乗り物に関する「和製英語」
車に関してよく使われている言葉にも「和製英語」が多くあります。
45.ハンドル
(Steering wheel/the wheel)
「Handle」は確かに英単語ですが、「取っ手」という意味なので、車の「ハンドル」には使いません。
46.アクセル
(Accelerator/Gas pedal)
47.フロントガラス
(Windscreen/Windshield)
48.バックミラー
(Rearview mirror)
「Rear(後部)」の「view(景色)」を見る「mirror」で「Rearview mirror」となります。
49.ガソリンスタンド
(Gas station/Petrol station)
50.バイク
(Motorcycle/Motorbike)
日本では、エンジンを積んだ2輪車のことをバイクと呼びますが、英語では自転車のことを意味します。
その他のよく使う「和製英語」
最後に、今までに紹介した「和製英語」以外で、よく使われている言葉です。
51.ナイーブ
(Sensitive)
52.クレーム
(Complaint)
英語で「クレーム(claim)」は「主張や要求」という意味です。
実際のクレームは「不平不満という」という意味で「Complaint」という名詞になります。
53.メリット
(Advantage)
54.ハイテンション
(Excited)
55.モーニングサービス
(Breakfast special)
56.リフォーム
(Renovate)
57.サイン
(Signature)
58.バンガロー
(A cabin)
バンガローはヒンディー語で「軒が深い、正面にベランダのある平屋住宅」を意味します。
正しくは「A cabin」が適切です。
59.ピンセット
(Tweezers)
ピンセットはフランス語が由来のため、英語圏では伝わりません。
英語では「Tweezers」と言います。
60.ペンション
(Cottage)
こちらもフランス語からきている言葉。
正しい英語は「Cottage」です。
61.アクセル
(Accelerator)
自動車の加速するためのペダルのことを指す言葉です。
これは英語の「Accelerator」を独自に短縮して「アクセル」と呼ばれるようになりました。
正しくは、「Accelerator」になります。
62.スーパー
(Supermarket)
こちらも「Supermarket」を略したもので、日本でしか通用しない「和製英語」になります。
英語では、しっかりと「マーケット」までつけるようにしましょう。
63.デパート
(Department store)
こちらも短縮した「和製英語」になります。
略さずに「Department store」と言うようにしましょう。
64.アフターサービス
(Aftersales service)
英単語の「after」と「service」を並べた言葉です。
こちらも「和製英語」になります。
65.コインロッカー
(Coin-operated locker)
66.サラリーマン
(A salaried worker)
67.タレント
(A television personality)
68.モニター
(Test user)
日本では「モニター」を「新商品のモニター」や「視聴率の調査モニター」のような使い方をしていますがこれは「和製英語」になります。「Test user」が正しい表現です。
69.ポスト
(A mail box)
日本では郵便物を入れる赤いポストのことを指しますね。
こちらも「和製英語」です。
70.キーホルダー
(Key ring)
71.ビーチサンダル
(Flip flop)
「flip」が跳ねる、「flop」が落ちる、と言う2つの言葉を掛け合わせて、ビーチで履くサンダルのことを意味します。
72.ファイト
(Go for it/Good luck)
実は英語圏の人たちは「頑張って」と言う言葉「ファイト」と言わず、一番近い言葉として「Go for it/Good luck」とよく言われています。
まとめ
今回紹介したカタカナ英語は、知らぬうちに伝わる英語だと思っていたのではないでしょうか?
こんなにもネイティブには伝わらない「和製英語」が存在するのです。
この記事で紹介したものだけでも覚えておけば、かなり間違いが減るでしょう。日本で生活をしていて何気なく使っている単語が「和製英語」なのです。
ぜひ今回ご紹介した「和製英語」の正しい英語表現を覚えてみてください。
普段から意識していると、いざという時にとても役に立ち、焦らずに会話することができますよ。
2件のコメントがあります
Comments are closed.
丁寧に纏められていて大変勉強になりました。
どうもありがとうございます!
私からも最近気になった和製英語?の話を一つ。
コンビニに立ち寄ったときの話です。
訪日外国人の方でしょうか、その方が何やら「チャージ」と言ってカードを出すので、店員の方がその分の金額を一緒に出してもらいたいと言っていました。
ところが外国人の方は「ノーキャッシュ」や「チャージ」などと言うばかりで(正確にはなんと言っていたか分かりませんが)、最後には何もせずに出て行ってしまいました。
あとで調べてみて分かったのですが、あれは現金を支払ってカード残高を増やすことを言っていたのではなく、カードで商品代金を支払うことを言っていたとのことでした。(細かい理屈はよく分かりませんが)
和製英語?カタカナ語?と実際の英語との間で何故ここまでの差が出てしまうのか、正直困惑してしまいます。
こんな感じで東京オリンピックや大阪万博は大丈夫なんでしょうか…心配です。
ご質問ありがとうございます!
日本ではcharge(チャージ)は充電する、貯める、など加算していく意味で使用していますが、英語圏の人たちは、サービス料金やクレジットカードで支払いする時や、支払いを他の第三者に請求する時にチャージを使います。
逆にプリペイドカードのようなカードに加算(貯める)する場合はchargeは使わず、putなどをよく使います。
> 和製英語?カタカナ語?と実際の英語との間で何故ここまでの差が出てしまうのか
今回のchargeの場合は、和製英語というわけでもカタカナ語というわけでもないのですが、日本では同じ単語でも複数の意味や使い方があることを知っていればスムーズに対応できたのかなと思います。
また質問等がございましたら、いつでもご連絡ください!