absolutelyの意味は「もちろん」？使い方・スラング・definitelyとの違い

日常英会話ではよく耳にするabsolutelyですが、実際の意味や使い方をご存知でしょうか？「もちろん」といった意味でよく知られていますが、日常英会話ではむしろ「マジで」「それな」といったスラング的な雰囲気で使われています。

ここでは、absolutelyのいろいろな訳し方に加え、実際にどう使われているかを例文とともに紹介します。

absolutelyの意味と語源

absolutelyのフォーマルな訳は、「完全に」「全く」「確実に」「絶対に」などが知られています。発音をカタカナで表記するとアブソリュートリーです。

absolutely

このabsolutelyという単語は、absoluteという英単語からきています。absolute(アブソリュート)とは、絶対的な、完全な、確かな、明白な、を意味する形容詞です。このabsoluteに-lyという接尾辞がつき、副詞化されたものがabsolutelyになります。

absolutelyの覚え方として、このabsoluteを先に覚えるという方法があります。英単語は基本的に単語の原形があり、原形に変化を加えて意味を加えたり、品詞を変化させたりするので、まず原形を覚えることをオススメします。

原形に変化を加えて、意味を加えていく例としては他にbelieveがあります。
believe(～を信じる)→believable(believe+able、信じることができる)→unbelievable(un+believe+able、信じることができない)

＞＞「信じる」を英語で？スラングからtrustとbelieveの使い分けまで例文解説

absolutelyの使い方

それでは、実際の使い方について、例文とともに見ていきましょう。

absolutelyの使い方①肯定文

absolutelyは、完全に、絶対に、といった100%の状態を表す意味を持っています。なので、肯定文で使用すると「絶対に～する」「本当に～する」「100%～だ」といった、確実性の高さを表す訳になります。

彼女はそのテストに絶対に合格すると断言できる。
I can tell you that she will absolutely pass that test.

彼は絶対に約束を守るだろう。
He will absolutely keep his promise.

彼の演奏はめちゃくちゃ(本当に)素晴らしかった。
His performance was absolutely amazing.

absolutelyの使い方②否定文

否定文でabsolutelyが使われる場合も、肯定文の場合と同様「絶対に～ない」「100%～ない」といった程度の強い表現になります。

A：ねぇ、彼のことが好きなの？
Hey, do you like him?

B：えぇ？！絶対ないよ！
Eh! Absolutely not!

A：ねぇ、まだ怒ってる？
Hey, are you still mad at me?

B：なんで？全然怒ってないよ！
Why? Absolutely not!

似た表現としてnever(決して～ない)があります。neverは以下のような形で使われます。

彼は決して嘘をつかない。
He never lies.

こんなことが起こるとは全く思っていなかった。
I never thought this would happen.

absolutelyの使い方③部分否定

absolutely(完全に、絶対に)に対してnotをつけると、「完全に～という訳ではない」「絶対に～なわけではない」という部分否定を作ることができます。

絶対にリスクがないわけではない。
It is not absolutely risk-free.

あの山に登るのは、完全に不可能というわけではない。
Climbing that mountain is not absolutely impossible.

また似た表現に、veryやmuchに対してnotをつける英語表現があります。この場合、「あまり～ない」という意味になります。

まだあまりお腹は空いてないです。
I’m not very hungry yet.

私は、数学があまり好きではない。
I don’t like math very much.

absolutelyの使い方④スラング

absolutelyは、日常英会話で使われると「マジで」「それな」のようなスラング的ニュアンスで使われることも多くあります。

A：最近暖かくなってきたから、ハイキングとか行きたいよね。
It’s getting warmer these days, so I’d love to go hiking or something.

B：おぉ、マジで俺もそう思ってた。
Yeah, absolutely I thought so too.

A：最近めっちゃ暑くない？外に出たくないよね。
Hasn’t it been too hot lately? I don’t want to go outside.

B：それな(完全に同意)。私も外に出たくないわ。
Absolutely agree. I don’t want to go outside either.

A：信じてくれ！マジで大丈夫だから。
Trust me! It’s absolutely fine.

B：うーん、わかった、信じるよ。
Umm, yes, I believe you.

＞＞「間違いない・それな」を英語で？ビジネス表現やスラングまで例文解説

absolutelyとdefinitelyの違い

absolutelyに似た英単語としてdefinitelyがあります。

definitely

definitelyは、確かに、疑いなく、間違いなく、という意味を持っています。なので、完全さや絶対性を強調したいときにはabsolutelyを、疑いや間違いがないということを強調したいときにはdefinitelyを使うとよいでしょう。

A：昨日のテストだけど、誰が一位だったかな？
About yesterday’s test, who came in first?

B：君じゃないことだけは確かだと思うよ。
I’m pretty sure it’s definitely not you.

absolutelyの意味は「もちろん」？使い方・スラング・definitelyとの違いまとめ

absolutelyの意味や語源、使い方について、例文とともに解説しました。このabsolutelyという英単語は日常英会話の中でよく使われるので、この機会にぜひしっかりと覚えておきましょう。