英語で「コラボ」の正しい使い方!意味や表記、例文を説明
よく耳にする「コラボ」という日本語。
英語の
collaboration
からレーションを省略した用語で、日本では特に商品開発やショー、イベントなどで使われます。
有名パティシエ×大手製菓がコラボしたチョコレート
今回のスペシャルイベントでは、有名タレント×ゲーム会社のコラボが実現
このように日本で多用される「コラボ」。
それではこのコラボは、英語ではどのように表現するのでしょうか?
今回の記事では、collaborationの使い方を解説します。
コラボの意味は?英語も日本語も同じ意味だから使いやすい
collaborationの意味
和英辞典によると、collaborationの主な意味は「協力、協同、援助、共同研究、合作、共著、利敵協力」です。
つまり、2名以上もしくはグループが協力して、特別な目的のために立場が違う人(グループ)が共同で作業すること、共同で作り上げることを言います。
この「特別な目的のために」が重要で、これがなければwithなどの英単語を使えば済んでしまうのです。
日本語も英語と同じ意味が定着していますから、日本人にとって使いやすい英単語かもしれません。
出典:Weblio和英辞典 https://ejje.weblio.jp/content/collaboration
コラボにまつわる単語
コラボを意味する英単語には、
collaborate
(動詞)と
collaboration
(名詞)があります。
その他にも、
collaborator
「協力者、共同制作者」という名詞もあります。
collaborationの略語「collab」
日本語には、パソコン(personal computer)やエアコン(air conditioner)など英語を省略したカタカナ発音(英語)がありますが、言葉を略すのは日本だけではありません。
英語でも略すことがあり、collaboration/collaborateはcollabと表記する俗語があります。
collaboとoを付けたくなりますが、付けない場合が一般的なので注意してください。
私たちと一緒にやらない?(コラボしない?)
wanna collab?
あなたと是非一緒に作りたいわ(コラボしたいわ)
I’d love to collab.
collabを使う場合は、SNSなどの投稿やコメントで文字にする場合だけです。
日常会話でcollab(コラボ)と発音しても、一般的ではありません。
英会話で使う場合は、略すことなくcollaboration/collaborateと発音しましょう。
また略語なので、フランクな言い回しをする場合に使います。
ちなみに日本のメディアなどで、コラボの意味で使われる記号「×」は、海外では使われません。
日本独自の表記ですから、こちらも使わない方がいいでしょう。
collaboration/collaborateは、共作の規模は関係ない
collaboration/collaborateは、英語でも日本語同様に、商品開発やショー、イベントなどでも使われますが、特にアートなどの創造的な目的のために使われる点は日本語と同じです。
一方、大きな作品や商品に「コラボ」を使う日本語と違い、英語では共作する作品の規模に関係なく使います。
有名アーティストのコラボ作品でなくても、あなた自身が使うことができます。
たとえば、友だちのエレナとYouTube動画を作ったと言う場合は、
I collaborated with Elena to make a video and uploaded that on YouTube.
となります。
collaboration/collaborateでよく使われる英熟語
熟語は前置詞
in
with
on
をつけるパターンしかありませんので、覚えやすいですね。
~と共同する:
collaborate in
例文
この活動に協力してください。
Please collaborate in this activity.
~と協力する:
collaborate with
例文
私はあなたの友人と協力できることが楽しみだわ。
I am looking forward to being able to collaborate with your friends.
~を共同で制作する・研究する:
collaborate on
例文
私は次のプロジェクトで、基礎科学を共同研究します。
I will collaborate on researching basic science next project.
官庁と共同で研究開発に取り組む:
collaborate with the government on research and development
例文
私たちは官庁と共同で研究開発に取り組む。
We collaborate with the government on research and development.
共同研究:
collaboration between
例文
これはジェイミーと私の合作です。
This is collaboration between Jamie and I.
collaboration/collaborateを正しく使おう!
コラボを英語にする場合、わざわざcollaboration/collaborateを使わなくても、
with
を使えば通じる、と思われるかもしれません。
確かに、
I made a video on YouTube with Elena.
でも通じます。
しかしcollaborationを使うことで、創造的な作品を作ること、通常とは違うプロジェクトであることを伝えることができます。
collaborationは単なる共作ではなく、作業をコラボすることで成果にさらに付加価値をつける場合に使うということを頭に入れておきましょう!
まとめ
共作するという意味のcollaborationは、他の英単語を組み合わせて、もっと簡単に言い換えることができます。
しかしcollaborationを使うことで、共作物の規模や価値、ニュアンスが相手に伝わります。
collaborationを上手に使って、あなたの作品や成果をアピールしましょう。