【項目】を意味する英語はひとつじゃない!英語表現や例文を解説
普段よく使う言葉なのに、いざ英語で表現しようと思うと単語が思い浮かばないことってありますよね。
項目もそうした言葉のひとつではないでしょうか。
日本語の項目にはさまざまな使い方や表現があり、英語表現も同様です。
日本語を英訳する場合、それぞれの場面や文脈に合った英単語を選ぶことがとても大切なのです。
そこで今回は、項目を意味する英単語や、それらを使った英語表現・例文をご紹介します。
自然な表現をマスターし、て英語力をブラッシュアップしましょう!
>英語が上達する1日3分の無料メール講座<
【項目】を意味する英単語
日本語ではさまざまなシーンで使われる項目。
その意味は大きく分けて2つあります。1つは物事や情報を区分けした際の細目。
もう1つは辞典や新聞などの見出し語です。
当然、英語でもそれぞれの用途ごとに異なる表現が使われます。
項目を意味する英単語の中でよく使われるものをご紹介しましょう。
item
ビジネスシーンなどで細目のニュアンスで使われる項目ですが、この場合、itemと訳されることがほとんどです。
日本語でもアイテムとして馴染みのある言葉ですね。
日本語でアイテムといえばファッションアイテムやゲーム内でのアイテム交換など品物を指すことが多く、英語の細目、項目といった意味合いとは若干ニュアンスが異なります。
では、両者の違いに注意しましょう。
chapter
項目は長い文章の区切りの意味としても使われることがあります。
物語でいえば第一章の章がこれにあたります。
この場合に使用されるのがchapterです。
さらに細かい区分としてもうけられる節は、
section
やparagraph
と訳されます。
区切りの中でもっとも大きな区分を表す単語がchapterということになります。
entry
辞書や辞典の見出し語を表す項目の場合、entryが使用されます。
辞書を引く時、調べたい単語が太字で明記されていますよね。
あれが見出し語です。
見出し語をまとめたものを見出し、索引、目次といいますが、
これらは英語でindex
といわれます。
インデックスは日本語にもなっていますよね。
headline
項目は、新聞の記事内容やニュースの報道内容を意味する見出し語、表題、題目としても使われることがあります。
この場合に使用される英単語が、headlineです。
日本語でもそのままヘッドラインとして使われることがあるため、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
Headlines
と複数形になると、ニュースなどの最初に報道される主要項目という意味になります。
同じ様に複数存在する英単語はこちらも参考に
【項目】に関連する英語表現
日本語でも様々なニュアンスで使われる項目ですが、英語でも関連した表現はたくさんあります。
項目に関する英語表現について詳しく見てみましょう。
項目の数(the number of items)
numberは番号だけでなく数も意味します。
itemは複数形になるため、sを付け忘れないよう注意しましょう。
項目管理(item management)
管理といえばmanagementです。
マネジメントは日本語としてもお馴染みですよね。
マネジメントする人はマネージャーです。
あわせて覚えておきましょう。
関連項目(related item)
relate
は関連するを意味します。
related itemは
See also the related items.
というフレーズで目にする機会が多いため、丸暗記しておくと便利です。
see also~は直訳すれば~も見るです。
そのため、~もあわせて御覧ください、~も参照せよという意味で使われます。
See also the related items.で関連項目もご参照くださいと言っているわけですね。
検査項目(test item)
testはテストです。
日本語のテストと同じで検査を意味します。
この他にもexamination item、
inspection item
という表現もあります。
箇条書き(itemization)
itemに+izeをつけると、
動詞itemize
箇条書きにする、明細に記すになります。
さらに接尾辞がつくと名詞itemizationとなり、箇条書きを意味します。
項目追加(add an item)※削除・訂正についても
項目を追加する場合はadd an itemといいます。
addition
といえば足し算ですね。
1 added to 2 makes 3
といえば1足す2は3です。
addが出てきたら、何かを足すのだと覚えておきましょう。
項目を削除するは
delete an itemです。
パソコンにもdelete key
があるので日常的によく使う単語のひとつですよね。
項目を修正するは
correct an itemです。
Correctは
It is correct
など形容詞として使われることが多いですが、修正するという動詞としても使うことができます。
【項目】を使った例文
項目の英語表現について見てきましたが、実際の英会話の中でどのように使われているのでしょうか。
ここではより具体的な例文を使ってご紹介します。
項目を表す様々な表現をマスターし、場面ごとに応用して使っていきましょう。
Please explain this item to her.
この項目について彼女に説明してほしい。
explainは説明するを意味する、もっとも一般的な単語です。
to herとつけば、誰か彼女にこの項目について説明してあげてほしい、という意味になります。
The politician scandal made headlines.
その政治家のスキャンダルは新聞を大いに賑わせた。
made headlinesは、直訳すれば見出し語を作るとなりますが、このフレーズでメディアで大見出しとして取り上げられる、メディアで大きく報道されるという意味があります。
便利な表現なので覚えておきましょう。
We must examine the problems item by item.
我々は項目ごとに問題を検討しなければいけない。
※item by itemで項目ごとの意
item by itemは項目ごとにという意味を持つフレーズです。
byをはさんで同じ言葉を反復させることで~ずつという意味になります。
step by step
で一歩ずつ、
little by little
で少しずつ、
year by year
だと年々という意味になります。
examineは調査する、検索するです。
名詞examination
だと試験になります。
入試はan entrance examination
といいます。
I would like you to read the first chapter.
最初の章を読んでほしい。
先に述べた通り、chapterは章を意味します。
第一を意味するfirstがつくことで第一章、最初の章を表します。
第二章なら
second chapterです。
I would like you to~は~してもらいたいという依頼の表現です。
ただし、依頼は場合によっては強制に聞こえることもあるので注意が必要です。
丁寧に頼みたい時はWould you like~?、
Could you like~?
といった疑問形で、相手の意向を打診した方がよいでしょう。
ケースバイケースで判断し、用語を使い分けましょう。
She memorized every entry word in encyclopedia when she was kid.
彼女は子どもの頃に百科事典のすべての項目を覚えた。
memorize
は記憶する、暗記するを意味する動詞です。
名詞memory
記憶は日本語でもメモリーとして使われていますね。
メモリーの動詞だから記憶するとなるわけです。
everyはことごとく、すべてのを意味します。
everyの後に名詞が来る場合、それが複数であっても単数形を用いるのが原則です。
every entry wordの場合も、すべての項目を意味しますが、wordには複数形のsはつきません。
間違えないように注意しましょう。
直ぐに活用できる英語のフレーズはこちらも参考に
まとめ
項目は日本語でも幅広い意味を持つ言葉です。
使う場面によって違ったニュアンスがあるため、英訳する際には注意が必要です。
今回は、細目の意味で使われることの多いitem、長い文章の区分となる章の意味を持つchapter、辞書などの見出し語としてのentry、新聞やニュースの報道内容を表すheadlineといった代表的な英単語をご紹介しました。
英和辞書に書かれている知識だけでシチュエーションに合った英単語を選択することは、とても困難です。
今回記事の例文一覧を参考に、実際に使われる場面に合った単語とそれぞれのニュアンスの違いを把握しておくようにしましょう。
Weblio Email例文集やEDR日英対訳辞書なども参考になります。
多くの表現に触れ、ボキャブラリーを増やすことが、よりナチュラルな英語表現を習得する上でのポイント。
日本語でもヘッドラインと言うべきところを見出し語と言ってしまうと、文章の意味は全く伝わりませんよね。
正しい単語選びは英会話の基本です。
ひとつでも多くの英語表現をマスターし、英語スキルを上げてよりスムーズな対話を楽しみましょう!