粗大ゴミは英語で?アメリカ人に粗大ゴミの概念は無い?
日本では、粗大ゴミの処分は自治体に依頼して引き取ってもらうことがほとんど。中には有料という場合もあります。
では、海外、とくにアメリカのゴミ事情はどうなっているのでしょうか。アメリカに引っ越すときや、アメリカから帰国する際の家具・家電の処分の仕方、気になりますよね。
今回は、アメリカでの粗大ゴミの言い回しと、捨てるにはどうすればいいのか?を学びます。
アメリカ人に粗大ゴミという概念がないという驚きの事実も飛び出した、アメリカのゴミ事情。では早速見ていきましょう!
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アメリカ人に粗大ごみという概念がない
新しい土地に住み始めて、困惑することのひとつに、ゴミの捨て方があります。
もし、留学などでアメリカに住み始めたとき、またはアメリカから帰国するとき、家具や家電などの粗大ゴミが出たらどうしたらいいのでしょうか?
日本に住んでいる外国人の方たちであれば、oversized trash(オーバーサイズドトラッシュ)
みたいな言い方をするかもしれません。
しかし、実際アメリカでは粗大ゴミという概念は一般的ではないのです。
中にはすごく大きなものを捨てる時には、自治体に電話をして、お金を払って取りに来てもらうこともあります。
この辺は、日本と事情が似ているかもしれませんが、自治体に依頼するというのはあまり一般的ではないようです。
アメリカの文化はこちらの記事も参考になります
英語で粗大ゴミを表現するには
アメリカには、ゴミを表す単語がたくさんあります。
そして粗大ゴミという概念がありません。このため、ゴミを表す単語を上手に使って粗大ゴミを表現することになります。
ゴミを意味する単語3つ
英語でゴミと言いたい時によく使われる代表的な単語3つを紹介しましょう。
まずはtrash(トラッシュ)。
紙くずなどの乾いた小さいくず、空き瓶や缶、がらくたを表します。
一方、trashに対して濡れたゴミを表すのがgarbage(ガービッジ)。
生ごみ、残飯などの濡れたゴミ、がらくたを意味する単語です。
このtrashとgarbageはアメリカ英語でよく使われる言葉です。乾いているか濡れているか、はっきりした違いがあるように思いますが、最近ではこの違いをあまり意識せずに使う人も多くなっています。
ただし、生ゴミと紙くずなど、分別が必要なときには役に立ちますので、基本的な意味は覚えておくようにしましょう。
最後は、イギリス英語でよく使われるrubbish(ラビッシュ)。
これは紙くずや生ゴミなど、ゴミ全般を表し、trashやgarbageの両方の意味を含む単語になっています。
粗大ゴミを英語で表すと?
粗大ゴミと聞くと、家具や冷蔵庫、自転車や布団など、大きくて使わなくなったものをイメージしますよね。
このイメージからスタートすると、粗大ゴミの表現も覚えやすいでしょう。
先ほど紹介した単語を使って粗大ゴミを表すと、次のようになります。
oversized trash[garbage]
large-sized trash[garbage]
bulky trash[garbage]
oversized=特大の/大きすぎる、
bulky
=かさばった/扱いにくい、という意味なので、イメージそのものですね。
日本でも最近では、在留する外国の方のために、ゴミの出し方についてのパンフレットを英語で作成する自治体が増えています。
どのような表現が使われているのか、一度調べてみても面白いでしょう。
粗大ゴミの分別・処分方法は州によって違う
アメリカでは、それぞれの州によって法律が異なるため、ゴミの処分に関するやり方も異なってきます。
中には、日本では粗大ゴミに分類されるものであっても、週一回のゴミ収集の際に、住んでいる家の前にある専用容器の横に置いておけば回収されていたなんて、ラッキーな体験談もあるようです。
ただ、ゴミの捨て方でご近所さんとトラブルになることもあるので、粗大ゴミを捨てるときは、住んでいる州や自治体のやり方に従いましょう。
ガレッジセールで粗大ゴミをリサイクル
アメリカのゴミの処分で日本と大きく違うのは、さまざまなものがリサイクルされる確率が高いということです。
たとえば、引越しの前に大きなソファや家具を処分するとしましょう。
そんなときには、家の前の庭や物置・駐車スペースを使って、yard sale(ヤードセール)
やgarage sale(ガレッジセール)
がよく開催されます。
住宅街を歩いていて、だれだれさんの家でガレッジセールをしますという張り紙を見かけたら、このポスターに書かれている日にちにあわせて行ってみましょう。
誰でもセールに参加することができる、日本でいうフリーマーケットの自宅版を楽しめますよ。
また、粗大ゴミを家の前に置いておいたらなくなっていた、なんてこともあります。
大きなソファを処分しようと置いておいたら、翌日にはなくなっていたなんてことも。
たぶん、必要な人が持っていったのでしょう。こちらは処分したかったのですから、ウィンウィンですね。
持って行かれるものの中には新品やまだ使えるようなものだけではなく、折れたゴルフクラブや割れた電気器具など、持っていってどうするの?と思わず首をかしげたくなるようなものが混ざっていることもあるようです。面白いですね。
アメリカの文化に関する英語はこちら
まとめ
今回は、アメリカで粗大ゴミを捨てる場合のやり方や言い回しを学びました。
アメリカは広大で、州によってやり方や法律が異なるので、これといった決まりごとはありませんが、ガレッジセールやヤードセールはひんぱんに開催されます。
思わぬお得な出会いがあるかもしれませんので、garage saleや yard saleの張り紙を見かけたら、足を運んでみてください。
地元の人たちと触れ合ったり、商品についてあれこれ質問し、値切ったりと、英会話の実践練習にもなるはずです。
動画でおさらい
もう一度、動画でおさらいしてみましょう。