「find out」の意味、使い方は?figure outとの違いも。英語「あなたの家がわかった」
find outは、意味を覚えていても英語でどう言うのかがなかなか思い浮かばない表現です。わかるという言葉は日本語でもいろいろなニュアンスを含みますが、英語ではどうでしょうか。
今回は「ヒロの家が分かった」という例文を中心に、find out(わかる)ついて解説していきます。
正しいものから聞いた人がゾッとする言い方まで、意味合いに応じた表現もいくつか紹介しますので、使い分けをマスターして英語力をアップさせてくださいね。
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find outの意味
会話の中でわかったと言うとき、そのニュアンスや使うシチュエーションはさまざまです。わかるを漢字に変換しようとすると、分かる・判る・解る、の3つの候補が出てくることからも、そのニュアンスの多さが分かりますよね。
この、判明する・理解する・解明するなどといった意味合いのすべてを、日本語ではわかるという1つの言葉で表現します。
しかし英語では、その意味合いによって単語を使い分けます。
なかでもこのfind outは、
知らなかった事実や情報を見つける(判明する)・知るという意味で使われます。
findとfind outの違い
find outの意味を見つけると覚えると、findでも同じじゃないの?と思ってしまいますよね。確かにfindも見つけるという意味を持っています。でもこの2つ、使い方が違うんです。
まずfindは、見つからなかった人や物を見つける・探すという意味で使います。
鍵が見つからないよ。
I can’t find my key.
たくさんの人がいたので、彼は息子を見つけることが出来なかった。
There was a lot of people, he couldn’t find his son.
これに対してfind outは、先ほど紹介したように(他の人から聞いたり目で見たりして)知らなかった事実や情報を見つける・知るという意味で使います。
日本語で「こんにちは」の言い方を見つけたよ!
I found out how to say “hello” in Japanese!
※found=findの過去形
どうやって野球の試合結果が分かったの?
How did you find out about baseball game result?
使い方の違いが分かったでしょうか?
もし区別に自信がないときは、findは人や物に、find outは情報に対して使うんだと覚えておくと良いでしょう。
英語では理解するとわかったを使い分ける
日本人がわかるという意味をfind outで言うことがなかなかできない理由の1つとして、わかったという表現にunderstandを当てはめてしまうという点があります。
しかし「ヒロの家が分かった」と言いたいときに使う単語はunderstandではありません。なぜならunderstandというのは理解するという意味であり、このまま使うとヒロの家を理解したという意味になってしまうからです。
ヒロの家を理解した。
I understood Hiro’s house.
※understood=understandの過去形
日本語としてもおかしな文章になっていますね。ここでのわかるは、人から聞くなどの情報を得て知った(判明した)というニュアンスなので、正しくは次のような表現になります。
ヒロの家がわかった。
I found out Hiro’s house.
ヒロがどこに住んでいるのかわかった。
I found out where Hiro lives.
understandを使った、その他の英語表現はこちら
find outとfigure outの違い
実は「ヒロの家を見つけた」と言う時に使える表現はもう一つあります。
それはfigure outという表現です。
これもわかるという意味ですが、find outとfigure outでは、実は少しだけニュアンスが違います。
find outのニュアンスは今までの説明にあった通り、判明するです。判明した結果、わかるということになります。
たとえば、ヒロさんとAさんが直接話しているときに、ヒロさんが「僕は世田谷に住んでいます。」と言ったとしましょう。
するとAさんは「あ、ヒロさんは世田谷区に住んでいるんだ。」というのが、分かります。
このようなときにfind outを使うのですが、Aさんがヒロさんの所に近づいてきて、Hiro, I figured out. I figured out where you live.と言うとヒロさんは鳥肌が立ってしまうはずです。
これはfigure outに解くという意味が含まれているためです。
この解くは、自分なりにいろいろと考えて情報や問題を発見する・解き明かすというニュアンスなのでI figured out where you live.と言うと、ヒロさんのことを尾行したり、細かく調査したりした結果、ヒロさんがどこに住んでいるのか分かった、というニュアンスになるのです。
find outとfigure outは、どちらもわかるという表現ですが、
find out=どこかですでに判明していて、何の努力も伴わないでわかる
figure out=問題を解くようにいろいろな努力をしてわかる
というニュアンスの違いがあります。この2つの違いをしっかりと覚えて、会話の中で使い分けてみてください。
まとめ
日本語ではわかったという1つの言葉をさまざまな場面で使うことができます。判明した、理解した、解いたなどを、すべてわかったという表現で伝えることができるのです。
しかし上記で紹介したように英語では場面に応じて使い分けることが必要です。
日本人がイメージしやすいunderstandは理解をするというわかったになるため、誰かの家がわかったという際の使い方には適さない表現となります。
こうした場面で使う表現が、判明するという意味のfind outです。
また似たような表現でfigure outがありますが、これには解くという意味が含まれているので、少しニュアンスが異なってきます。
このように英語では単語によって意味が異なるので、使うときには合っている表現かどうかを意識するようにしましょう。
動画でおさらい
もう一度、動画でおさらいしてみましょう。