「しそ」を英語で?赤紫蘇や大葉などシソの種類で異なる表現
冷奴やそうめんの薬味として使ったり、梅干しと一緒に漬けたり、ジュースとして飲んだり…、日本の食卓において大活躍のあの葉っぱと言えば??
そうです。しそ(紫蘇/シソ)です。
緑が鮮やかな大葉や濃い紫色が目を引く赤紫蘇、また独特の香りのエゴマ。シソといってもさまざまな種類がありますよね。
今回はしそ(紫蘇/シソ)の英語表現を紹介します。赤紫蘇や青紫蘇といった種類別の英語表現はもちろん、青紫蘇と大葉の違いなど小話をはさみながら進めていきます。また、外国人に馴染みのうすいシソを英語で説明するための英会話フレーズも紹介します。
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しそは英語で?
シソは英語でShisoと言います。シソはアジアが原産で、もともと英語圏にはない植物。英語圏には日本料理の食材として伝わったため、英語でもそのままShisoと言います。
英語での発音を確認しておきましょう。
しそ
Shiso
シソではなく、シィソゥのように、シもソもそれぞれ語尾をのばしている感じですね。
Shisoでは通じないこともある?
海外での日本食ブームは続いていてSushi(寿司)以外でも、Ramen(ラーメン)やYakitori(焼き鳥)などは、英語での補足説明が要らないほど広く知られています。
しかしながら、しそ(Shiso)はほとんど知られていません。そのため、Shisoとは何かを説明する必要があります。
以下いくつか例文を紹介します。Shisoの紹介文としてお役立てください。
シソは日本のハーブの一種です。
Shiso is a kind of Japanese herb.
シソはミント科(シソ科)の植物です。
Shiso is a plant of the mint family.
シソには葉が赤紫色のものと緑色のものと2種類あります。
There are two types of Shiso, one with reddish purple leaves and the other with green leaves.
日本人はシソの葉を料理用のハーブとして使います。
Japanese use Shiso leaf as a culinary herb.
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perillaの意味はしそ?
シソの英訳を辞書で調べると、perillaという単語が出てきます。実はシソは英語でperillaとも表現できます。
しそ
perilla
この、Shisoとperillaの使い分けは明確にはありません。しかし、一般的にShisoは食材としてのシソの葉っぱを意味し、perillaは植物としてのシソを指す際に使われることが多いです。
たとえば、実は外国人にも人気がある「ゆかり」ふりかけは、Shiso Rice Seasoning(シソふりかけ)やShiso salt(シソ塩)として紹介されていたりします。
一方、園芸店ではperilla seeds(シソの種)やperilla plant(シソ)といった表記で販売されています。
このようにShisoとperillaの間にはっきりとした使い分けはありません。どちらの表現も覚えておくにこしたことはありませんね。
beefsteak plantの意味もしそ?
perillaはシソの正式な植物名称ですが、シソには他にいくつか通称があります。最も一般的なものが、beefsteak plant。これは、赤紫色のシソが牛肉の色に似ていることから付けられた通称だそうです。
また、rattlesnake weedという通称もあります。これは、シソの乾燥した種が風で揺れると、rattlesnake(ガラガラヘビ)の音に似ていることから付けられたと言われています。
他にもシソには、Japanese basilやwild basil、purple basilなどさまざまな通称があります。
このようにシソにさまざまな通称があるのは、シソがさまざまな場所と時代に英語圏にやってきた外来植物であることを反映しています。馴染みのない外来植物であるシソを見かけたり育てたりした人々が、見た目などから気ままに付けた呼称が、今でもさまざまな通称として残っているというわけです。
赤紫蘇や青紫蘇は英語で?
シソは英語でShiso。では赤紫蘇や青紫蘇は英語で何と言うのでしょうか?
赤紫蘇や青紫蘇の英語表現を紹介します。
赤紫蘇
Aka Shiso
red shiso
red perilla
青紫蘇(青じそ)
Ao Shiso
※日本語では青じそとシが濁りますが、英語ではAo Jisoとはならないので注意しましょう。
green Shiso
※緑色の紫蘇という意味でこのような表現も使われます。
green perilla
※日本語では青(=blue)ですが、英語ではgreen(=緑)です。
エゴマ
sesami leaf
Korean perilla
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大葉としその違いは?
シソといえば赤紫蘇や青紫蘇ではなく大葉でしょ!?と言う方も多いでしょう。
実は大葉は、青じその葉のみを指す言葉。
大葉とは、青じそを葉の形のまま、香味野菜として使う際にのみ使われる呼び方なのです。ちょっとややこしいですが、食用として使う青じその葉を大葉と呼び、植物として単に生えている青じその葉っぱは、あくまでも青じその葉であり、大葉とは呼びません。
前項で、一般的に食材としてのシソの葉をShiso、植物としてのシソはperillaと表現すると言いましたね。つまり、大葉は英語で、Ao Shisoと表現することができます。葉っぱである点を強調したい際には、Ao Shiso leafと、leafをつけ足してもOKです!
青じそドレッシングや紫蘇ジュースは英語でどう言う?
シソと言えば真っ先に青じそドレッシングを思い出す人もいるでしょう。
青じそは英語でAo Shisoやgreen Shiso、green perillaという表現でしたね。それにドレッシングの英語dressingを組み合わせるだけ。
つまり、青じそドレッシングは英語で、Ao Shiso dressingやgreen Shiso dressing、green perilla dressingと表現することができます。
なお、紫蘇ジュースも紫蘇とジュース(juice)を組み合わせるだけです。つまり、紫蘇ジュースは英語でShiso juiceやAka Shiso juice、red Shiso juiceという表現でOKです!
まとめ
しそ(紫蘇/シソ)の英語表現を紹介しました。シソは英語でShisoまたはperillaと言います。一般的には食材としてのシソの葉をShiso、植物としてのシソをperillaと表現することが多いですが、はっきりとした使い分けは定められていません。どちらの表現も覚えて臨機応変に使えるといいですね。
また、Shisoは英語圏ではSushiほど有名な日本食ではありません。Shisoを説明するフレーズもあわせて覚えましょう!
園芸の仕事をしているので役に立ちました。