英会話上達のコツとは?確実に上達するための4つのポイント
今回は英会話を上達させるための基本的なコツについて紹介します。
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PDCAサイクルとは?
英会話を上達させるために必要なこととして「PDCAサイクル」があります。ビジネスが好きな人であれば、「PDCAサイクル」という言葉は耳にしたことがあるかもしれません。でも、耳慣れない人も多いでしょうから、最初に説明します。
「PDCAサイクル」というのはこの「P」・「D」・「C」・「A」それぞれに意味があり、その各頭文字をとったものです。
まず「P」は計画をするということで「Plan」の意味です。
次に「D」は「する」。実際に行動するということで、「Do」の意味になります。
そして「C」は確認をする意味の「Check」です。
最後に「A」は行動するの意味の「Action」となります。
二つ目の「Do」と違うのは、ただ「する」というだけではなく、「Check」の、最後に「もう一度行動に移す」という意味合いがあるのです。
つまり、「PDCAサイクル」の 「PDCA」とは、
この「Plan」「Do」「Check」「Action」 の略語になります。
そして、「サイクル」は「PDCA」を繰り返すということです。英語をマスターしてさらに上達していくためには、この「PDCAサイクル」がとても必要なことだと考えられます。
その他の「計画」に関するトピックはこちら
ビジネスでプレゼンする
例えばちょっと想像してみて下さい。
ビジネスの世界では、人前でプレゼンテーションすることが多いですね。実際に、プレゼンテーションする前に、まずやらなければならないことがあります。それは、自分がこれから何を話すべきなのかを明確にすることです。
つまり、「Plan」計画を立てるということです。
こんな話をしよう、こういう風に話さなければいけないという計画を立ててから、初めて実際に人前に出てプレゼンテーションするのです。これが「Do」です。
プレゼンテーションを「する」ということです。そして、プレゼンテーションが終わった後、ここが悪かったという反省をします。振り返る作業を誰でも絶対にするはずです。
これが「Check」です。
そして、振り返った後、次のプレゼンテーションの機会に、「Check」で行った振り返りを念頭に置きながら、もう一度プレゼンテーションすれば、最初に行ったプレゼンテーションよりもうまくいくはずです。この、「もう一度行動する」が「Action」です。
プレゼンについてはこちらの記事も参考になります
準備をする必要性
なぜ、このような例を挙げたかというと、英語の勉強をする、上達させる、という目標があるとき、前述のビジネスにおけるプレゼンテーションと全く同じことが言えるからです。長い間英会話スクールで英会話を教えてきた私の経験から考えていることがあります。
それは、レッスン前に「今日はこんな話をしよう。」と、準備をしてくる生徒さんがほとんどいないということです。
準備をしないでプレゼンテーションをしたらどうなるかわかりますか?
おそらく頭が真っ白になってしまうのではないのでしょうか?
ここで考えていただきたいのが、もしあなたが英会話のレッスンを受講する前に、準備をしていなかったらどうなるか、という点。やはり頭が真っ白になってしまうのではないでしょうか。
英会話のレッスンを受けるとき、ネイティブスピーカーと話すとき、更には仕事で英語を話さなければいけないときには、必ず、事前に自分がどんな話をしたいのかを準備する必要があります。
この準備を通して頭が整理され、自分が何を話すべきなのかが明確化されます。前もって明確化してから、実際に英会話のレッスンや、仕事で英語を話すようにしましょう。
英会話をする上での準備についてはこちらの記事もお役立ちです。
反省点を振り返って確認!
このように準備をした上で英語を使っても、初めてであれば当然うまくいかないことも出てきます。これまで、英会話のレッスンを受けてきたのに、ネイティブスピーカーと会話する際に、自分が上手に話せないで終わってしまった、なんていうことがあり落ち込んでしまうこともあったはずです。
「今回も英語を話せなかった。」
「私は英語を一生話せないで終わってしまうんじゃないか。」
などと、落ち込むひとが多いですが、落ち込むだけで終わらせるのではなく、なぜ自分ができなかったのか、どこが悪かったのか、を振り返って、反省点を確認してほしいのです。反省点を確認しないままでいると、なぜ自分は英語を話すことができないのか、理由が明確にならないままです。
なぜ今回の会話がうまくできなかったのかを、頭の中で明確化できるよう、きちんと整理して考えてみてください。
良かった点をしっかり褒めて!
この、整理、再思考をするときに非常に重要なことが一つあります。もし、「なぜできなかったのか?」だけに集中すると、
「あれもできなかった。」
「こんなこともできなかった。」
「やっぱり自分はだめだ。」 と、悪い考えしか思い浮かばなくなってしまいます。
そして、悪い考えしか思い浮かばないと、当然、モチベーションが下がってしまいます。ですから、「それはできなかったけれども、 これはうまくできた。」と、よかった点もあげ、自分をほめてあげましょう。
そうする事で次の「Action」を起こすためのモチベーションを、もう一度上げていくことが重要になってきます。
自分ができなかったという反省点を明確化することも大切ですが、自分を認めて気持ちを上げていくことも、反省と同じくらい重要なのです。
まとめ
この「PDCAサイクル」は基本的に継続させていくものです。
最初に自分が何を話すべきなのかを「計画」して、実際に「やって」、できなかった点とできた点を「振り返って」、もう一度「行動」に移します。
これを繰り返していくことで、最初はうまくできなくても、二回目はうまくできるかもしれないのです。もしかしたら、二回目もうまくできないかもしれませんが、三回目にはきちんとできるようになっているかもしれません。ずっとできないままということは、絶対にありません。
この「PDCAサイクル」に基づいて、自分がなぜできなかったのか整理し、同時に、よかった点も自分の中で把握して毎回整理していけば、何度かやっているうちに、確実にできるようになります。ですから、英語を勉強するときは「PDCAサイクル」を絶対に忘れないで下さい。
まず最初に何を話すべきなのか「考え」
次にそれを「話してみる」
そして悪かった点と良かった点を「整理」してから、再度「行動」に移す。
これを繰り返すことで英語力は絶対に向上していきます。
動画でおさらい
「英会話を確実に上達させていくための4つのコツ」を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。