英語の決まり文句「今お時間大丈夫ですか?」電話などで使えるビジネス英会話
電話をかけた際の、今お時間大丈夫ですか?を英語で表現した場合、直訳では「Is time OK now?」ですが、ネイティブはそのような表現を使用しません。
「Is this a good time to talk?」
と表現しますので、決まり文句として覚えてください。
職場で突然英語で電話がかかってきた時など、柔軟に対応できるとスマートで素敵ですよね!今回は日常生活からビジネスシーンなど様々なシチュエーションで活用できる電話対応を紹介しますのでぜひ覚えましょう。
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電話状況のお伺いを立てる
お時間大丈夫ですか?というのは、けっして街頭でのキャッチだけが使う表現ではありません。どのような時の表現か?というと、それは、電話時ですね。電話を掛けたときに相手の人が、しっかりと話す時間があるのかどうなのか確認します。
「もしもし」と電話掛けて、今お時間大丈夫でしょうか?というように確認をすると思います。それを英語でどのように伝えればいいのか確認していきましょう。
決まり文句のようなもの
お時間大丈夫ですか?を直訳すると、Is time OK now?となります。Is time OK now? で通じないこともないのですが、あまりネイティブは使いません。ではどのようにネイティブがいうのかというと、Is this a good time to talk?のように言います。ビジネスの場で電話をかけた時によく使っている決まり文句です。
今お時間大丈夫ですか?
Is this a good time to talk?
細かい文法や単語の意味は深く考えず決まり文句として、Is this a good time to talk?を、ぜひ覚えましょう。
その他にもある、ビジネス役立つ電話対応についてはこちら
英語でのビジネス電話~3つのポイント~
前もって英語の電話だとわかっていれば多少は心の準備もできますが、電話の場合は実際に話を始めるまで、英語なのか日本語なのかわからないからこそ困りますよね。あとで冷静に考えれば簡単に言えるフレーズでも、突然のこととなると焦って頭の中が真っ白になってしまうことはよくあります。
こちらでは、いざというときに使える英語での電話フレーズを紹介します。プリントアウトしておけば、マニュアルとして突然の英語の電話にもスマートに対応できること間違いなしです!
そもそも英語でビジネスの電話応対って難しそう……というイメージがありませんか? 実は、英語でビジネスの電話応対をすることは、そんなに難しいことではありません。
3つのポイントさえ押さえておけば、使われるフレーズのバリエーションはそれほど多くありません。
ポイント① ハッキリゆっくり話そう
発音よりも何よりも、これが一番大切です。「英語に自信が無いから……」と、つい小声でモゴモゴ話してしまいがち。
電話では相手の顔が見えないだけに、先方にとってもこちらの言っていることが非常に聞き取りづらくなります。自信がなくてもハッキリ話すことを意識したほうが、発音の良さにこだわるよりも断然伝わりやすいのです。
また、忘れがちなのがゆっくり話すこと。電話応対のフレーズを何度か使っていくうちにスッと口から出てくるようになります。しかし、あまりに早口だと先方は「あ、この人、英語話せる!」と思いナチュラルなスピードで返してきます。
英語の聞き取りに不安がある場合には、あえてゆっくりすぎるくらいのスピードで話すように心がけてみましょう。早く話すことが大事なのではありません。
ポイント②適切に単語をチョイスして丁寧な表現を使おう
日常会話とビジネス会話の大きな違いは、表現の丁寧さです。
言葉選びによって相手に与える印象も変わってきます。日常会話では
What’s your name?
と言ってもおかしくない場面でも、フォーマルなビジネス会話ではちょっと改まった表現を使いたいですね。
ポイントは簡単。
Could you、May I や
please
を使うだけで一気に丁寧感がアップしますよ!
ポイント③日本語との違いを知っておこう
日本のビジネスシーンでは必ず出てくる「お世話になっております」という表現。これを英語にしたら何と言うのだろう、と考えたことはありませんか?実はこれにピッタリ当てはまる英語表現はありません。
また、日本語では謙譲語・尊敬語を使い分けますが、英語ではシンプルです。
「部長の田中」は
Mr. Tanaka、
「御社のブラウン様」も
Mr. Brown
でOKです。
日本語の表現を英語に直訳しようとせず、英語の言い方を身につけることによって、英語での電話応対もスムーズになり、相手にも伝わりやすくなります。
定番フレーズ紹介!英語の電話対応
では、実際に使えるフレーズを見ていきましょう。まずは、全く英語がダメ! とにかく他の人に代わります!というパターンを、そしてその後に、自分で応対するパターンを紹介していきます。
とりあえず英語を話せる人につなぐ
自分では対応できないので誰かに代わる場合も、英語が聞こえた瞬間にいきなり保留にするのは先方に失礼ですよね。
これから紹介するフレーズを伝えてから、誰か助けてくれる同僚に電話をつなぎましょう。それだけで相手に与える印象は全く違ったものになります。
英語が得意ではありません
My English isn’t very good/strong.
英語ができる人に代わります
I’ll get someone who speaks English.
少々お待ちください
Please hold. One moment please.
Could you hold for a moment/second?
Could you please hold?
大切なことは、「◯◯するのでお待ちください」と伝えて保留にすることです。
英語の電話だとわかった瞬間に”Please hold”とだけ言って保留にするのも、なぜ待たされるのかわからないままという状態になります。これは、先方に対して失礼です。
必ず「英語を話せる人に代わるので」などと待たせる理由を伝えるようにしましょう。
自分自身で応対する場合
まずは電話に出る時のシチュエーションから確認していきましょう。
お電話ありがとうございます
Thank you for calling.
Good morning/afternoon.
Hello.
ABC Trade の◯◯です
ABC Trade. This is ◯◯ speaking.
ご用件は何でしょうか?
How may I help you?
どちらさまですか?
May I ask who’s calling, please?
誰に御用でしょうか?
Who would you like to speak to?
お電話ありがとうございます。は、Good morning/afternoon.やHello.で代用されることも多いです。また、これらを一切使わずにシンプルに、
ABC Trade. ◯◯ speaking.や、ABC Trade. How may I help you?としてもOKです。
聞き取れない、聞き取りにくい時は
もう一度お願いします
Could you say that again?
もう少しゆっくり話してもらえますか?
Could you please speak a little slower?
Could you please speak more slowly?
もう少し大きな声で話していただけますか?
Could you please speak a little louder?
Could you please speak up?
please は文末に置いても、Could you の後ろに入れてもOKです。
また、これらの文末に for me?を付け加えることもあります。これは、「あなたの落ち度ではなく、私がちょっとわからないので」といったニュアンスを出すことができます。
担当者が電話に出られる場合
おつなぎします
I’ll put you through.
I’ll transfer you.
◯◯におつなぎします
I’ll put you through to Mr/Ms ◯◯.
担当者におつなぎします
I’ll put you through to the person in charge.
△△部門におつなぎします
I’ll put you through to the △△ department.
少々お待ちください
Please hold. One moment please.
Could you hold for a moment/second?
Could you please hold?
先方が、◯◯さんと話したい。と言うのが聞き取れた場合、その人に電話をつなぎますが、ここでも Please hold だけではなく、おつなぎしますので。とひと言添えましょう。
「電話をつなぐ」の定番表現は
put you throughですが、
transfer you や
connect you も
使われることがあります。◯◯につなぐ。と言う場合には to ◯◯ を後ろに付け加えます。
担当者が電話に出られない場合
◯◯はただいま電話に出られません
He/She is not available right now.
◯◯はただいま席を外しております
He/She is not at his/her desk at the moment.
◯◯はただいまミーティング中です
He/She is in a meeting right now.
◯◯はただいま他の電話に出ています
He/She is on another line right now.
◯◯はただいま外出しております
He/She is out of the office at the moment.
◯◯はあと1時間で戻ります
He/She will be back in an hour.
◯◯は本日は不在です
He/She is not in today.
◯◯はすでに帰宅しました
He/She has left for the day.
担当者が電話に出られない場合、日本語では「あいにく〜です」と言いますが、英語でもI’m afraid を付け加えれば同じニュアンスが表せます。
相手にどうしたいのかをたずねる表現
このままお待ちになりますか?
Would you like to hold?
後でかけ直していただけますか?
Could you call back later?
折り返しお電話させましょうか?
Should I have him/her call you back?
先方が「あとでこちらからかけ直します」と言った場合
お電話をいただいたことをお伝えしておきます
I’ll tell him/her you called.
ひとこと添えることができれば、先方は安心しますよね。
電話を切る時
こちらで紹介するフレーズは、電話にかかわらず、ビジネスでよく使うフレーズ。
プライベートで使用する場合は、
nice を
good や
great, wonderful, brilliant( 素晴らしい)、
pleasant(楽しい)など、
別の形容詞に変えることが多いです。
※ビジネスライクに聞こえてしまう恐れがあるため。
お電話ありがとうございました、失礼します
Thank you for calling. Have a nice day.
「間違い電話ですよ」と伝えたい
英語の電話を取ってドキドキしたけど、なかには「間違い電話だった」ということもあります。 そんな場合にも無言でガチャンと切るのではなく、こんなフレーズを活用してみましょう。
番号をお間違えではないですか
I’m afraid you have the wrong number.
◯◯という名前のものは社内におりません
I’m afraid ◯◯ doesn’t work here.
フォネッテクコードでスペル間違いを防ぐ
名前や会社名のスペルを確認する場合には T と D、M と N などを聞き間違えてしまう可能性もありますよね。A for alphaなどと、国際的に定められたphonetic alphabetフォネティックコードを利用すると確実です。
引用:http://eikaiwa.dmm.com/blog/5257/
Phonetic Alphabetフォネティックコード
A | Alpha | J | Juliet | S | Sierra |
B | Bravo | K | Kilo | T | Tango |
C | Charlie | L | Lima | U | Uniform |
D | Delta | M | Mike | V | Victor |
E | Echo | N | November | W | Whiskey |
F | Foxtrot | O | Oscar | X | X-ray |
G | Golf | P | Papa | Y | Yankee |
H | Hotel | Q | Quebec | Z | Zulu |
I | India | R | Romeo |
こちらも合わせてプリントアウトしておけば、いざという時にも慌てず自信をもって応対できること間違いなしです!
英語の決まり文句「今お時間大丈夫ですか?」電話などで使えるビジネス英会話まとめ
電話をかけたときの、今お時間大丈夫ですか?を英語で表現した場合、Is time OK now? はネイティブはあまり使わず、
「Is this a good time to talk?」
がポピュラーな表現であることを紹介しました。
日常会話でよく登場する英語表現ですのでぜひ使って覚えてみてください。事前の準備をしっかり整え、英語でのビジネス英会話に慣れていってくださいね。
動画でおさらい
「英語の決まり文句「今お時間大丈夫ですか?」電話などで使えるビジネス英会話」を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。