「五月病」を英語で?アメリカでは新年度の始まりが違います
五月病は英語ではどのように表現するのでしょうか?
そもそも五月病という季節病に対する概念は、英語圏にも存在するのでしょうか?
今回は英語特有の表現方法を学びましょう。
>英語が上達する1日3分の無料メール講座<
ネイティブには通じない!
日本には五月病という言葉があります。新しい環境に適応できず、気分が沈んだり不安定になったりする症状のことです。
新学期や新年度を迎えた後まもなくした頃に発症しやすい症状であるため、五月病と言われています。
日本で五月病と表現しているこの症状を、アメリカや海外ではどのような言い回しをするのでしょうか。
そもそも、五月病というのは英語ではどのように表現するのでしょうか?
五月病を直訳すると
May sickness
May disease
May blues
などの表現になります。
しかし、May sicknessとネイティブに言っても、おそらく通じないことの方が多いでしょう。
もしかしたら、日本に長く住んでいるネイティブであれば、日本の文化を知っているので、May sicknessが通じるかもしれません。しかし、それは稀なことです。
では、なぜMay sicknessだと意味が通じないのでしょうか。
次では、外国ではMay sicknessが通じない理由をお伝えします。
アメリカの新学期は違う
May sickness(五月病)
というのは、新学期や新年度を迎えた4月からまもなく経ったタイミングで発症しやすい病です。
何故かと言いますと、新しい環境に少し慣れ始めてホッとしたのも束の間、疲れや緊張が一度に溢れ出てしまうためです。これにより、体調不良を引き起こしてしまうのです。
ブルーな気持ちでいることは悪循環を招くため、最終的には自律神経を崩してしまうことだってあり得ます。
それでは季節病の五月病は、日本特有の病なのでしょうか。
例えば9月に新学期を迎えるアメリカや海外では同様の表現をするのでしょうか。
結論から言いますと、アメリカをはじめ、五月病と同じ意味の表現がない国がほとんどです。
海外では会社や学校の始まりが9月になるので、五月病をMay sicknessと伝えてもあまりピンとこないのです。
しっかりと説明しよう
アメリカでは新年度の始まりは4月ではなく9月です。May sicknessと同じ考え方でいきますと、September sickness
となりますが、そんな表現は存在しません。
この五月病という季節病は日本特有の概念なのです。ですから、May sicknessの意味をきちんと説明しなければなりません。
つまり、May sickness means~.
と説明をしてあげる必要があるのです。
(五月病とは)新入生や新入社員が、仕事や学校が始まったすぐ後に、暗い気持ちになることです。
May sickness means freshmen or new employees feel depressed shortly after beginning school or work.
となります。
アメリカでは五月病という単語は存在しませんが、きちんと説明をすれば納得してくれるネイティブは多いでしょう!
May sicknessと言って不思議そうな表情をしたら、
This means~.
It means~.
と、その意味を伝えるための説明を付け加えることが大切です。
まとめ
五月病は英語ではどのように表現するのかを紹介しました。アメリカではMay sicknessという概念そのものがないことが分かりました。
五月病をネイティブに伝えたいときは、This/It means~.を使ってMay sicknessの意味を説明するのが良いでしょう。
動画でおさらい
「五月病」って英語で?アメリカでは新年度の始まりが違いますを、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。