TOEIC対策におすすめ!DS・3DSを使った勉強法
TOEICテストを受験するにあたり、どういったTOEIC学習をすればいいのでしょう?
参考書を使っての自主勉強や、TOEICテスト対策講座のあるスクールを受講するというのも手ですよね。
ただ、そのような勉強っぽい勉強という感じの形式の勉強法は自分に向いていない、という方も多いのではないでしょうか?
そんな方に朗報です。
実は、任天堂のゲーム機、ニンテンドーDSには、TOEIC対策ができる英語学習ソフトが数多く存在するのです。「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」などは知名度も高いため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
ゲーム感覚でテスト対策ができるのであれば、興味がわきますよね。
ただ、ニンテンドーDSのソフトでTOEIC対策をすることは果たして効果があるのでしょうか?
今回は、ニンテンドーDSソフトでのTOEIC対策にはどのようなメリットがあり、何に気をつけるべきなのかを紹介します。
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TOEIC対策の前にまずはTOEIC®テストの構成を知ろう
まずはTOEICスコアを上げるためには、TOEICの構成を知っておくことが必要です。
TOEICのテスト形式は2016年5月に新形式となり、構成は以下の通りです。
- リスニング(約45分間・100問)
- リーディング(75分間・100問)
よって、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式となっています。
また、テストは英文のみで構成されています。
TOEICの問題数はかなり量が多く、時間配分がポイントです。
具体的な構成は、リスニングの中にも様々な問題があり、写真に関して述べられた4つの文の内、正しいものを選ぶ問題や、30秒程度の男女の会話を聞き、その内容に関する3つの質問に対して4つの選択肢から答える問題などがあり、それらが各パートに分かれて出題されています。
リーディングでは、文の中の空所に当てはまる語句を選ぶ問題や、文章を読み、問題に答えるものなどがあり、それらが各パートを構成しています。
TOEICの構成を知り、勉強を進めていくと、自分の得意・不得意を知ることができ、テストを受ける際の時間配分が見えてきます。
TOEIC対策に関するニンテンドーDSのソフトはいくつかあり、TOEICの構成を忠実に再現した「TOEIC TEST DSトレーニング」や唯一のTOEIC公式教材である「TOEIC® テスト公式DSトレーニング」といったソフトもあります。
これらのソフトはTOEICの問題の構成を知り、慣れるための手助けになるでしょう。
TOEICに関してはこちらの記事もおすすめです。
ニンテンドーDSでTOEIC対策をするメリット
TOEIC対策のためのニンテンドーDSのソフトには、「TOEIC® TEST英単語スピードマスターDS」といった単語学習を効率よくできるものや、目標スコア別に対策がとれる「学研DS 新TOEIC®テスト 完全攻略」シリーズ、リスニング強化・リーディングパート強化など目的別に対策がとれる「TOEIC®TESTスーパーコーチ」など、さまざまなソフトがあります。
ニンテンドー3DSでも「TOEIC®テスト超速トレーニング」といったものが出ており、Miiを使用したり、ネットワーク機能でほかの学習者とスコアを競ったりと楽しくスコアアップを目指せるものとなっています。
これらのソフトを使ったテスト対策には、ソフトの種類が豊富であること以外にも、本でのTOEIC対策に比べてのメリットがたくさんあります。
例えば、ボタン一つで何度も音声をリピートでき、また、間違えた問題を集中的に繰り返すこともできます。よって、スコアアップのために効果的に勉強することができるのです。
また、本よりも軽く、気軽に持ち運びができることもメリットです。
電車で立ちながら、ベットで寝転びながらなど隙間時間でもTOEIC対策をすることができ、試験に向けて英語漬けになりながら勉強できます。
TOEIC受験者にとってどこでも気軽に勉強できることは強みですね。
TOEIC対策はDSだけでは不十分!?
このようにメリットもたくさんあるニンテンドーDSでのTOEIC対策ですが、気をつけなければならない点もあります。
例えば中学や高校、大学の受験勉強をした時のことを思い出してみてください。
志望校の過去問題集を購入し、実際に時間を測って問題を解いたという方は多いのではないでしょうか。
また、本番と同じような環境で受験することができる模擬試験で本番の試験の練習をしたという方も多いと思います。
例えば受験勉強で、一度も実際と同じような環境で過去問題集を解かずに、ゲーム機のソフトのみで受験勉強を行った受験者は、果たして受験本番の試験で良い結果が出せるのでしょうか。
少なからず形式に慣れが必要なこともあり、不安になってしまいそうですよね。
TOEICには模擬試験はありませんが、過去の出題傾向に沿った過去問題集は多数販売されています。
ゲーム機のソフトで勉強し対策することにももちろん効果がありますが、実際と同じように紙の問題集を使ってマークシートで問題を解いての対策もしておいた方がいいでしょう。
したがって、TOEICの受験勉強を全てニンテンドーDSのソフトのみで行うことには無理があるのではないでしょうか。
こんな英語勉強法もおすすめです。
時間配分をつかむためにも紙の問題集も解いておこう
前述のとおり、TOEICのテストはリスニング(約45分間・100問)とリーディング(75分間・100問)の合計約2時間で200問を紙のマークシートで答えることになります。
問題の数はかなりボリュームのあるので、英語力がある人の場合でも全ての問題を解くには時間が足りないという声をよく聞きます。
特にTOEIC受験初心者は、ニンテンドーDSのソフトのみに偏った勉強法では、テスト当日になって紙のマークシートの慣れない感覚に戸惑い、時間配分に失敗してしまうという可能性も考えられます。
したがって、TOEICの過去問題を解きながら、マークシートに手書きで記入するという練習もTOEIC対策には必要なのではないでしょうか。
実際の環境に近い状態で対策をしよう
このように、TOEICの受験勉強をする際は実際の試験の環境に近い状態で勉強をしておいた方がよさそうです。
例えば、自宅でTOEICの過去問題集を実際のテストとまったく同じように時間を測りながら紙のマークシートを塗りつぶして解いてみましょう。
過去の出題傾向に沿って勉強ができるTOEIC公式の問題集「TOEICテスト新公式問題集」などを使い、繰り返し本番と同じような環境で勉強することで十分に対策ができます。
まとめ
ニンテンドーDSのソフトをTOEICの勉強に導入することは決して悪いことではありません。
実際の問題集よりも効率的に苦手な問題を克服できるでしょうし、時間を有効的に使いながら勉強できるなど、書籍を用いての学習にはないメリットもたくさんあります。
しかし、全てソフトに頼りきってしまうと、実際のTOEIC試験では、時間配分で失敗したり、慣れない環境で実力が出せなかったり、ということも予想されます。
ニンテンドーDSのソフトはTOEICの構成を知るためや弱点対策のために使い、ソフトに頼り切るのではなく、なるべく実際のTOEIC試験の環境に近い状態での勉強をしておくこともおすすめです。
動画でおさらい
TOEIC対策におすすめ!DS・3DSを使った勉強法を、もう一度動画でおさらいしてみましょう。