「オタク」って英語で何て言う?ニュアンスの違いに合わせた英語表現
「オタク」という言葉は、1つのジャンルに熱中する人のことを指します。
1980年代ごろから使われはじめたこの言葉は、現在では世の中に広く浸透しました。
もちろんオタクと呼ばれる人は世界中にいるため、それに当てはまる英語表現がありますが、種類によって複数の単語を使い分けることはご存じでしたか?
そこで今回は、「オタク」を表す英語表現と、種類による単語の使い分けを紹介します!これを読んでオタクに関する英語表現をしっかりとマスターしましょう!
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オタクを英語で言うと?
オタクという言葉、何となく、家(宅)にこもっている人を想像していませんか?
実はこの言葉、アニメや漫画好きの人たちが集まる秋葉原やイベントで「お宅は〜」という挨拶をすることから生まれた言葉なんですよ!
日本特有のオタクですが、英語で表すときはgeekとnerdが代表的な表現方法です。
その他にも、weeb,freak,buffといった表現もあります。
オタクを意味する英単語の使い分け
ここからは、それぞれ単語によるニュアンスの違いを紹介します。
それぞれの違いを理解して、きちんと使い分けられるようにしましょう。
geek
geekは、ある特定の分野に詳しい、活発的なオタクのことです。
元々はパソコンオタクを表す言葉でしたが、現在では様々な分野において使われています。
オタクと呼ばれる人の中で普段は大人しくても、自分の興味関心の話題になったとたん凄い勢いで話し出す人がいますよね。
そういった情熱を持っているオタクの人はgeekと表現します。
IT企業ではコンピューターオタクの人がたくさん働いている。
Many computer geeks work in IT companies.
nerd
nerdは内向的なオタクのことを意味する表現です。人付き合いが苦手で、家に引きこもってパソコンばっかりやっているというネガティブな意味でのオタク表現なので、多くの日本人がイメージするオタクにはnerdが当てはまります。
geekは活動的なオタク、nerdは内にこもるオタクと区別すれば分かりやすいです。
彼はオタクに違いない。だって一度も外で遊んでいるところを見たことがないから。
He must be a nerd. I’ve never seen him playing outside.
weeb
weebは日本オタクを意味する言葉で、weeabooを短縮した表現です。
日本は特に漫画やアニメの数が膨大にあり、クオリティも高いため、そこからオタクになった人が多いです。
最近では韓国のドラマやアイドルが世界中で人気にあり、こういった韓国の文化に情熱を注ぐ人のことをkoreabooとも表現するので、合わせて覚えておきましょう。
パリで開催されるジャパンエキスポは日本オタクの祭典だ。
The Japan Expo in Paris is a festival for weeaboos.
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「熱狂的」の意味を持つ単語
アニメに熱中したり、アイドルのコンサートで盛り上がる人のことを「オタク」と言っても、サッカーの応援で盛り上がる人のことは「オタク」とは言いませんよね。
そういった意味で、オタク的な趣味でないもので熱狂している人のことを表す単語があるので、合わせて紹介します。
freak
日本語としても使われることのあるfreakは熱狂者や中毒者として使われる表現です。「〜がないと生きていけない!」「~が好きでたまらない!」といったニュアンスが含まれています。
彼はロック狂だ
He is a rock freak.
buff
buffはマニア、愛好家という意味で使われる表現です。
週末になるとこの駐車場には車の愛好家が多く集まる。
Many car buffs gather in this parking lot on weekends.
ここで注意したいのは、マニアをそのまま英語に当てはめてI’m a car maniac.といったように使うと、実は不自然な表現になってしまうため、注意が必要です。
その代わりに、先ほど使ったbuffや、big fan of、really intoといった表現を使います。
私はこの時計ブランドの愛好家です。
I’m a big fan of this watch brand.
otakuはそのまま英語として通じる?
漫画→manga、アニメ→anime のように、日本語がそのまま海外で使われる場合と同じく、otakuという言葉も日本語が世界に広まって通じるようになった言葉です。
そのためプロフィール文にI’m a manga otaku.といったように書いている人も多く、どちらかというとgeekのようなポジティブな意味でのオタクとして使われています。
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まとめ
今回は、オタクに関する英語表現を紹介しました。
一言でオタクと言っても、種類によってさまざまな表現があることがわかりましたね。
現在はSNSで共通の趣味を持つ人と簡単に繋がることのできる時代です。
もしあなたがオタクと言える程の熱中できるものがあるなら、今回学んだ表現を使って,
世界中の人と共通の趣味を介して繋がってみてはいかがでしょうか。