英語で名刺を作ろう!役職や肩書き・部署・住所などの書き方と名刺交換のマナー
日本では、ビジネスの場面で重要な役割を担う、名刺。
必要な連絡先なども記載されているので、今後取引を続けていきたいと思う相手との名刺交換は欠かせませんね。
では、海外での名刺の役割はどうなのでしょうか?
名刺の渡すタイミングなども間違えないでおきたいですよね。
そしてそれ以前に、みなさんは英語の名刺を持っていますか?
自分の役職や肩書き、所属する部署や連絡先、会社の住所など、正しい情報が正しい順番で表記された名刺は持ち歩きたいものですね。
今回は、英語で名刺に情報を記載する際のルール、海外での名刺交換の仕方と、その他名刺にまつわる表現を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
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名刺に記載が必要な情報
名刺のレイアウトに厳密な決まりはありません。その分、各社のカラーが出て面白いというのも名刺の醍醐味ですよね。
そのような中でも、名刺に記載しておきたい情報はこちらです。
- 名前
- 会社名
- 役職
- 部署
- 会社の所在住所
- メールアドレス
- 電話番号
- 会社のホームページのアドレス
では、東京都新宿区1-1-1に所在する、ABC株式会社の営業部部長を勤める田中太郎さんを例に名刺の情報の書き方を確認しましょう。
名前
Taro Tanaka
役職
Head of Sales
部署
Department of Sales
会社名
ABC Co., Ltd
会社の所在住所
address
1-1-1, Shinjuku-ku, Tokyo
※住所の書き方の順番が、日本語の際とは逆になります。
メールアドレス
e-mail address
Taro_Tanaka@abc.co.jp
電話番号
phone number
+81 (0)3 0000 0000
※海外の方に渡す名刺には、国際電話用の番号を記載すると良いでしょう。
会社のホームページのアドレスは、もし英語版がある場合はそちらを記載するのがおすすめです。
役職名の確認にはこちらの記事が役に立ちます。
名刺のレイアウトのポイント
名刺のレイアウト自体にも厳密な決まりはありませんが、日本と逆で名前が1番上に記載され、その下に役職と部署名が並ぶことが多いです。
その際にも、記載の順番としては住所と同じ。役職が先に来て、その後に部署名が続きます。
そしてその後に、住所や連絡先といった情報が並ぶのが一般的です。
会社名は、ロゴなどと一緒に別の項や反対側の面に記載されることもあります。
自由度が高い分、さまざまなデザインを楽しめそうですね!
海外での名刺交換の仕方
日本では、ビジネスの場面において名刺をいつ、どのように交換するのかが厳密に決まっていますね。
一方、海外では名刺交換をすることは必須ではありません。
そのため、どうしても相手の名刺を手に入れたい場合などは、自ら申し出る必要があります。
その際に使える表現がこちら。
よろしければ、名刺交換をさせていただけませんでしょうか。
Could I exchange business cards, if you don’t mind?
もちろんです。少々お待ちくださいね。
Oh, sure. One second.
この例文からわかる通り、名刺は英語でa business card、名刺を交換する際の交換するという意味の動詞にはexchangeを使います。
この表現は、日本語訳からもわかる通り非常に丁寧な言い回しです。
ポイントとしては、電車を乗り継ぐときなどにchange trainsと目的語に複数形が用いられるのと同様に、自分の名刺と相手の名刺を交換するため、exchange business cardsと、目的語にはbusiness cards、複数形が用いられます。
また、名刺が欲しい、というニュアンスで、所有を表す動詞haveを言い回して似たような表現ができます。
名刺をいただけますでしょうか?
Could I have your business card?
もちろんです。どうそ。
Of course. Here you are.
少し砕けた表現で名刺交換を提案する場合、
名刺はお持ちですか?
Do you have a business card?
もちろんです、どうぞ。あなたのもいただけますか?
Yes, here’s my business card. Can I have yours, too?
といったようにやり取りすることもできます。
また、相手が名刺を持っていなかったとしても、
私の名刺をお渡しします。
Let me give you my business card.
と言って名刺を渡すことができますよ。
是非参考にしてみてくださいね。
名刺にまつわる関連表現
ここでは名刺に関わる表現を紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
名刺
a business card
a name card
one’s card
※my cardやhis cardなどと表現した場合、私の名刺、彼の名刺といった意味になります。
名刺入れ
a card case
名刺受け
a card tray
パスケース
a pass case
※パスケースは、のぞき窓付きのカードケースを指すことが多いです。ID等を入れて首から掛けるタイプのケースは、こちらに該当します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
海外では日本ほど重要な役割を担うことが少ないとはいえ、時には名刺交換をしたい!という場面に遭遇することもあるでしょう。
そんな際には、自ら積極的に
よろしければ、名刺交換をさせていただけませんでしょうか。
Could I exchange business cards, if you don’t mind?
と申し出てみましょう。
なにか新しいビジネスが始まるチャンスになるかもしれませんよ!