活躍するを英語で?スポーツやビジネスなど4つの使い方と意味を例文解説
「彼女は今も第一線で活躍しているよ!」「彼はついに世界で活躍する選手になった」「さらなるご活躍を期待しています。」などなど、スポーツやビジネスではしばしば、活躍するという言葉が使われますよね。
この「活躍する」を英語でどう表現するかわかりますか?英語にそのまま訳そうとすると、意外に難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、活躍するという表現にスポットを当てて、状況ごとに役立つフレーズを紹介します!
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大活躍するなどビジネスやスポーツで使える英語表現3つ
活躍するという日本語の最も基本的な意味は、すばらしい結果を出すことや、重要な働きをすることですね。まずは、これらの意味での「活躍する」を表現するのにちょうどいいフレーズを3つ紹介します。
この3つは、しっかりと活躍する、大活躍するというニュアンスを表現するのに適したフレーズなのでビジネスやスポーツでよく使われる表現です。早速みていきましょう!
①play an important role
重要な役割を果たすという意味のこのフレーズは、ビジネスシーンなどで使える表現です。
roleはロールプレイングゲームなどでおなじみの「役割」という意味ですが、同じく役割や部分という意味合いを持つ、partという単語に置き換えて使われることもあります。また、形容詞部分のimportantの代わりにsignificant(重要)などに置き換えることも可能です。
彼女は新たな職場で活躍するでしょう。
She will play an important role in her new position.
②have a big impact
大きなインパクトを残すと訳すことのできるこのフレーズでも「活躍する」を表現できます。
haveの代わりにmakeを使うことも可能。また、bigの部分はgreatなどの他の形容詞に置き換えてもOKです。
イチローはその試合で大活躍した。
Ichiro had a big impact on the game.
③show an outstanding performance
素晴らしい業績を示すという意味のこのフレーズもスポーツなどの場面で「活躍する」を表現したい時に使えます。
show以外の動詞であればachieveなどでも置き換え可能です。形容詞の部分には、outstanding(ずばぬけた、並外れた)以外にも、excellentやwonderfulなど、素晴らしいというニュアンスの形容詞が使えます。
真央はオリンピックで素晴らしい活躍をしました。
Mao showed an outstanding performance in the Olympics.
活躍するを簡単な3つの動詞で表現
素晴らしい業績を残すなどの大活躍とまでは行かなくても、「新しい会社で活躍する」というように、特定の領域で働く、力を発揮するというニュアンスで「活躍する」を使うこともありますね。
このような場合は、中学校レベルのやさしい動詞を使って表現することもできます。ここからは3つの動詞を使った表現を紹介します。
①work
働くという意味でお馴染みの動詞workを使っても「活躍する」は表現可能です。しっかり働いている、つまり活躍しているとイメージするとわかりやすいでしょう。
彼女は中国で活躍する女優さんかもしれない。
She may be an actress who works in China.
②do well
do well(うまくやる)を使っても「活躍する」のニュアンスを伝えることができます。他にdoを使って、do a great jobでも活躍している雰囲気を伝えることは可能です。
彼は新しい会社で活躍しているって聞いたよ。
I heard he is doing well at his new company.
③shine
少し大げさになるかもしれませんが、shine(輝く)も活躍の意味で使えます。印象深く表現したい時はshineを使って表現してもいいですね。
彼女はハリウッドでメイクアップアーティストとして大活躍しています。
She is shining as a makeup artist in Hollywood.
活躍している状態を4つの形容詞で表現
活躍している状態を伝えるだけなら、シンプルに形容詞だけで表現する方法もあります。
活躍している状態とは、注目を集めている状態、よく知られている状態と解釈すれば候補となる形容詞はたくさんあります。状況に合わせた形容詞をうまく選んで使いましょう。
①famous
活躍するのニュアンスが、有名であることと同じような状況では、中学校レベルの単語famousで表現できます。
彼は世界で活躍するサッカー選手です。
He is a world-famous soccer player.
②renowned
名高いや名声のあるという意味のrenownedという形容詞も、famousと同じような使い方ができるためよく使われています。
彼女はアメリカで活躍する作家です。
She is a renowned author in America.
③active
日本語でもよく使われるアクティブという単語。英語の形容詞activeには、積極的な、活発な、現役のという意味があり、活躍しているというニュアンスを伝えることができます。
私はテレビ業界で活躍したい。
I want to be active in the TV industry.
active inの形で、~の分野で活躍しているというニュアンスです。
彼女は仕事の第一線で活躍しています。
She is very active on the front line of work.
④international
少し状況は限定されますが、国際的に活躍する様子を表したいときは、シンプルにinternationalだけでも世界で活躍している様子が十分伝わります。
彼の夢は世界で活躍するパイロットになることです。
His dream is to become an international pilot.
ビジネスシーンでの挨拶「活躍を祈る」の定番フレーズ
「ご活躍をお祈りします」など「活躍を祈る」というフレーズは、ビジネスシーンでよく使われますよね。
このような挨拶が目的の場合には、ここまでで紹介した「活躍する」の表現は適当ではないこともあります。なぜなら、ビジネス上での挨拶は、具体的な行動を伴う「活躍」をイメージしているわけではなく、単に挨拶上での言い回しとして使っているからです。
この「活躍を祈る」という挨拶は、相手のビジネス上での成功や幸運を願っているというニュアンスです。そこで、success(成功)やluck(幸運)という単語を使うと、挨拶としてあまり重すぎないニュアンスを表現できます。
ここではsuccessとluckを使った「活躍を祈る」の決まり文句を紹介するので、そのまま覚えて使ってみてください。また、慣れたら適宜アレンジして使ってもよいでしょう。
①successを使った「活躍を祈る」
successは順調に物事が進む様子を表すので、活躍の意味としてビジネスの場面で使えます。
ご活躍をお祈りします。
I’m hoping for your success.
今後ともさらなるご活躍を祈っています。
Best wishes for your continued success.
新たな職場に移られても、よりいっそうのご活躍を願っています。
I wish for your continued success in the new position.
②luckを使った「活躍を祈る」
luckは友人同士の軽い挨拶にも使えますが、活躍のニュアンスでビジネスシーンで使っても問題ありません。
ご活躍を祈っています。
We wish you good luck.
努力が実り、ご活躍されることを願っています。
I wish you the best of luck in your future endeavors.
次の職場でも大いに活躍されることを期待しています。
We’re wishing you the best of luck in the next step of your career.
まとめ
いかがでしたか?今回テーマにした活躍という言葉のように、日本語では何気なく使うけど、英語では状況ごとに表現を使い分けないと伝わらないというものは他にもたくさんあります。
今回は、活躍するという言葉の解釈、捉え方が状況によって変わることを想定しながら、使い方の例を紹介しました。
英語を学ぼうとすると、日本語の解釈の問題、つまり自分が持つ日本語力そのものに向き合うことにもなります。しかしそれこそが、英語を学ぶ楽しみの1つではないでしょうか。
ちょっとした好奇心を英語力アップのモチベーションに繋げていったり、英語表現を増やす中で日本語そのものへの理解もさらに深めていったりという学び方が理想です。
この記事に興味を引かれたあなたならこれからもきっと大丈夫!自信をもって言葉の勉強を進めてくださいね。