big timeの英語での意味やスラングの使い方を例文解説
日常会話やドラマ・映画の中で度々出てくるスラング。単語自体の元々の意味は知っているのに、スラングだとそんな意味になるの?という経験がある方も多いのではないでしょうか。
例えば、病気という意味の「sick」はスラングだと「かっこいい」、「a piece of cake」では「簡単、朝飯前」など初見では推測も難しい表現がたくさんあります。
今日はそんなスラングの中でも、とても使える「big time」という表現について学習していきましょう。ちなみに大きな時間という意味ではありませんよ。早速使い方をチェックして、英会話の中にも取り入れてみましょう!
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big timeの意味
基本的に2つの意味で使われます。
①非常に、大いに
big timeは日本語にすると「非常に、大いに、とても」という意味で、類義語は「very」や「a lot」が該当します。文章の中で副詞としても使えますが、質問に対しての返事としても使うことができるんです。例文も見てみましょう。
抹茶にとてもはまってるんだ。
I’m big time into green tea.
あなたのこと、大好きだよ。
I like you big time.
本当に恩にきるよ。
I owe you big time.
この借りは返してもらうよ。※直訳にすると「あなたは私に大いに借りがある」
You owe me big time.
A : 昨日お母さん怒ってた?
Was your mom angry last night?
B:めっちゃ怒ってた!何時に帰るか電話すればよかった。
Big time! I should’ve called and let her know what time I was coming home.
サッカーの試合で大惨敗しちゃった。
We lost in the soccer game big time.
普段だとついつい言い慣れた「very」や「a lot」を使いがちですが、「とても」と言う単語自体は頻出なので、「big time」を使うチャンスは多いのではないでしょうか。親しい友人との会話の中で練習してみても良いですね。
②一流の、トップレベルの
big timeは、「一流の、トップレベルの」という意味でも使うことができます。名詞の前につける時はハイフンを付け足しましょう。
彼は一流のハリウッド俳優だ。
He is a big-time Hollywood actor.
数年の大不況の後、我が社もついに一流企業に成長した。
After a few years of terrible depression, our company finally made it big time.
このように様々な場面で使うことができますが、人の性格や性質、行動に関しては借りがある時、そして勝敗の場面で使われることが多いようです。
スラングなので使う場面には注意
気をつけたいのが、big timeはスラングなので友人や親しい人とのカジュアルな会話の中でのみ使えるという点。ビジネスの場面には適しません。
そもそもスラングとは、若者言葉や流行語、造語などの砕けた表現のことを言います。なので新しい言葉が生まれることもあれば、逆に使われなくなっていく言葉もあるのです。
特に日常会話にフォーカスをしている方は、SNSやインターネットで情報をアップデートしておくと良いですね。ネイティブスピーカーの知り合いがいる人は、機会があればどのような場面で使って良いのか尋ねてみましょう。
また新しく知り合った人と会話をする時は、スラングは避けた方が無難です。
big timeと類似したスラング
最後にbig timeのように、簡単な単語だけど元の意味とは異なるスラングをご紹介します。
どれもこなれて聞こえる表現なので、明日からの英語でのコミュニケーションに取り入れてみましょう!
no cap 「嘘じゃない」
本当だよ、アキはハーバード大学に受かったんだよ。
No cap, Aki got into Harvard university.
buzzed 「ほろ酔い」
チューハイを2杯飲んだら、ほろ酔いになってきた。
I’m getting buzzed after two cups of chu-hi.
元々は「ブンブン飛ぶ」「忙しく動き回る」という意味。
flake 「信用ができない」
ケンタはいつも遅れてくるから、信用できないね。
Kenta is a flake since he is always late.
形容詞だとflaky、熟語ではflake on someoneで「~をドタキャンする」という意味になります。
ate that「大成功した」
プレゼンテーションすごかったね!大成功じゃん!
Your presentation was awesome! You ate that!
人が凄いパフォーマンスをした時、その人を褒めるために使います。
a piece of cake「簡単、朝飯前」
A : 私の論文ダブルチェックしてくれない?
Do you mind double checking my thesis?
B : 簡単だよ!終わったら言うね。
A piece of cake! I’ll let you know when I’m done.
flick「映画」
最新のマーベルの映画はもうみた?
Have you seen Marvel’s latest flick?
beat「ひどく疲れた」
最近残業続きだったから、ひどく疲れたよ。
I have been working overtime these days so I am beat.
肯定文では使いますが、否定文では使えないので注意です。
the blueprint「創造人、独創性に溢れた人」
あの歌手はクリエイティブだから好きだよ。
I like that singer, he is the blueprint.
tea「ゴシップネタ」
最近彼女とどうしてるか教えてよ!
Spill the tea about how you and your girlfriend are going!
flex「自慢する、見せびらかす」
マットは先月スポーツカーを買ったらしいよ。みんなに自慢してた。
I heard that Matt bought a new sports car. He was flexing on everyone.
元々は「曲げる」という意味です。SNSで見たことがある人もいるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?スラングの使いすぎは、軽い言葉使いやマナーが悪いイメージを与えてしまうので、親しい友人との間でのみ使うなど、シチュエーションをわきまえましょう。
しかし、きちんとニュアンスを理解して会話に入れることができれば一気にこなれ感が出ますし、相手がいざ使った時にもスムーズなコミュニケーションが可能となります。
また、スラングによっては使うことで会話がよりナチュラルになり、相手との距離も一気に近づくことができます。日本人同士でも、やはり気兼ねなく言葉を選ぶことができるとリラックスして話が弾みますよね。
現代ではスラングを学習できるコンテンツもたくさん存在します。自分の好きな映画やドラマだと楽しみながら勉強ができますね。インプットをした後は、アウトプットも勿論大切。明日からの英会話でスラングにチャレンジしてみましょう!