覚えておくと便利!プレゼンや資料で使える目次の英語表現と例文
本を読む際に目にする機会の多い、目次。英語では何と言うのでしょう?
学生時代の論文をはじめ、プレゼンテーションの資料などにも欠かせない単語。でも、意外と思い浮かばない方も多いかもしれませんね。
今回の記事では目次の英語表現と、目次を意味する言葉、その例文もあわせて紹介します。
正しい言葉と使い方をマスターし、自然な英語を身につけましょう!
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目次を表す英語表現
目次を表す英語表現はいろいろあります。ここでは主な3つの表現を見てみましょう。
table of contents
目次を表す際に使われる英語表現でもっとも一般的なのが、table of contents。もっとも、書籍などの目次ページには、contentsと表示されることがほとんどです。
contentとは内容という意味。tableというと日本人にとっては食卓や机のイメージが強いですが、この場合は表、目録という意味です。タイムテーブルなどと同じですね。
agenda
agendaは協議事項、予定表といった意味を持つ単語。
最近は日本のビジネスシーンでも、アジェンダというカタカナ表記を目にする機会が増えてきたので、見聞きしたことがあるという方も多いのでは?
日本では検討課題や行動計画の意味で使われることが多いですが、英語でも会議などの議題といったニュアンスがあります。
outline
outlineも目次という意味で使われることがあります。そのほかに概要、輪郭といった意味があります。out+lineでわかる通り、外側のライン、つまり輪郭。日本語でもアウトラインといいますよね。
indexは目次ではない!
目次といえば、indexという単語を思い浮かべる人もいるのでは?しかし、実はindexは書籍などの巻末に置かれる索引のことで、巻頭に置かれる目次のことではないのです。目次が内容を示す見出しを順番にまとめたものであるのに対し、索引はデータを効率よく検索できるようにまとめたもの。
どちらも資料内容をまとめたものなので一見似ているように思えますが、目的が違いますね。よって、英単語も異なるわけです。
indexには物事をピンポイントで指し示すニュアンスもあります。指摘するといった意味の動詞としても使われることも。人差し指が、index fingerと呼ばれるのはそのニュアンスによるものです。
英語での親指から小指までの呼び方に関してはこちらの記事もおすすめです。
プレゼンで目次を説明する時に役立つ表現
目次を表す表現の次は、実際の使い方について例文を見てみましょう。ビジネスシーンで使われることが多い表現ばかりなので、覚えておくと便利です。
今日の会議のアジェンダを送ります。
I am going to send the agenda for today’s conference.
conferenceは会議、協議会、相談などの意味があります。カタカナ表記のカンファレンスは日本のビジネスシーンでも同様の意味でよく使われますね。
目次を参照してください。
Please refer to the table of contents.
refer toで、参照する、参考にするという意味になります。
また名詞はreferenceで参照、照合という意味です。カタカナ表記のリファレンスも日本語でよく使われる言葉です。
目次は3ページ目です。
The table of contents is on page 3.
目次はthe table of contentsでしたね。○○ページに目次があると言いたい時には前置詞onを使いましょう。on+page+(ページ番号)で、ページ数を表すことができます。
こちらが本日のアジェンダです。
Let me show you the agenda of this presentation.
目次を提示したら、順番に項目と流れを説明すると丁寧。説明の仕方をみてみましょう。
最初に最新のビジネス状況から説明します。
I will start with the latest business trends.
次に日本市場における問題点を説明します。
Then I will talk about problems of the Japanese market.
次にアメリカ市場を説明します。
After that, I will touch on the U.S. market.
最後に結論をまとめます。
Lastly, I will conclude with a summary.
項目を説明する時は次のような副詞を文頭に入れることで、順序立てて説明することができます。
firstly 第1に、はじめに
secondly 第2に、次に
thirdly 第3に、3番目に
また、thenやafter thatといった副詞にも、次にという意味があります。
~について説明します、と項目を紹介したいときは
I will mention~.
I will touch on~.
I will talk about~.
などで表現できます。
目次が表示されていても、プレゼンの全体構成を改めて説明することにより、後に続く内容の理解をより深めてもらうことができます。
論文やレポートの目次
論文には目次が必要ですし、レポートでも求められることがあります。ここでは、論文やレポートの目次で使われる英語表現をいくつかみてみましょう。
要旨
Abstract
序章
Introduction
第1章
Chapter 1
第2章
Chapter 2
結論
Conclusion
結果
Results
注
Notes
引用文献
Works Cited
参考文献
Reference / Bibliography
付録
Appendix
目次に記載するのは、文章の構成です。構成は研究分野や目的により異なり、提出先のルールやフォーマットがありますので注意してくださいね。
またその分野の過去の資料や論文などを参考にしてみるのもおすすめです。
論文やプレゼンテーションの表現についてはこちらの記事も参考になります。
まとめ
目次や目次に関連する英語表現、いかがでしたか。
ビジネスシーンやプレゼンテーションで使われる表現は日常英会話とは異なり、専門用語や独特の言い回しになることが多いです。慣れないうちは大変かもしれませんが、常套句として使われることが多いため、一度覚えてしまえば応用が利くというメリットもあります。
プレゼンテーションの冒頭で流れを説明できると、聞く人にとってもわかりやすく助かりますので、是非この機会に覚えて使ってみてくださいね。