忙しい人へ!効率的な英語トレーニングとその理由
英語を勉強したい!でも、毎日仕事に家事に忙しい…。そんな人は多いと思います。
忙しい毎日でも、時間を上手に使って、効率的な英語の勉強ができるといいですよね。
でも、どうすれば忙しい生活の中で効率的に英語を勉強できるのでしょうか。
実は、これにはとっておきの方法があります。
忙しい人におすすめ、隙間時間で実践できる英語トレーニングをいくつか紹介しましょう。
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朝から晩まで忙しい人必見!
お仕事をしている人は、朝に出勤、夜遅くに帰宅と、休日以外は1日中忙しいもの。
その休日も、用事でつぶれてしまうと、ゆっくり時間を割いて英語を勉強する時間なんて取れそうもありませんよね。
主婦の方だと、家族のために朝から晩まで家事に追われっぱなし。
休日もなく、むしろ家族のお休みには普段の倍くらい忙しい、なんてこともありそうです。
それに、いざ英語の勉強をしようと思うと、教材やテキストなどを買い揃えて勉強する!という気にならないとなかなか続きませんね。
国際的なニュースが飛び交い、外国人と交流する機会も増えた昨今、英語を身に付けておきたい!と思っても、忙しい毎日に追われて、なかなか勉強ができず集中もできない。
そんな人におすすめの勉強方法が、独り言トレーニングです。
独り言トレーニングって?
あなたは人間が1日の間に頭に思い浮かぶ事柄の数をご存じですか?
近年の脳科学の研究では、人間は、1日の間に約5万の考えが、頭の中に思い浮かんでは消えていくと言われています。
そんなに考え事をしているかしら?と思いますよね。
5万個という数字を見ると膨大に感じますが、大半を占める考えは「お腹空いてきたな」とか、「ちょっと疲れたなあ」といったものです。
毎日を過ごす中で、ごく自然に浮かんでくる些細な考え。少し考えて、あっという間に消えていく思考や事柄。これらは頭の中の独り言です。
誰しも日々生活を送りながら、いつでも5万個程度の独り言を、頭の中に思い浮かべているはずです。
ですから、この独り言を、英語のトレーニングに活かしてみましょう。
普段頭の中で思い浮かぶ単語を英語にしちゃう!
独り言というのは、口には出さずとも、ほぼ日常的に誰もが考えているものです。
毎日、お腹が空いたら「お腹が空いたな」と思いますし、仕事や家事で体がくたびれたら「疲れたな」と思うでしょう。
つまり、日々生まれて消える5万個の考えは、日常会話のひとつなのです。
日常会話は、他人とコミュニケーションを取る時にも当然使うものですから、これらを英語で表現できれば、英会話でのコミュニケーションもできるようになります。
例えば、「お腹が空いたな」と思ったら、頭の中でI’m getting hungry.
と変換してみます。
「疲れたな」と思ったら、I’m tired.
と変換してみましょう。これが独り言トレーニングです。
英語を英語のまま考えられる!独り言トレーニングの効果!
英語の学習を始めたばっかりの頃って、ついつい聞いた英語を日本語に変換・翻訳して、日本語で文面を考えてから英語のセンテンスに変換し直してしまいますよね。
とっても億劫でめんどくさいけど、そうしないと意味がわからない!
でも、この独り言トレーニングを実践していくと、その面倒がなくなります。
というのも、日々の頭の中にある独り言を常に英語に置き換える訓練をすることで、自然と脳が英語に慣れてきます。
慣れてくるということは、わざわざ日本語を仲介しなくても英語の思考が出来上がってきているので、変換する必要がなくなるのです。
隙間時間にどこでもいつでもできる!
普通は、お腹が空いたな。(=I’m getting hungry.)
と思って、そのまま頭の中で完結してしまいます。
あくまで独り言であるため、他人に理由などを説明する必要がないからです。
ところが、もしも相手がいて、会話をしていれば、何故自分はお腹が空いているのか、何が食べたいのかといった、「お腹が空いた」前後の内容を伝えなければなりません。
そこで、独り言トレーニングでも、お腹が空いたな。(=I’m getting hungry.)で完結してしまうのではなく、会話と同じように、そこから先も英語で考えてみましょう。
例えば、何故自分はお腹が空いているのか。
という理由であれば、以下のようになります、
お腹が空いてきちゃった。
I’m getting hungry.
今朝、朝ごはんを食べてないから。
I didn’t have breakfast this morning.
あるいは、お腹が空いたからどうしたいのか。
何が食べたいのか。
願望や予定は以下のようになります。
ステーキが食べたいな。
So, I want to eat steak.
このように、独り言プラス理由や前提、願望や予定といった調子で、独り言に前後のセンテンスを付け足してみます。
そして、それらをどんどん英語に変換していってください。
お腹が空いた、それはどうしてか、だからどうしたいのか。これだけで、3つのセンテンスが出来上がります。
何か独り言を思いついたら、思いついたことをまず英語にしてみる。
次に、何故その独り言が思い浮かんだのか、前提も英語にする。最後に、だからどうしたいのかというところまで英語にしていく。
独り言トレーニングで大事なことは、こうした作業を毎日、いつでもどこでもやってみることです。
応用編!気分転換のときも英語!
ほかにも、独り言トレーニングを使った応用編をご紹介します。
英語の日常会話って、英語圏の国に住んでいたりネイティブの友人がいないかぎりなかなか耳にしませんよね。
そんなときにオススメの勉強法は、洋画を使った勉強法です。
普段洋画は、気分転換に日本語吹き替え版、もしくは日本語字幕で見る方がほとんどだと思います。
しかしそんな気分転換も使い方次第で隙間時間で勉強ができる非常に便利なツールに早変わりするのです!
やり方は簡単です。まず、好きな洋画を日本語字幕版でじっくり鑑賞します。
もし時間があるようでしたら、2回見て、どんな言い回しをしているのか、どんなことを言っているのかをきちんと理解しておきましょう。
見終わったら、今度は英語字幕に切り替えます。
ほとんどのDVDやBD、動画サイトは英語字幕と日本語字幕の切り替え機能がありますね。
これを使って英語のセンテンスや文法を学んだり、先ほどの独り言トレーニングを使って登場人物が使っている英語を口ずさむことができます。
たくさんのフレーズを覚えることも大切ですが、ワンフレーズだけでも覚えるのは大変な進歩です。こうすることで、英語圏の方が使っているスラングなどを手っ取り早く学習できます。
ライティングにぴったり!日常に英語を取り入れる!
こういった独り言トレーニングは、会話の練習などに役立つトレーニング法ですが、ライティングをスキルアップしたいという方もいらっしゃるでしょう。
そんなときは、思い切ってさらに日常にどっぷりと英語を取り入れてみましょう。
具体的には、英語3行日記という方法です。3行日記というものを知っている方、あるいは実践している方も多いのではないでしょうか。
1日に起こったことを、箇条書きでもいいから3行にまとめるものですが、これを思い切って英語にしてしまうということです。
たとえば「家事をした」「お昼ご飯を食べた」「買い物に行った」を英語にすると、下記のようになります。
I did the housework.
I ate lunch.
I went shopping.
この程度のセンテンスでしたら、辞書を引く、翻訳機能で調べるなどしてすぐに実践できると思います。
慣れてきたら、何時にそれを行ったのか、誰と行ったのか、どう思ったのか…など、書く事柄を増やしていきましょう。
一度簡単な文章を日常的に書けるようになれば、あとはいくらでも応用がききます。
また、独り言トレーニングとセットで、書く事柄を言いながら日記をつければ、ライティングとスピーキングの訓練が同時にでき、一石二鳥ですね。
まとめ
頭の中で思い浮かんだ独り言を、どんどん英語にしていく独り言トレーニング。そして英語で出来事を日記に書いていく3行英語日記。
これなら忙しい人でも、効率的に英語のトレーニングができますよね。
満員電車の中で、あるいは料理をしながら、頭に思い浮かんだことを英語に変換。思ったことや体験したことを英語で記録につける。
地道な作業ですが、こうした地道な努力を通して英語は上達するものです。
最初は簡単なセンテンスや言い回しから始めて、慣れていったらいつ、どこで、誰と、というようにより具体性を増していきましょう。
千里の道も一歩から、日常の中に取り入れてコツコツと積み重ねていけば、その分だけ上達は早くなります。ぜひトライしてみてください。
動画でおさらい
もう一度、動画でおさらいしてみましょう。