特選フレーズ集!英語が聞き取れなかった時の対応
英会話で相手の発言を上手く聞き取れなかったとき、頭が真っ白になって焦ることがありますよね。
どうしようとパニックになったり落ち込んだり…そういう経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
でも、心配は要りません!
これから、聞き取れなかったときに使える特選フレーズを紹介します。
聞き取れない3つの原因を基に、それぞれの場面での対処法とフレーズをまとめていますので、ぜひ覚えて使ってくださいね。
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英語が聞き取れない3つの原因
特に自分のリスニング力に自信がない人は、「英語が聞き取れない。」とひと言で片付けてしまいがちです。
でも、この聞き取れないには、大きく分けて3つのパターンが考えられます。
- 話すスピードについていくことが出来なかった
- 英語ネイティブが使う単語や表現を知らなくて、理解することが出来なかった
- 騒音など、周りの音がうるさかったせいで聞き取ることが出来なかった
ではこれから、この3つのパターンそれぞれについて、どのように対処していけばいいのかをフレーズとともに紹介していきましょう。
その1:話すスピードが速くて聞き取れなかった場合
日本で行う英会話の授業では、日本人でも英単語の一つひとつがわかるように、できるだけゆっくりと発音しています。
しかしネイティブの会話というのは、とにかくスピードが速くてリズム感が違います。
海外では、ものすごい勢いでマシンガンのようにバーっと話す人も少なくありません。
すると、授業で練習していたようなスピードに慣れてしまっている人は、そのネイティブの会話についていけなくなってしまうことがあるのです。
わからない時は聞く!
対処法:その場で聞き返す!
相手の話すスピードが速くて聞き取れなかったとき、頭が真っ白のまま終わってしまってはいけません。
その場で絶対に言っておきたいのが、次のフレーズです。
ごめんなさい。理解出来ませんでした。
I’m sorry. I don’t understand.
このように、すぐにひと言伝えましょう。
このI don’t understand.という表現が失礼なのでは?と思うケースがあるかもしれません。
確かに日本人同士が日本語で、もしくは英語を母国語とする人同士が英語で話をしているときなら、失礼になることもあるでしょう。
しかしあなたは、英語が母国語ではありません。
そのことは、ネイティブである相手もわかっています。
ですから、ちゃんと理解出来なかった場合には「理解出来ません、ごめんなさい。」と、その場で素直に伝えてみましょう。
そしてもうひと言、理由が話すスピードであることも伝えられると良いですね。
もう少しゆっくり話してもらえますか?
Can you speak more slowly, please?
より丁寧に伝えたいときには
もう少しゆっくり話していただけないでしょうか?
Would you mind speaking more slowly?
どちらにせよ、このようなひと言を添えれば、相手はゆっくり話してくれるようになるはずです。
聞き取れなかったにも関わらず、わかったふりをして何も聞かない方が失礼にあたりますし、その後の会話も上手く成り立ちません。
あなたは英語が母国語ではないのですから、わからないことがあっても当然と考え、気後れせずにきちんと伝えてください。
その方が、良好なコミュニケーションを取ることが出来ますよ。
その2:単語や表現が理解出来なくて聞き取れなかった場合
次に、ネイティブが使う単語や表現がわからなかったパターンです。
勉強してやっと日常会話にまでこぎつけた人にとって、まだ知らない単語や表現があっても不思議ではありません。
ましてやスラングとしての単語の意味や表現ともなると、よほどの事前知識がない限り、とっさに理解することは難しいでしょう。
でも会話が途切れるのを気にして、理解出来ない単語や表現が出てきても聞き流してしまう人は多いのではないでしょうか。
対処法:他の言い方や意味を聞いてみる
意味のわからない単語や表現が相手の口から出てきて、発音はバッチリ聞き取れたものの内容がさっぱり…。
こんなときは聞き流さず、このように伝えてみましょう。
違う(別の)言い方でいってもらえますか?
Can you say that in a different way?
Can you say that in another way?
どちらも言い換えて欲しいとお願いするときの表現です。
でも、とっさに上記のような文章が思いつかないときには
Another way?
このように言うことも出来ると思います。
また、別の表現として、自分が聞き取れなかった音(〇〇)を入れて
〇〇ってどういう意味ですか?
What does 〇〇 mean?
と聞く方法もあります。
このように、知らない単語や表現が会話に出てきたら、まずは確認をしてみましょう。
その1でも述べたとおり、あなたが母国語ではない言語を話しているのは相手も理解しているので、きちんと聞けば教えてくれるはずです。
意味がわからなかったときには、別の表現で言い直してもらう、単語の意味を教えてもらう、いずれかの方法で聞いてみましょう。
そこからまた、会話が広がるかもしれませんよ。
その3:騒音などで聞き取れなかった場合
最後に、周りの騒音などで聞き取れなかったパターンです。
スムーズに会話が出来ていたのに、突然サイレンが鳴ったり犬が吠えだしたりと、周りの大きな音のせいで聞こえなくなってしまうというのは、日常では良くあることです。
この場合は前述の2つとは違って、気持ち的にも比較的聞き返しやすいパターンではないでしょうか。
対処法: ストレートに聞き返す
単純に音声が聞こえなかったときには、
Sorry.(ちょっとすみません。)
と言った後に、こう続けましょう。
なんて言いましたか?
What did you say?
この他にも、いろいろな表現があります。
ごめんね、聞き取ることが出来ませんでした(聞こえませんでした)。
Sorry, I couldn’t hear you.
ごめん。もう1回言ってもらえるかな?
Sorry. Can you say that again?
周りの音のせいで聞こえなかったときには、楽しい会話を続けるためにも、相手への確認がとても重要です。
どの表現でも良いので、覚えておいて確認するようにしましょう。
まとめ
英語の会話を聞き取るのは、最初は難しいはずです。特に英会話教室で習ったスピードに慣れている人からすると、ネイティブの会話のスピードに驚くことが多いかもしれません。
しかし、相手はネイティブ同士の会話ではないことを理解してくれているはずです。
何度も聞き返してしまうのは気が引けるかもしれませんが、理解できないままわかったふりをして会話をする方が失礼にあたるので、積極的に聞くようにしましょう。
聞くことが出来ずに英会話フレーズやリスニング勉強法を家で調べるよりも、今回紹介した「特選フレーズ集」を参考に、その場で聞き返すことをおすすめします。英会話学習には実践も大切。
生きた言葉や発音をものにするためにも、ぜひ覚えておいてくださいね。
【特選フレーズ集】
①話すスピードについていくことが出来なかったら…
I’m sorry. I don’t understand.
ごめんなさい。理解出来ませんでした。
Can you speak more slowly, please?
もう少しゆっくり話してもらえますか?
Would you mind speaking more slowly?
もう少しゆっくり話していただけないでしょうか?
②ネイティブが使う単語や表現を知らなくて、理解することが出来なかったら…
Can you say that in a different way?
Can you say that in another way?
違う言い方でいってもらえますか?
Another way?
別の言い方だと?
What does 〇〇 mean?
〇〇ってどういう意味ですか?
③騒音など、周りの音がうるさかったせいで聞き取ることが出来なかったら…
Sorry. What did you say?
ちょっとすみません。なんて言いましたか?
Sorry, I couldn’t hear you.
ごめんね、聞き取ることが出来ませんでした(聞こえませんでした)。
Sorry. Can you say that again?
ごめん。もう1回言ってもらえるかな?
動画でおさらい
「特選フレーズ集!英語が聞き取れなかった時の対応」を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。