発音記号をチェック!「heel」と「heal」実は同じ発音

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日本語のカタカナ読みではどちらもヒールになるheelhealですが、正しい発音の違いは分かるでしょうか?
実はこの2つ、発音が全く同じなんです!

こうした同じ発音で意味が異なる同音異義語は、日本語や英語に限らず、あらゆる言語に存在します。
どのような言語であれ、前後の文脈から推測しないとネイティブでも判断がつかないケースの多い同音異義語。
そのため、初めて外国語を学習する人や日常会話を練習中の人には、なかなかやっかいですよね。

そこで今回は、heelとhealを例に同音異義語と聞き分けるコツについて解説します。

Homonym(ハーマニィム)とは?

英語で同音異義語のことを、Homonym(ハーマニィム)と言います。

日本語でも、例えば「さんか」という読みなら
参加、賛歌、酸化、傘下、産科
と、たくさんの異義語がありますよね。

英語も同じです。
今回の例であるヒール(heel、heal)以外にも、たくさんのHomonymがあります。
発音のヒントとなるカタカナ読みといっしょに、いくつか単語例を見てみましょう。

(1)heel(かかと)/heal(治る、癒す)
発音記号:híːl

カタカナ読み:ヒール

(2)dear(親愛な)/deer(鹿)
発音記号:díər

カタカナ読み:ディアー

(3)I(私は)/eye(目)
発音記号:ái

カタカナ読み:アイ

(4)son(息子)/sun(太陽)
発音記号:sʌn

カタカナ読み:サン

(5)sweet(甘い)/suite(ホテルなどのひと続きの部屋)
発音記号:swíːt

カタカナ読み:スイート

同音異義語というだけあって、カタカナ読みどころか発音記号がまったく同じなのに気づきましたか?

厳密にはHomonymの仲間にも微妙に発音が異なる単語があったりします。
ですが会話では、その微妙な違いがはっきり分かるほどのスピードではほとんど発音しませんし、個々の単語が発音記号通りの発音にならないことも良くあります。

単語によっては二重母音やフラップTなどの発音規則が適用されるものもあれば、文章では2つの単語の間に子音が挿入されて読まれるリエゾンが生じる部分があるなど、なかなか型通りにはいきません。

リスニング練習に励んで微妙な違いを聞き分けられるように…なんて思っても、難しいものです。
では、どうすれば良いのでしょうか?その方法を次で紹介します。

同じ発音の単語を聞き分けるコツ

同じ発音のHomonymを聞き分けるには、文脈や会話の内容を通じて判断するしかありません。
ちょっとしたコツがあるとするなら、良く一緒に使われる単語やフレーズを覚えてしまうことです。

ではどんな感じのフレーズがあるのか、heelhealで見てみましょう。
意味の他にカタカナ読みと使用例も添えておきますので、発音の参考にしてください。

heelを使った表現の例

(1)意味:アキレスのかかと、弁慶の泣き所、弱点、急所
achilles heel(アキィリィーズ・ヒール)

例:数学は私の弱点でした。
(=私は数学が苦手でした。)
Math was my achilles heel.

(2)意味:ひび割れたかかと
cracked heel(クラァクトゥ・ヒール)

例:かかとのひび割れを治す方法を知ってますか?
Do you know how to heal cracked heels?

(3)意味:(ボールを)かかとで後方にける
back-heel(バック・ヒール)

例:私はサッカーのバックヒールゴールが大好きです。
I get so excited when I see back-heel goals in football.

(4)意味:(靴の)ゴム製のかかと
rubber heels(ラァバァ・ヒールズ)

例:このゴム製のかかとを直すのにどのくらい(時間が)かかりますか?
How long will it take to fix these rubber heels?

(5)意味:支配されて
to heel(トゥ・ヒール)

例:必要なら、君はあの少年を従わせるんだ。
You will bring the boy to heel, if you need.

(6)意味:すぐ後ろについてくる、服従する、おとなしく従う、言うことを聞く
come to heel(カム・トゥ・ヒール)

例:(散歩時の)犬のしつけ方が知りたいな。
I want to learn how to train a dog to come to heel.

(7)意味:~に踏みにじられて、~に虐げられて
under the heel of~(アンダァ・ザ・ヒール・アヴ)

例:私達の国は、決して外国の力に屈することはないでしょう。
Our country would never submit to living under the heel of a foreign power.

healを使った表現の例

(1)意味:傷を治す
heal a wound(ヒール・ア・ウーンドゥ)

例:彼は傷を治すためにできることはすべてした。
He did all that could be done to heal the wound.

(2)意味:(傷・けがなどが)治る、癒着する
heal up(ヒール・アップ)

例:その切り傷は一週間で治るでしょう。
The cut will heal up within a week.

(3)意味:自然治癒力
power to heal by itself(パゥア・トゥ・ヒール・バァィ・イトゥセルフ)

例:あの木には自然治癒力がある。
That tree has the power to heal by itself.

(4)意味:心の傷を癒やす
heal an emotional scar(ヒール・アン・イモォゥシャンル・スカー)

例:彼女の歌は心の傷を癒します。
Her song heals an emotional scars.

(5)意味:悲しみを癒やす
heal grief(ヒール・グリィーフ)

例:ペットを飼うことは悲しみを癒してくれます。
Having pets can heal the grief.

(6)意味:仲直りする
heal relationships(ヒール・リィレェィシャンシィプス)

例:ケンとトムは仲直りしました。
Ken and Tom healed their relationships.

(7)意味:治りにくい、治癒しにくい
heal poorly(ヒール・プゥアリィ)

例:祖父の病気はなかなか治りません。
My grandfather’s sick heals poorly.

(8)意味:国を立て直す
heal the body politic(ヒール・ザ・バディ・パラァティク)

例:新しいリーダーが国を立て直すでしょう。
New leader will heal the body politic.

会話の最中に相手の発音を拾いながら文脈を考えるという作業は、英会話初心者にはなかなかハードルが高いと思います。
ですので、それぞれの単語を含んだフレーズをある程度覚えておくのが、同音異義語を聞き分けるのに役立つでしょう。

単語や熟語の勉強の1つとして、同音異義語の切り口からいろいろなフレーズや例文を自分でも調べてみてください。こんな表現があるのか!と楽しみながら、知識の幅を拡げることができますよ。

アメリカ英語の発音の特徴とは?イギリス英語と比較してみました。

プロレス発祥のスラングとして「悪役」をヒールと言いますが、この言葉の綴り字はheelです。
語源には諸説ありますが、「かかとで人を踏みつけるような悪い奴」ということから極悪レスラーを指してheelと言うようになった、という説があります。

一方、聖書が由来だとする説の場合は「悪人はかかとのように踏みつけられる存在だ」という、まったく逆の意味合いになります。なかなか深い意味合いがありますね。

まとめ

発音が同じでも意味がまったく異なる「heel」と「heal」。
前後の文脈やシチュエーションを通じて、どちらの単語なのかを見極めて聞き取る必要があります。日本人にとって、同じような発音に聞こえる単語の聞き取りは難しいもの。

フレーズを基に文脈をつかみながら聞き分けられる力をつけて、ネイティブとスムーズな形でコミュニケーションを取れるように頑張りましょう。

動画でおさらい

発音記号をチェック!「heel」と「heal」実は同じ発音を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。

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